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ボケとツッコミ、誠実であることとは?

 会話において自分は全然笑わせるつもりなんてなくても、変なことを言ったみたいに笑われる?笑ってもらえる?ことが多くてそれは知らぬ間に私がボケを言っているから。
  ボケとは言葉の意味の接続が弱いことであり、次の言葉への大きな派生。「何の話してんねん!」(ツッコミ)は、やろうと思えば永遠にどこまでもぴょんぴょんできる言葉の派生(ボケ)をしっかり止めるためのもの。つまりツッコミとは話題のブレを指摘しひとつの事柄を深めるやりとりに戻すためのセリフなのだが、この客観的指摘が笑いを生み出すのが不思議。また言葉の接続が弱い人、言葉の派生が強い人=バカかアホ、面白い人になるのもとても不思議。
  このことは色んなことに手を出すことが不真面目で不誠実みたくなることに通づる。逆に言えば一つのことをずっと取り組み深め続けることこそが真面目で偉い、になる。誠実とは万人に平等に接する、という意味らしい。たくさん恋人がいる人に対して不誠実だ!と言うのは、対象が増えるほど平等に接するのが難しいから、どうせ不平等に扱っているのだろうという臆測からくるのかもしれない。そうすると万人に「あなたを愛している」と言う人でも、万人を平等に愛せる人なら不誠実ではないのでは。まぁ多くの人はそんなややこしいことは考えず、”1人を愛し抜くことが誠実”という俗説にこだわっているだけだろうが。

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