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飯塚直輝の「しごと」について

こんにちは、世界を旅する英語教師飯塚直輝です。

教育を通して、子どもたちを世界とつなげることが僕のしごとです。また、教育活動を通して得た知見を文章や講演にすることもしています。

僕が世界一周を始めたのが2023年3月。世界の街を歩く「街ブラ授業」を始め、大好きな場所に日本の子どもたちを連れていくスタディーツアーを始め、日本の学校など向けにオンライン授業も始めました。

色々とやるうちに、「飯塚先生は何をやっている人なの?」という声が届くようになったので、この記事で僕が大切にしていること、僕のしごとを紹介します。

もしこれを読むあなたが、何かピンと来るものがあれば、ぜひコメントや連絡をしてください。また、「こんな人がいるよ」と、あなたの大切な誰かに紹介したくなったら、この記事をシェアしてください。


大切にしていること

人と人をつなげること

僕は教育活動を通して、人と人、人と世界をつなげることをしています。

元々は神奈川県の中高一貫校で12年間英語教員として働いていました。英語の授業では、英語力の向上、受験に向けての指導はもちろん行っていましたが、その背景にあったのは子どもたちに豊かに幸せに生きてほしいという思いでした。将来、英語を使うにせよ、使わないにせよ、自分の英語の授業を通して、何か英語以上のことも得て、どんな人生でも自分は幸せだと自信を持って言える子どもたちになってほしいという思いがありました。

学校の教員を辞めてからは、学校へ行かない選択をした子どもや保護者に関わり始めました。学校へ行くという「普通の道」を選ばなかった子どもや保護者は不安があることが多く、よく話をする機会がありました。その中でも印象的だったのは、ある保護者が僕に「うちの子どもに友達ができたことが一番嬉しかった」と涙を流しながら報告してくれたことです。

学校に通っていても、いなくても、自分が心を許せる人やありのままの自分を必要としてくれる人が世界に一人だけでもいれば、自分がこの世界に存在する意味を感じられる。自分は子どもたち同士をつなぐことをすべきだと強く思いました。

人と世界をつなげること

もちろん、自分を無条件で愛してくれる家族や仲間がいても、その人がずっと自分の世話をしてくれるわけではありません。子どもは大人になったら、自分でお金を稼がなければいけない。

中高一貫校教員時代に出会った保護者が大学受験や成績を過剰に気にするのは、子どもが「良い大学」に行き、「良い企業」に入り、「良い人生」を歩むため、子どもの幸せを願うためでもあります。その思いが強すぎて、子どもや自分自身を苦しめてしまっている保護者の方も多く見てきました。子どもを学校へ行かせない選択をした保護者の心配は、より大きなものになります。小学校から「普通の道」から外れてしまった我が子は将来大丈夫だろうかと考えるのは当たり前のことです。

しかし、僕が世界を旅をし始めてから、小学校から大学へ行き就職をするような「日本式幸せの形」以外の形で幸せに生きている人が世界には多くいることがわかりました。もちろん、海外の人と同じような生き方は、日本ではできないかもしれませんが、「日本式幸せの形」が唯一絶対のものではないことを知ると、生き方の選択肢が多様になり、将来どう転んでも「この人生も幸せの一つの形なんだ」と思えることができます。

どんな人生でも自分の人生を愛せる人を増やすために、世界と子どもたち(大人)をつなごうと思いました。

しごと一覧

人生に良いも悪いもない。自分の人生がどんなものであっても「YES」と肯定し、今の自分は幸せなんだと思える人を育てたいと思っているのです。そのために、人と人をつなぎ、人と世界をつなぐことが、僕のやるべきこととなりました。そうやって始めたのが以下のことです。

海外スタディーツアー

夏休み、春休みの期間に、14歳以上の中高生を対象に海外のスタディーツアーを行っています。行き先はバングラデシュの孤児院、バリ島の孤児院、フィリピンのカオハガン島です。ツアー参加人数は6名以下なので、ツアー中は多くの対話があり、現地の同年代の子たちの交流も多く、学びや発見が多い大人気のツアーです。同じ行き先で大人向けのツアーも企画予定です。

このツアーは、まさに人と人がつながり、人と世界がつながるものです。子どもたちは現地の子たちと同じような生活を送り、どっぷりとその国の暮らしを体験します。現地の子と自分との共通点を見つけ驚いたり、違いに拒絶してしまったり、心の動きも大きい。だからこそ、参加者同士のつながりが深まったり、現地の子と参加者のつながりが生まれるツアーでもあります。

