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台湾の音楽シーンの"ヤバさ"にようやく気付いたのでまとめてみた

こんにちは。カラムーチョ伊地知です。

僕は一日、朝夕に二度、散歩をしておりまして、基本的にラジオ or 音楽を聞いているんですね。

ちょっとここ最近は、なぜか何を聞いてもいまいちピンとこなくて、昔聞いていた懐かしい曲とかを聞き返したりしていました。

そんな時、たまたまSpotifyでかけたのが台湾のバンド『Elephant Gym』で、「うわお!なんだこりゃやべえ!」というわけで、色々な台湾のバンドを聞いてみました。

(台湾のバンドは「透明雑誌」くらいしか知りませんでした。ナンバーガール直系の曲が好みで、一時期よくリピートしていました。)


彼らは僕らとおそらく同世代。しかも日本の音楽シーン、バンドに多大な影響を受けているらしく、僕の「好みど直球」なのです。

そんなわけで、音楽好きからしたら今更かもしれませんが・・・僕の「好みど直球」だったバンドを紹介してみたいと思います。

ElephantGym

うますぎです。

3ピースの特性を活かした恐ろしいほど完成度の高い楽曲。タッピングをフルに使ったベースを主軸に置きつつ、ギターもドラムも恐ろしくテクニカルなことをさらっと織り込みながら、アンサブルを奏でています。

歌のないインストを基本としながら、突然ヒップホップ的な曲をアルバム中に放り込んできたり、聞いていて飽きがきません。

基本的に穏やかなインスト曲がメインなのですが、曲展開の爆発力とメロディで泣かせにくる稀有なバンド。しかも、心地よさも備わっている。アルバム全体を通して夢の中で号泣した後の朝、のような清々しさを表現しているようです。恐ろしいですねえ。

DSPS

メロディが良すぎです。

スーパーカーに影響を受けた(らしい)男女3ピースバンド。しかしながら、エレクトロ系へ行った後期スーパーカーはもちろん、『スリーアウトチェンジ』や『JUMP UP』あたりの歌ものをもっとシンプルに、かつ音像にもっと丸みを与えたような感じ。スーパーカーが孕んでいた「諦観」に、もっと日常的な優しさを与えた印象です。かつ、スーパーカーの持っていた神がかり的なメロディセンスも持ち合わせているから、やっぱり恐ろしいですねえ。

しかしながら、変拍子やリズムの組み立てなど、スーパーカー以外のバンドからも影響を受けているらしく、聞けば聞くほど味が出てくる深堀りしがいのあるバンドです。

Homecomingsとシャムキャッツから影響を受けているらしく、僕は特にHomecomingsと同じ志を感じました。

 EVERFOR

心地よすぎです。

台湾のシティポップの重要バンドである「雀斑freckles」のギタリストギタリスト蘇偉安(スー・ウェイアン)が率いているバンド。シティポップ愛がビンビンに伝わってきます。

コーラスを効かせすぎないちょうどいいギター。体にすっと染み込んでくるようなボーカル。シンプルながら屋台骨を支えるリズム隊。一回聞いた時は、「あんまり引っかかりがないかも?」と思ったのですが、繰り返し聞いているうちにクセに。中毒性が高いですね。これは恐ろしいですねえ。

特にこの『浪漫的中華街』はキャッチーなリフに、親しみやすいメロディで自然と体が動いてしまいます。いいギター、いいメロディ、いいリズム。深夜に部屋でかけたい曲ですね。


まだまだ台湾には良さそうなバンドがありそうなので、深堀がいがあります。

アフター6ジャンクションでも、台湾インディーが特集されていたので、もし興味を持った方は聞いてみては。(僕も「EVERFOR」はこの特集で知りました)

以上が、最近聞いていた台湾のバンドです。お付き合いありがとうございました。

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