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Google多様性担当者にみる差別の恣意性

グーグル社の多様性戦略責任者カマウ・ボッブ氏が2007年、ブログ記事において、ユダヤ人は 「戦争への飽くなき欲求 」と 「他者の苦しみに対する鈍感さ 」を持っている、と書いていたことが報じられました

この方、ツイッターのアカウントの自己紹介欄に「STEM教育における正義の擁護者」と書いています。

「多様性戦略責任者」にして「正義の擁護者」である人物が、平然と、全く悪びれることなく反ユダヤ発言をしているわけです。

私は日頃から、「差別というのは恣意的に利用可能な概念である」と考えています。

そうであってはならないのに、現実社会では差別という概念はそのように恣意的に利用されている、と言ったほうが語弊がないかもしれません。

差別はあってはならないという近代社会の一般的合意とは別に、何が実際に差別に該当するのかを認定し断罪する組織や機関が

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