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薬を間違って理解している人

薬は体に良いと言う誤解

私の父は頭痛薬を飲みすぎて意識障害になり、3日間入院しました。
友人は、予防と称して、まだひいてないのに風邪薬を飲みます。

多分、相当な数の人が薬とは何であるかを勘違いしています。
薬は、病気を治すものなので体に良いはずだ。体に良いのだから少しくらい多く飲んでも構わない。いや飲んでおきたい」 そう考えているのでしょう。

しかし、薬は毒である。悪人なのです。
私が考えたイメージはこうです。体の中の悪いやつを退治する為に、薬という悪人を投入する。 毒を持って毒を制す、です。
体の中で毒同士が差し違えて(=お互いに相手を刺して互いに死ぬ事)体に居た毒も薬の毒も消えてなくなるのです。

もし、体の中に毒がいないのに、薬という毒を注入したら、戦う相手がいないわけですから、薬の毒が悪さをしだします。
つまり、健康体に薬(毒)を入れたり、体の中の毒をやっつけるのに必要以上の薬(毒)を入れると、薬が毒として作用するため体に良くないのです。

風邪薬は風邪を治すと言う誤解

風邪を治す薬は無い、という事実を知らない人も非常に多いと感じます。
風邪薬と言われるものは、風邪の症状(咳や鼻水など)を抑えるだけのものです。
治癒力を高める薬(漢方薬)みたいなものはありますが、飽くまで自然治癒を助けるものですので、栄養のある食品や体を温める食品を食べるのと同じで、風邪そのものに効く薬という訳ではないです。

風邪薬を飲む意味は、辛い症状を抑える事だけです。抑えたい症状がなければ薬を飲む必要はないのです。
病院も薬局もビジネスなので、風邪を治す効果はありませんよ、とは言ってくれません。だから私たちは、薬で治るものだと勘違いしているのです。風邪をひいたら、寝て自然治癒で治すしかないのです。

風邪で病院にいくのはやめましょう。意味がないのに時間は浪費するし、面倒くさいし、お金はかかるし。 ただ、風邪だと思っていたらそうではなかったという事もありますので、長引く場合は念の為病院に行くべきでしょう。 


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