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猫にまつわる怖くないけど怖い話

心霊系の怖い話や都市伝説は、
子どもの頃から大好物!

解明されていない事象や、未知の現象…
若い頃に比べたら、いろいろなことに興味を失った今でも、まだ少しはこの手の話にワクワクすることもある(笑)

思い起こせば、イカリカバが子どもの頃は、今よりもホラー系が流行ってたのかな?

テレビでも、心霊物とかたくさん放送してたし、子どもが手に取りやすそうな漫画本やムック本にも怖い話系がたくさんあった。

今はコンプライアンスの問題もあるのか、テレビの心霊物はとんとみかけなくなってきたよね(やらせも多かったようだけど?)。

とはいえ、怖がりなので、怖い話を読んだり、怖い漫画を見たり、怖い映像を見た後は、トイレに行けなくなる(笑)

お風呂で頭を洗う時も、目を開けたら何かが見てるんじゃないかとビクビク。

夏休みなんか、日テレ系のお昼に放送してた「あなたの知らない世界」を、布団をかぶりながら見ていた。

同じく夏休みによく放送していた、アニメ「ドロロンえん魔くん」。エンディングが、アニメと実写入り混じった感じで、妙におどろおろどしくて怖かった。でも見たくて、これも布団をかぶって見てたなぁ(笑)。

まぁ、子どもの頃のイカリカバは、想像力も豊かだったし、怖いことをいろいろ考えては、ブルブルビクビクしてたわけです。

お墓の横の道をどうしても通らなくてはいけないときは、息を止めてダッシュしてたし。

ふと見上げた月が、ずっと追いかけてくる気がして、泣きながら家に帰ったとか。

そんなこんなで、夜の帰り道が怖くて、そろばん塾を辞めた過去あり(笑)


大人になってからも、怖い話は好きで、2ちゃんねるの洒落怖(洒落にならない怖い話)を暇があれば読みまくってた。

最近じゃ、YouTubeで昔の洒落怖やそれ以外の怖い話なんかをまとめた動画もあって、ちょくちょく見てる。

でも、稲川淳二みたいな、怖い話をする人が語る動画は苦手。喋り方&演出が怖い!

と、まぁ、心霊系の怖い話は大好きだけど、まったくもって、霊感はない。0感人間。

ここは近づきたくないなぁ…とか、ここはちょっと嫌な感じがするなぁ…程度の感覚は持ち合わせているが、たぶん霊感というより、本能のような気がする。


で、まぁまぁ長いこと生きてきて、心霊現象の経験は“ほぼ”ないのだけど、もしかして…というのが1回だけあった。

それは、猫にまつわるお話。


たぶん、ハタチになる前ぐらいの頃、親父が子猫を連れて帰ってきた。

野良猫だったようで、どこぞの公園で、小学生の子たちが「もらってくださいー」と声をかけていたらしく、もらってきたとのこと。

実家は団地。犬猫禁止(でも飼ってる人は多かったのが実情)。

当時はうさぎを飼っていたし(団地でも小動物はOKだったみたい)、母親は犬猫が苦手。猫…どうすんだ…となったが、親父がメインで世話をしていたので、問題なく成長。

イカリカバはというと、時を同じくして、前のク〇夫と同棲開始。子猫と過ごす時間はあまり長くはなかったものの、実家が近かったこともあり、帰った時は猫を構う感じ。

それからだいぶ時間が過ぎ、33歳ぐらいの頃(うろ覚え)、離婚して実家の団地に帰った。

偶然にも、団地が全面リフォームされたばかりで(石原慎太郎氏に感謝)、離婚後に暮らせる部屋があったのは助かった。

このころにはもう、猫は13~4歳ぐらいで、若い頃の激しさもなく、落ち着いていた。

イカリカバにあてがわれた部屋によく来ていて、布団でごろんとしたり、電気ストーブの前で毛が燃えるんじゃないか!ってぐらい熱くなるまで座り込んでいたり。

ときには、何かを言いたげに?「にゃー」と鳴くことがあって、どうしたどうした?とついていくと、吐いた毛玉を片付けて欲しいとおっしゃる(なんとなくわかる)。

猫の背中をさすり、大丈夫かといたわり、毛玉のゲーを片付けるイカリカバ…。

残念なことに、親父と母親…とくに母親は、猫がゲーをするとめちゃくちゃ怒るのだ(長いこと猫と暮らしていても、猫嫌いのまま)。

しょうがないじゃん、毛玉吐くんだから!と、イカリカバは当然、猫の味方をする。

そんなこんなで、毛玉ゲーをしたときは、イカリカバのところに片づけをご所望する猫の図ができあがった(笑)

まぁまぁ懐いてくれてたのかな?

それから何年かして、今の旦那と同棲するため家を出て、数年後に再婚。その数年後には四国に移住。

東京を去る日には、実家にも立ち寄り、すっかり年を取った猫にもお別れを。

たぶん、その時に撮った写真がこれかな。

データがないので写真を直撮り

三毛のメスで、なかなか凛々しいお顔立ち。


そんなこんなで、猫とお別れをした数年後のある日のこと。

まだ薄暗い朝方に、実家にいるはずの猫が、四国の某県にある我が家にいた。

夢なのか、現実なのかよくわからない感じながらも、それは確実に、そこにいるような感覚があった。

びっくりして飛び起きて、猫?猫さん?と呼びかけるも、あぁ、夢だよね、いるわけないか…と寝た。

それからほどなくして、実家から電話。

「猫が死んだ」

「えー!さっき来たよ!」

という会話が繰り広げられたのは言うまでもない。

きっと、あいさつしに来てくれたんだろうと、今でも思ってる。

なんせ、毛玉ゲーを嫌な顔せず片付けたのは、イカリカバだけだから(笑)

ちなみに、怖い感じは一切なく、鳥肌が立ったり、背筋がゾゾゾーっという感じはなかった。

それにしても、だいぶ長生きの猫だった。20歳は超えてると思う。きっと、しっぽが2本になって、猫又になったんじゃないかと…。

ということで、心霊現象と言えそうなものを経験したのは、これが後にも先にも初めて。

抱っこが嫌いで、抱かせてくれることはほとんどなかったけど、凶暴?ながらもかわいい猫だった。

ちなみに、亡き実家の猫は、我が家の猫ズの先代として、今も部屋に写真を飾っています。

※トップ画は、後輩にあたる我が家の猫ズ。

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