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多様性とイスラム教徒用土葬墓地の混乱

ABEMAが「教徒23万人に対し、土葬のできる墓所は全国に9カ所のみ…日本はイスラム教徒の願いを叶えられる国になれるのか」という記事を出しています。

過去に各メディアが何度も取り上げ、私もたびたび指摘してきた大分県のイスラム教徒が土葬のための墓地を欲しがっている件です。いや、大分県のイスラム教徒というと語弊があります。正しくは、「別府ムスリム協会」というイスラム教徒の団体が土葬墓地を建設する必要があると強く要請している。

では何が問題かというと、地元住民が土葬墓地の建設を嫌がっているのです。

一方で別府ムスリム協会の主張はどうかと。代表の「カーンさんが信仰するイスラム教では火葬を固く禁じているため、仲間たちと土葬のできる土地を10年にわたって探し購入した。ところが、地元住民の反対を受け、1.5km離れた場所に候補地を移したが、そこでも猛反対に遭ってしまう。」とあります。

カーンさんによると、住民たちは土葬によって飲料水や農業用水の汚染を懸念しているといい、候補地のある日出町も、衛生面での問題はないとしつつも、住民の不安が大きいとの反対意見を議会で採択した。「私はずっと日本に住んでいるから、日本の良さもよく分かっているけれど、他の外国人は心が痛いと思う」(カーンさん)。

なるほどカーンさんは、日本の良さ「も」よくわかっているが、他の外国人は日本の良さをしらないと言いたそうです。

ところでこのカーンさん。

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