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日本のアフリカ支援が「優等生」的である件について

日本がアフリカ開発をテーマに開催している「アフリカ開発会議」、いわゆるTICADの第8回目が閉幕しました。

共同通信が、TICADの採択した共同文書「チュニス宣言」の要旨を次のように配信しています。

【日アフリカ協力】
持続可能な経済成長のための構造転換に向けたアフリカの努力を加速するべく、投資の促進や産業人材育成をはじめとする日アフリカ間の連携の重要性を再確認する。
【債務のわな】
アフリカ各国が不公正な資金調達に依存しないような環境をつくる努力を歓迎する。国際ルールを順守する健全な開発金融が重要だと強調。
【ウクライナ】
ウクライナ情勢への深刻な懸念を表明。対話と国際法の尊重を通じた平和や安定の重要性を強調する。穀物や農産物、肥料の世界市場への輸出再開を改めて要請する。
【核軍縮問題】
核兵器の使用がもたらす非人道的な結末を認識し、「核兵器のない世界」の実現に向けたコミットメント(責任)を再確認する。核拡散防止条約(NPT)の維持強化に取り組む。
【安保理改革】
国連安全保障理事会の改革を加速させるために協力していくことを決意する。

私の評価は、「良くも悪くも優等生的」というものです。

どういうことかというと、

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