atama plusに入社して1年経ち、スクラムマスターに転職しました
こんにちは。自粛期間後は週に1-2日ほど出社している加藤(@ikasumi_wt)です。(withコロナ/afterコロナで)新しい生活様式などを含めて考えないといけないことはたくさんあると思いますが、数カ月ぶりにリアルで同僚と会えるのは、めちゃくちゃ嬉しいです。
さて、この記事は ↓の入社記事から1年経った頃の話です。(公開は7月中旬ですが、6月に書いています)
弊社に転職してきた人たちに話を聞いたところ、「入社前にこの記事読んだよ〜」や「読んだので入社前にイメージついてよかった!」、「本当に筋肉体操やってる...!」などといってもらえることが多かったので、自身の生存報告も兼ねて書いています。
atama plus株式会社について
atama plusはAI×教育のスタートアップで、主に塾向けにAI教材「atama+」を開発しています。
入社時点ではまだ3-40人ほどの社員でしたが、現在は100人になりました。(2020年6月現在)
4-6月のリモートワークの期間でも10人以上入社しています。
会社についてより詳しく知りたい方は「3分でわかるatama plus/about atama plus」という会社紹介資料をぜひ読んでいただければと思います。
入社してから(1年間で)やったこと
はじめての転職ということもあり、転職前後では心配だったこともたくさんありましたが、社会人生活の中で一番濃い1年間を過ごしました。詳細に振り返ると振り返りで1記事かけてしまいそうなくらいなので、簡単に列挙します。
入社して1年で関わったこと:
■プロダクトへの機能追加・修正(入社後にチームが分割され、塾の先生の体験向上がメインのスコープのチームに)
■エンジニアチームのオンボーディングコンテンツの整理・拡充
■プロダクトが実際に使われている塾の現場を見学(bizやUXデザイナーだけでなく、コーポレートやエンジニアも)
■devチームのミーティングをファシリテーションする「tamori(※)」の拝命・エンジニア系職種の採用担当として面談対応や(カジュアル面談や一次面談の 会社説明なども自分で!)リファラル採用を加速するための企画立案(イベント企画・社外登壇・社内外あれこれ)
■プロダクトチームの組織拡大について検討するタスクフォースチームに参加
など。
こうやって振り返ると、試行錯誤しながらも、エンジニアとしての役割に関わらずいろんなことに挑戦できました。良いプロダクトを届けて”Wow Students.”を促進していくぞ!の想いで走り抜けた一年でした。
そして、2020年5月からエンジニアを休業し、2人目の専任スクラムマスターになりました。同時にdevチームを中心に活動していた「tamori」の役割も廃業しました。今後はdevチームだけではなく、プロダクトチーム全般に向けた活動をしていくことになります。
これからはスクラムマスターとして、よりミッションに貢献していくぞ!と思っています。
(これは余談ですが、後任の「tamori」は任命されていません。うれしいことに?永久欠番らしいです。)
スクラムマスターになってからの1ヶ月
前職では、エンジニアとの兼任でのスクラムマスターを2-3回経験したり、スクラムの組織導入(本当に新規&アジャイルコーチのサポート有り)を行ったことはありましたが、今回自分が専任でスクラムマスターになったタイミングは、すでにスクラムマスターが1名いる&LeSSに拡大する意思決定がされた直後というフェーズでした。
atama plusではGW前後を移行期間とし、今までのスクラムチームの体制からLeSSをベースとしたスクラムチームに変化するタイミングでした。そのため、スクラムマスターになってからの1ヶ月は「なんとしてもこの移行を成功する(サポートを)するぞ!」と無我夢中で取り組んでいました。
この章では、動きはじめてから1ヶ月、自分がどのような意識で専任スクラムマスターとして取り組んでいる/取り組んでいくのかを、事例ベースで言語化したいと思います。詳細に書くと、ここも1記事出来上がってしまいそうだったので、できるだけ簡単に記載しています。
やってきたこと:
