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『リーダー向け!言葉で人を動かす3つのポイント』部下指導、チームビルディングに最適!

こんにちは、心理学コミュニケーション講師の『いからず』です。

管理職やチームリーダー向けの心理学コミュニケーション研修をしていると、やはり多くの人が困った顔をされるのが、「部下の指導に自信がない」「チームをまとめていくのって難しい」といったお話です。

「部下に大切なことを伝えているのに、重要さがしっかりと伝わっらない気がする。」
「チームでの目標数値があるのに、みんな本気に取り組もうとしない。どこか他人事になっている。」
などなど。

今日は、そんな部下指導やチームビルディングに最適な、「人を(上手に)動かすコミュニケーション」のための3つのポイントをお伝えします。

この3ステップで「言葉」を伝えるようにするだけで、相手へのコミュニケーションを劇的に変えることができ、相手が「動きたい」と思う伝え方ができるようになります。

私のnoteでは『笑顔で生きるのに役立つ”ちょっとした気づき”』が得られる、『心理学』『脳科学』のテクニックを発信しています!もしこの記事を読んで、気に入っていただけたら、フォローしてもらえるととても嬉しいです!

<① 人は数字に魅力を感じない!(目的を明確化)>

まず目的を明確にすること。ただ「動け」と言われるよりも、「アウトレットでにどんな服があるか見にいこう」と言われた方がもちろん動きやすいですよね。人は目的をはっきりさせると動きやすいようにできています。
でも、多くの人がやりがちなのが、目的を「今期は前年同月比の110%を目指そう!」と数値で掲げて伝えてしまい、それで目的が伝わっていると勘違いしてしまっているケースです。

実は人は数値だけでは、動きたいとは思いません。だからこそ、目的を数値ではなく「言葉」で作るのは大切です。「こうなりたい!こうありたい!」という「目的(ビジョン)」があって、そのために具体的な"目標"として数値を使うのが効果的です。「ジャニーズの○○のようなスマートで、それでいて適度な筋肉もある、そんな体になりたい!」という目的があると、じゃあそのために「10kg体重を落として、体脂肪率を15%落とそう!」というように具体的な目標(数値)にもモチベーションをもって取り組めるようになります。もし明確な目的もなく数字だけを掲げて進んでいるとどうなるか、仕事でも今の体づくりの話でも、辛くなったり進んでいくうちに、「あれ、どうしてここまでする必要があるの?」って、途中で立ち止まって動けなくなってしまいます。

だからこそ、相手には数字でなく「言葉」で目的を明確につたえてあげるのが最初の1ステップです。ちなみに、目標は、ただ単にその目的を管理する”指標”としての「数字」で表すものと考えるとわかりやすくなります。

<② 道が分からなければ進めない!(プロセスを明確化)>

じゃあ、明確な目的が示せたからといって、「とにかく頑張ろう!」では動けませんよね。動き始めは勢いで少し進んでみえても、軽く行き詰まったところでモチベーションも落ちてしまいます。マラソンでも、ゴールが設定されていなくて何キロ走るのか分からないで走り始めると、人は面白いように早いタイミングで諦めてしまいます。つまり、ゴールが明確でないと、人は本気を出すのが難しいんです。ただ「行こう」ではなく、「ゴールのアウトレットまでは100キロあって、車を使ってこころから高速に乗って、ここでガソリンを入れれば2時間あれば着くはずだ」であれば努力量の目安もわかって、進みやすくなります。

ゴールに対するプロセスを明確化することで、結果的に人は努力しやすくなり、力を引出しやすくすることができます。

<③ "あなた頑張ってね"では熱は冷める!(主語は複数)>

もったいないことに、「アウトレットまでの行き方もわかったし、がんばってね!」では最後に熱が冷めてしまいます。最後はやっぱり、「一緒にがんばって行こう!」と言われる方がモチベーションも上がります。実際にその仕事をするのは部下やチームメンバーで、あなた自身じゃなかたったとしても、一緒のチームで動いたりプロジェクトを進めていく「仲間」として声をかけるためにも、主語を「あなた」ではなく「私たち」にするのが大切です。

<「言葉」ひとつで「行動」が変わる!>

今日は、相手の"心理"に焦点をあてながら、「人を動かす」ためのコミュニケーションの方法をお伝えしました。実は、この全てで大切なのは「言葉」の選び方なんです。

① 目的を明確化
数字ではなく、「言葉」で「こうありたい!こうなりたい!」を示す。

② プロセスを明確化
単に、「頑張ろう!」ではなく、どのようなプロセスでゴールにたどり着くのか「言葉」で伝える。

③ 主語は複数形
「あなた」ではなく「私たち」という「言葉」を使う。

意識して言葉を使っていくことで、その言葉は相手を動かし、部下を育て、成果をあげるチームを作ることができます。何事も、"理解"できたからといって、すぐにその"知識"を実用レベルで使えるようにはなりません。でも少しずつ練習して使い続けていくうちに、確実に自分の"能力"として磨かれていきます!
そして、この「言葉で人を動かす方法」が自分のものにできるころには、部下にとって、チームメンバーにとって、もちろん会社にとっても"なくてはならない存在"にきっとなっているはずです。

私自身も、まだまだ「言葉で人を動かす方法」を身につけている途上にいると思っています。ぜひ一緒に磨いていきましょう!

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