ぼやけたほこりを記号に変える魔法


↑この記号を読めるだろうか?これは〇のなかに30という数字が入っている。ディスプレイによって見え方は違ってくると思うが、この最初この文字を見たときはこんな感じだった↓

わたしは今作っているもの操作説明のマニュアルを作成するためにその手順の符号として、①や②と記していたのだが、その説明が長くなってしまい、どうとう2桁まで行ってしまった。丸に数字の記号が50まであるのに驚いたが、ここまで至るのはまれだろうから、絶対に見えずらくなると考えつつもとりあえず作っておいた。というような感じで文字表に入っている記号なのだろう。

この記号を小さい文字で見ると、丸なのはわかるが、それ以外は、なんだかもやってしているな~という印象で、レンズについたほこりってこういう感じだなと思うのである。ぼやけたほこりの記号。

この記号の意味は前後の文脈でわかる。1~29までの重ねられた意味が30番目の数字を示してくれる。文脈とはぼやけたほこりを30という数字に変えてくれる魔法かけてくれる魔女。

文脈は、環境とも言えたりする。フランス語とか重力とか牛肉とか。乗ってるか煮てるかで牛丼になったり肉じゃがになったりしている。
「俺はいま牛肉を煮ることで肉じゃがにするという魔法をかける」「俺はいま牛肉を米に乗せることで牛丼という魔法を」という意識をしてみることが大事なのかもしれない。だが無意識に言葉をつむぐのも好きで、そこから結ばれた記号から外枠を判断することができたりする。
そしていつかはぼやけたほこりを記号に変えてみたいという欲望もある。

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