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言葉の体操-Lift(エレベータ)

手に持った英和辞典、パッと開いて目についた単語を拾い、その場で思いつく事を書き綴り。

日本ではエレベータとアメリカ的に呼ぶのが普通だけれど、イギリスでは、リフトと一般的にいう。日本でいう一階は、イギリスではGroundFloorで、日本の2階がFirstFloor。

フランスのパリの安宿に泊まった時によくあったのは、螺旋状に登ってゆく階段の真ん中に鉄の骨組みだけで作られた様なエレベータ。鉄格子を手で開けて中に入り、手で締める。ボタンを押すと、ガチャンと大きな音と振動と共にモーターが回りだしゆっくりと上がってゆく。今でも健在なのだろうか?蛇足ながら、そんな安宿で出される朝食、クロワッサンとカフェラテが絶品。

ドイツのホテルでは変わったエレベータがあった。多分自己責任の強い国だから存在する物。日本ではきっとNG。エレベータの扉はなく、人が一人入れるほどの棺桶を縦にした様な箱に飛び乗る。飛び乗ると言ったのは、その箱が絶えず、ゆっくりだけど動いているから。扉のない観覧車に飛び乗る様な感じ。つまり各階には上行きと、下行きがあり、目の前でいつも動いている。上行きに上手く飛び乗ると、やがて、扉のないエレベータは、目の前で天井を抜けて次の階が見えてくる。

もちろん降りる時も、その階の地面がエレベータの地面と同じ位置に来た時に飛び降りる。機会を逃すとそのまま次の階へ。