子どもの『なんで?』は大きなヒント!!親は○○を伝えるのが大切!
子どもって、「なんで?」「どうして?」を口癖のように言う時期ってありますよね!
うちにまだ小さな息子がいるんですが、いつもお菓子ばかり食べてて、ご飯の時間になるとなかなかご飯を食べないんです。
それで、
「お菓子ばかり食べたらご飯が食べれなくなるから、もう食べちゃダメ!」
これって、間違いなく正しいこと言ってるって思いますよね。
でも、子どもは「なんで?」って言います。
他にも、
「ちゃんと使った玩具を片付けないと、玩具捨てちゃうからね!」
子どもはやっぱり「なんで?」って言います。
あまりに、なんで?、なんで?って言われると、「そんなこともわかんないの!?」って、親の方がイライラしちゃったりしませんか?
<Point>
じゃあ、どうしたら良いのか?
正解は
「子どもには、欲求でなく、気持ちを伝える!」
です。
<Reason>
欲求は、言い換えると、こうしてほしいなっていう願望・リクエストです。
欲求を言う側からしてみると正しいと思えても(実際、どこが間違ってるんだ!?って思うかもしれない)、聞く側(言われる側)からしてみると、そちらはそちらで「こうしたいのに」っていう別の願望を持っていたりします。
だから、言う側の欲求が、聞く側の欲求と対立していると、それが正しいか正しくないかにかかわらず、聞き入れにくくなります。
<Example>
例えば、「お菓子ばかり食べたらご飯が食べれなくなるから、もう食べちゃダメ!」ってシーン。
たしかに親からしてみれば、お菓子を食べたらご飯が食べれなくなるから、お菓子は食べちゃダメ!って思います。
でも、子どもの願望は”食べたい”なんです。
子どもの”食べたい”と親の”食べちゃダメ”の欲求がぶつかっているので、受け入れにくくなってしまっています。
こんな時は、欲求でなく、気持ちを伝えるようにします。
「え?気持ちって何?欲求とどう違うの?」
「お菓子ばかり食べたらご飯が食べれなくなるから、もう食べちゃダメ!」
ってのが本心だよ!
って思われる方もいますよね?
そもそも、この例でいうと、お菓子を食べちゃダメなのってどうしてでしょうか?
そう、子どもがご飯を食べれなくなるからですよね。
じゃあ、子どもがご飯を食べれなくなると何がよくないのでしょう?
例えば、
お菓子ばかりでご飯を食べれないと、必要な栄養をとれない。
ご飯をしっかり食べれないと、健康な身体に成長できない。
身体が弱い子になってしまったり病気になってしまったら、子どもがかわいそう。
などなど、いろんな理由がありそうですよね。
でも、これらって、『子どもを心配に思う気持ち』ですよね?
子どもに伝える”気持ち”っていうのはこれなんです!
これを子どもに伝えると、例えばこうなります。
「お菓子ばかり食べていて、それでお腹がいっぱいになってご飯がちゃんと食べれなくなっちゃったら、健康でいられなくなったり、病気になってしまわないかお父さん心配だよ。」
この『子どもを心配に思う気持ち』はあくまで親の中の気持ちです。
欲求や願望のように、相手に押し付けるものにはなりません。
だから、子どもが言うとおりにするかしないかは別として、子どもの心にはちゃんと届きます。
あとは、子どもの年齢や状況にもよりますが、だんだんと親の言うことをちゃんと理解できるようになるにつれ、自分で正しい判断ができる心が育ちます。
もし逆に欲求を押し付け続けるとどうなるか、「ちゃんと使った玩具を片付けないと、玩具捨てちゃうからね!」のような場合、子どもは玩具を捨てられないために片付けるようになります。
これでもいいじゃん!って思われる方もいるかもしれません。
でも、これを続けていくと、子どもは親の出す条件を考え、その条件に対して自分の判断をするようになってしまいます。
例えば、「この玩具捨てられて嫌かな」って考えて、「別に捨てられてもいいな」って思う玩具だったら片付けなくなるかもしれません。
親が伝えたいのって、そんなことじゃないですよね。
でも、こんな優しい言い方で伝わるの?って思うかもしれません。
実際、相手が小さな子どもなら、何度言ってもすぐには親の思う通りに動いてくれないかもしれません。
しかし、確実に、親の気持ちは子どもに伝わり続け、親が子どもを大切に思う心は子どもの成長の大きなプラスになります。
人の気持ちをしっかりと受け止められる子どもに成長してくれます。
もちろん、子どもが大きくなれば、親の気持ちを大切にし、ちゃんと言うことが聞き分けられるようになります。
<Point>
結論です。
実は親の発言に対する、子どもの『なんで?』は大切なアラート(警告)なんです。
もしかしたら欲求を言ってしまっているかもしれません。
そんな時は、「気持ちを伝えるのが大切」を思い出してください。
ちなみに、”気持ち”がうまく自分の中から引き出せないと言う方、ポイントがあります!
子どもの『なんで?』を自分に向けて言ってみます。
例えば、「玩具をちゃんと片付けてほしい」だったら、それって「なんで?」って。
すると、
ものを大切にできない子になったら、子どもががわいそう
使った玩具をそのままにしていて、もし踏んで怪我をしたり玩具が壊れちゃったら、子どもが辛い思いをしてしまう
など、自分の”気持ち”がきっとみつかります。
子どもの『なんで?』をチャンスだと思って、ぜひやってみてください!
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