マガジンのカバー画像

正岡子規『はて知らずの記』本文

35
正岡子規『はて知らずの記』(1893年)の本文を紹介しています。読み易いよう、文を短く区切って配置しました。旧い文体ですが、意味が判らないようで、判る(笑)面白さを味わっていただ…
運営しているクリエイター

#紀行文

正岡子規『はて知らずの記』#34最終回 八月二十日 (汽車)→上野

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 上野着。家に帰る。二十日は、白河の関に…

正岡子規『はて知らずの記』#30 八月十六日 大曲→湯田

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 山へ入り、温泉場の台所で寝る。十六日、…

正岡子規『はて知らずの記』#29 八月十五日 秋田→大曲

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) ほとんど人力車で南東へ。十五日、秋田を…

正岡子規『はて知らずの記』#28 八月十四日 一日市→秋田

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 湖を眺めて、引き返す。十四日、庭前を見…

正岡子規『はて知らずの記』#27 八月十三日 道川→秋田→一日市

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 秋田を通過し、八郎潟(当時は湖)を見る…

正岡子規『はて知らずの記』#26 八月十二日 本荘→道川

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 熱い。痛い。早めに投宿。十二日、朝市の…

正岡子規『はて知らずの記』#25 八月十一日 大須郷→本荘

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 夜まで歩き、宿が見つからない。十一日、塩越村を経。 象潟は昔の姿にあらず。 塩越の松は、いかがしたりけん、 いたづらに過ぎて、善くも究めず。 金浦、平沢を後にして、 徒歩に堪へねば、 しばし、路傍の社殿を借りて眠る。 覚めて、又、行くに、 今は苦しさに息をきらして、 木陰のみ恋はし。 丘陵の上、 野薔薇、多く生ひて、 赤き実を生ず。 道行く人、そを取りて食ふ。 偶々、花の咲くを見るに、 花弁、紅にして、燃ゆるが如し。 処々

正岡子規『はて知らずの記』#24 八月十日 酒田→大須郷

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 山を見て進み、海岸に出る。十日、下駄を…

正岡子規『はて知らずの記』#22 八月八日 大石田→古口

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 最上川を舟で下る。途中で一泊。八日、川…

正岡子規『はて知らずの記』#13 七月三十日 松島→岩切→仙台

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 名所を見て、再び仙台へリターン。三十日…

正岡子規『はて知らずの記』#07 七月二十四日 二本松→福島

(正岡子規の『はて知らずの記』を紹介しています) 汽車で福島へ。そして夜散歩。二十四日、…