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入間大橋 ~ 朝の絶景・夜の神秘

50ccのスーパーカブで毎日往復60キロの通勤という名のツーリングを楽しんでいます。楽しんでいるはちょっと盛りすぎですが、疲労感こそあれクルマで往復するよりカブでの往復の方が断然好きですね。心地よい。

そのツーリングというか通勤リングルートの中で、毎日楽しみにしているスポットが入間大橋です。

さすがに通勤中ですから自分で撮った写真はないんですが、グーグルストリートビューからキャプった入間大橋上からの景観がタイトル画像です。この写真だと伝わりにくいですが、地球の丸さを実感できる素晴らしい景観なんです。

朝の入間大橋は混んでいることもあるので、なかなか進めない日もあるんですが、そういう日こそ絶景を満喫できるので、イライラも相殺されます。

そしてもっと素晴らしいのが夜です。

私は帰り(夜)は上尾方面から川越方面へと走るんですが、開平橋~入間大橋という2つの繋がった橋を、交通量も少なめなので一気に渡り切る格好になります。合わせて2キロほどの長い橋になりますし、ほぼ直線ですが道幅は狭めで交通の流れも速く、しかも橋ですから風にもあおられてちょっとした緊張感を持って走るわけです。

そして開平橋を通過、入間大橋に突入して少しすると下り坂に入ります。その瞬間、フワっと空の色が変わる瞬間があるんです。目の錯覚なのか坂道で視線の角度が変わるせいなのか。もちろん視線を空に向けているわけではありませんから、空と思われる感じのところがフワっとなる・・・そんな感じです。

少し緊張して走っているところに突然幻想的な色彩が目に飛び込んで来る、というより独特の青いような少し紫がかったような色彩に体が包まれる感覚です。こればっかりはおそらく写真や動画をどんなにキレイに撮影できたとしても、実体験の10分の1もその感覚は切り取れないと思います。

これに気づいて以来毎日楽しみにしているんですが、そのポイントの差し掛かる瞬間に対向車のヘッドライトがあると、あの感覚が味わえないんです。だから毎日楽しめるわけではないんです。それが希少性を付与してさらに気持ちよさを増しているのかもしれません。

私の通勤リングロードの中で、ここまでのナイスポイントはさすがにいくつもありませんが、割と郊外を中心に片道30キロを走りますからけっこういい景色を楽しみながら走ることができます。

国道16号線をズドーンと行ってしまえば会社まで多分最短で着くんですが、原付では幹線道路の流れに乗れず危ない目にあったり、後続車に迷惑をかけてしまったりするので、16号には途中から入るようにしているんです。

そのおかげで入間大橋とか川越の畑ん中をズンドコ走る道とか、面白い景観を楽しめています。

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