■ 現状のスクラム体制からの移行とLeSS体制の導入サポート
前述の通り、GW前後を移行期間(しゃがみ期間)として、今までの体制からLeSSをベースとした体制に移行しました。
自分の役割が、エンジニアからスクラムマスター専任に変わったのもちょうどこの移行期間からだったため、この過渡期のチームをサポートするのがまず第一のミッションでした。
最近でこそ原則出社禁止が解除され、任意でのオフィス出社も可能になりましたが、LeSS体制への移行時は全員リモートワーク必須でした。そのため、リモート環境下で行うの各種イベント(セレモニー)が円滑に行われることは、LeSSへの移行成功への第一歩でした。
さて、リモートで開始したLeSS体制ですが、現在のスクラムチームは4-5スプリント程、移行期間を含めると1ヶ月半ほど経ちました。うまくLeSSの体制として動き出すことができています。
もちろん今後もwithコロナな状態が中長期的に続くと予測される中、リモートを前提とした各種イベントの開催・円滑な運営はこれからもキーになってくるはず。そのため、これからも引き続き意識的に支援できればと思っています。これからも頑張るぞ!
LeSS移行に関するリアルな現場の記事は、別途記事にしたいと思っています。公開をお楽しみに。
■リモート環境下の「調整と統合」の機会創出
1つ前の項目にも近しいものがありますが、各種イベントに限らない「調整と統合」の機会創出にも力を入れています。ここで話している調整と統合については、『大規模スクラム』本の「p259 調整と統合」を御覧ください。
『大規模スクラム』本では、主な調整のためのガイドとして以下のことが書かれています。
・ただ話す
・コードでコミュニケーションする
・コミュニティ
・チームをまたいだミーティング
・オープンスペース
・トラベラー
…などなど
atama plusでは「speak up.」という素敵なカルチャーがあります。
そのため、従来のスクラム体制の頃から「ただ話す」や「チームをまたいだミーティング」などの調整と統合は会社のカルチャーとして根付いており、今回フルリモート環境になってからも各メンバーが自律してコミュニケーションを取れていました。しかし、リモートでしばらく働いていると、いままでオフィス内でフラっと席に立ち寄って話していた偶発的な「ただ話す」コミュニケーションが減っているのでは?という懸念がありました。特にLeSSにおける各チーム間についてです。
このような問題は、リモート環境下でのコミュニケーションが前提になると、どの会社/チームでもある程度は起こりうることではないでしょうか。
そのため、最初はある程度は偶発的ではなくなるにしても、意識的に調整の機会を作りながらチームをまたいだコミュニケーションを行っていました。数スプリント経ち、今ではどのチームでも「偵察」などのテクニックを駆使して、積極的にチームをまたいだコミュニケーションが発生しています 。
終わりに
スクラムマスターになった旨を、近況報告も兼ねてnoteにしたためてみました。
今後はスクラムマスターとして、もっと貢献して頑張っていくぞ!というような想いが少しでも伝わればと思います。
前回の記事で「atama plusはこれからもっともっと面白くなっていく時期だと思っています。」と書きました。実際、エンジニアとしてプロダクト開発に携わるだけでなく、採用やプロダクト組織の拡大にも関わることができたり、さらには専任スクラムマスターに挑戦しはじめたりと本当に面白い1年でした。オフィス移転も、(正式入社は6月ですが)自分がatama plusに来始めた3月からちょうど一年のタイミングで移転となり、1年間でいろいろなことが起こりました。
(オフィス移転直前の空っぽになった前オフィスの写真)
来年はさらにもっと面白い1年になると思いますし、そういった一年にしていきたい!と思っているので、この記事 / atama plusやそのカルチャー / プロダクトについて など、何か少しでも気になるものがありましたら、気軽にお声掛けください!(TwitterやFacebookなど、何でも大丈夫です)
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