将来この国に住みたいと思い進路を変える子、バングラ人の彼女ができましたと嬉しそうに報告する子、子どもたちの変化は様々です。旅の経験が元々持っていた想いを後押しし、夢に向かって加速する子もいました。

バングラデシュで現地の子たちとサッカーをやって泥だらけの参加者たち

学校・企業向けの講演会

人と世界をつなげるため、学校や企業向けに僕が旅で得た知見をお話しする講演会です。お話会が終わった時に、新たな知見を得られるような話にすることはもちろん、自分が薄々は気づいていたけれどやっぱり自分は正しかったんだと背中を押してもらえるような話にすることを心がけています。「日本はダメだけど世界はすごいぞ」的な内容のお話ではありません。

話のテーマや時間は希望があれば相談して決定することができます。今までは小学生から大人まで幅広い年齢層の方向けにお話をさせていただきました。僕が海外にいる場合はオンラインで、帰国時は対面で実施できます。今までお話をさせていただいたテーマが以下の通りです。

・世界で見つけた幸せの形
フィリピンのカオハガン島の人たちの生き方から、日本式ではない幸せの形を学ぶ内容です。幸せとは何か知りたい、日本の「当たり前」を問い直したい、日本で新しいコミュニティーを模索したい人にもおすすめの内容です。

・バングラツアーの魅力

夏に行っているバングラデシュへのスタディーツアーについてのお話しです。実際のツアーで起こったことのレポートですが、現地での参加者の様子に感動して涙を流す方もいるほどです。バングラデシュの文化、孤児院の子どもたちの現状なども知ることができます。

・見えにくい世界に生きる人に目を凝らしてみること
僕たちが勝手に持ってしまう偏見やイメージで苦しむ世界の人々がいます。無自覚の暴力に気づかせるための授業を行ってほしいという依頼で作成した授業です。イスラム教や難民の生徒の実際の様子やリアルな言葉を伝えながら、お話ししました。

・シリア難民の学校に来た日本人
シリア難民の学校や子どもたちの現状をクイズ形式で紹介しながら、難民の子たちが直面する困難さを紹介しながら、僕が現地の学校で働いて驚いたこと、悲しかったこと、嬉しかったことを紹介する授業です。

・世界で見つけたすごい子どもたち(小学生向け)
日本人とは異なる文化や習慣を持った世界の人々の生活や学校を紹介しながら、その違いに驚いたり、笑ったりする授業です。全てクイズ形式で構成されており、小学生や中学の低学年の生徒にぴったりな授業です。

女子校でのオンライン授業の様子


街歩き授業(Nao散歩)

月に1回程度、街歩きのオンライン授業を行っています。街に出て、または学校から日本とつなぎ、その時にいる国の情報などを伝えた上で、実際に街に出かけます。台本なし、準備なしの授業ですので、何が起こるかわかりません。現地の人に会いインタビューしたり、家に招待してもらったこともありました。僕はスイーツ好きなのですが、各国で見つけた美味しいスイーツを紹介しながら、参加者に見せびらかすのが恒例となっています。小学生〜高校生までを対象に、世界のことを気軽に知れる授業です。

この授業を始めたときは、子どもと世界をつなぐことを授業の目的として始めました。しかし、回を重ねるごとに参加者同士の仲が深まり、僕が帰国した際にはオフ会までやることになりました。今では、僕がいる世界の様子よりも、参加者同士の交流を楽しむ会に変わっています。


オフ会で初めて対面で会った参加者たち

大会企画、審査員、授業コンサルタント

学校や企業で行われる中高大生向けのプレゼンコンテストの企画や審査員を行っています。大学から依頼を受け、英語プレゼンコンテストの企画と運営を行い審査委員長を務めたり、英会話スクールの英語劇の審査員を勤めたこともありました。旅を始めてからはオンラインで、高校の英語プレゼンの外部審査員を行ったり、授業のコンサルの仕事もやらせてもらうこともあります。僕が12年間で作ってきた教材や知見などは惜しげもなく共有したいと思っています。

桜美林大学から依頼を受けて、仲間たちと作った英語プレゼンコンテスト


飯塚への連絡方法

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事を読み、少しでも僕の「しごと」や、僕の活動や生き方にピンとくるものがあれば、ぜひ連絡をしてください。FacebookやInstagramでDMを送っていただいても、 iizukanaoki@gmail.com でも構いません。ご連絡をお待ちしています。


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