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今さら誰も教えてくれないバンド関連の暗黙のルール

ここ最近、バンドとか楽器がちょっとしたブームのようです。無駄にしろうとバンド歴だけは長い私にとっては、お仲間が増えるというのはうれしいことです。

ひとつ気がかりなのは、楽器やバンドを始めたのに暗黙のルールを知らなかったがゆえにイヤな思いをしてしまって、せっかくのお仲間がひとり、またひとりと減ってしまうというような事態があるんじゃないかということです。

それを未然に防止しようというテキストです。マジな話とシャレ半分が混在しています。

楽器屋さんで試奏するときの暗黙のルール

たとえばエレキギターを買う時にお店でアンプにつないでもらって試し弾きをするなんていうのはよくあることですが、ここにけっこう大きな落とし穴が開いてるので気を付けた方が良いです。弾いちゃいけない曲があるんです。

天国への階段なんかはもうネタになってるくらいですから言うまでもありませんし、スモーク・オン・ザ・ウォーターも同様です。90年代あたりから、スウィート・チャイルド・オブ・マインもご法度曲に加わりました。

ちなみに以前投稿したテキストで紹介してる曲は全部ご法度ですから気を付けてください。

スタジオ練習でやりがちな失敗

この項目はけっこうマジです。スタジオに迷惑をかけないように注意しましょうっていう話です。

一番恐ろしいのはアンプを飛ばすということです。アンプに楽器をつなぐ場合、シールドの抜き差しは音量ゼロの状態で行うようにしましょう。ミキサーも同様。音量が上がった状態でシールドをぶっ刺すとバチンと機材が飛んじゃう恐れありです。

もうひとつ注意するに越したことはないのが、演奏中に楽器からシールドがブチっと抜けちゃうことです。これはストラップにシールドを通してから楽器につなぐようにすれば安心です。

ライブにおける暗黙のルール

ライブのリハーサル(音合わせ)の時、初ライブだったりするとどうしていいのかわからなくなりがちです。

リハの目的は客席から聴こえる音がいい具合にバランスが取れてるかとか、そういったところを確認することです。ですから、楽器の音を変えたりする場合は全部のパターンで音合わせした方が良いですし、マイクも使うやつ全部についてテストします。

初心者のバンドがよくやりがちなのが、リハなのに長々演奏しちゃうことです。だいたいワンコーラス程度で十分です。

ライブ会場によっては、セッティング表の提出が必要な場合があります。初めてライブするなんていう人は戸惑いがちですから予習しましょう。こんな感じで作成して提出します。だいたい用紙が配られるので、フォーマットに合わせて記入します。

使う機材に丸するとか、使うマイクの本数と位置を書くとかそんな感じ。丸に矢印っていうのがマイクという記号です。覚えときましょう。

演奏中に見るカンペを作る場合にも実は落とし穴があります。これなんかはマジで誰も教えてくれないので、これを読んでる人はラッキーです。簡単な話なんですけど、カンペは白い紙に黒いマジックで書きましょう。

理由は、赤ペンとか色のついたペンで書いてしまうと、照明の色が変わった時に字が見えなくなるから。赤い照明の下で赤マジック、全く見えません。

演奏終了後の注意点は、忘れ物です。コンパクトエフェクタ忘れたとか、けっこう値段も張るのでダメージデカいです。そんなもの忘れるものかとお思いでしょうが、興奮してたり時間が押してたりでついついやっちゃうんです。

それからマジでよくあるのが、マイクスタンドについてるピックを挟むところにピックを忘れるというパターン。スタンドについてるピック挟みは便利なんですが、今まで100%の確率で忘れてるので使わないように心がけています。

ライン録りやDVDを見て落ち込みがち

ライブハウスのサービスで、録音や録画をしてくれるなんてもの思い出になって良いものです。

ただ、ライン録音やDVDで演奏を聴いてみると、アラが超目立ってひどい演奏に聴こえるんです。当日のステージの印象を100とすると、30くらいに聴こえます。いやマジで。

でも、客席には良くも悪くも細かいところは伝わりづらいものです。多少のミスはほとんどの観客は気づきませんし、逆にものすごいスーパー演奏が奇跡的にキマったという場合も気づかれません。よっぽどの音楽評論家の観客でもない限り、だいたいの雰囲気でしか聴こえてないので大丈夫。

演奏終了後に楽器運ぶのダル過ぎ問題

これは私はオッサンだからなんで、ヤングの皆さんには関係ないかもしれません。練習にせよ、ライブにせよ、演奏終了後に楽器持って歩くのは超ダルいです。いつもはギターを担当していますが、この時ばかりはボーカルが良かったと思います。

その問題を解決するのは、車移動にすることです。最近ではエスカレートして、練習もライブも、車でいけるところ以外ではやらない感じになっちゃってます。ライブの時は都会の方が集客的に有利ですが、駐車場高すぎなので、客なんていなくても田舎でライブしたいです。こうなってくるともう本末転倒。

そんなわけで、楽器やったりバンドやったりする場合には、案外落とし穴も多いものです。そしてそれを事前に教えてくれる人はあんまりいません。そこで私が立ち上がってこんなテキストを書いてみましたよ。

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