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イスラムは民主主義と矛盾しないという中東研究者のウソ

日経新聞が千葉大学教授で中東政治研究者の酒井啓子氏へのインタビュー記事を掲載しています。タイトルは「イスラムと民主主義、矛盾せず 酒井啓子氏」

は?

冗談ですよね?民主主義って、民を主権者とする政治体制ですよ?

イスラム教では主権者は神って決まってるんですよ?

この時点で完全に矛盾してますけど?

いやいやいや、とはいえ、この酒井啓子氏は私の嫌悪する日本の中東イスラム研究業界のボスの一人であり、この業界では以前から「イスラムと民主主義は矛盾しない」ということになっていました。

本当は矛盾するんですよ。でも矛盾しないことにしている。中東研究業界のみんなで口裏を合わせれば、「イスラムと民主主義は矛盾しない」ということにできるんです。そう、私の方な謀反人が現れなければね。

では日経で酒井氏がどんな詭弁を弄して「イスラムと民主主義は矛盾しない」ことにしているのか、早速見ていきましょう。

中東はテロや紛争の多い危険な地域だと思われてきた。しかし、世界のテロ件数が急激に増加し、その多くが中東か南アジアで発生するようになったのは21世紀に入り、特に2004年ころからだ。中東はもともと特に紛争が多かったわけでも、テロがまん延していたわけでもなかった。01年の米同時テロは、それまでの中東問題と全く異なっていた。

はいはいはいはい〜いきなりきましたね。

中東をテロの蔓延する危険な地域にしたのはアメリカだ。全部アメリカのせいだ

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