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「いいかげん」、「てきとう」、「不器用」、「頭わる」、でも「好き」が勝つ!

フォノイコライザーを作りたい。それも、CR型で作りたい!

今、目の前にある大きな壁、いや山に阻まれて、これから進む先を見据えて立ち止まっている。

これまで、自分を騙し騙し、他人の回路を真似したり、全くのコピーで何台も真空管アンプを作ってきた。真空管アンプの基礎というより、電気の基礎の基礎E=IRから学び直して、なんとかここまできた。

が、我が性格、能力に反して、それを超えて、目の前に立ちはだかる、フォノイコライザーという、もっと緻密で、基礎知識から応用が必要な物の作成に、なんとか立ち向かえないだろうか?と思案しているところである。

悪あがきもいい加減にしろ!と言われてしまうかもしれない。
学校に戻って、数学、物理を学び直してから出直してこい!という事なのかもしれない。

フォノイコ作成本の回路、技術の説明を何度も読み返してみて、朧げながらにそういう物を設計するためのバックグラウンドがどれほど必要かという事を読み取る事ができる。

我が性格と能力では、そのバックグラウンドをつけてからということでは、何年、いや何十年、つまり死ぬまでできないという事を証明してしまう事に他ならない。

でも、CR型フォノイコという大きな目の前の山を今これから登りたいと考えている。

不思議な物で、「好き」が勝てば、周りの状況なんて関係ないのだろう。

だから、きっと私は、姑息な手段を使うかもしれないけど、技術の理解はすっ飛ばしてからかもしれないけど、まず、作るという事になるのだろう。

その時に、大事にしたいのは五感である。
勿論、今ある小さな脳みそをフル回転して、分かる範囲の知識を武器として、それらを五感を頼りにつなぎ合わせて、試してみる。
そして、失敗というイベントを頭の片隅に置いておいて、同じ道をとおりそうになったら、通行止めの看板を貼っておき、別の道へ進んでいき、新たな発見をして進んでゆく事にしよう。

時間は持っているから、焦る必要はない。
一歩ずつ、「好き」が続く限りこの山を攻略してみようと思うのである。

このワクワク感は、資金力がない若い頃、力任せに世界一周の旅に出てみよう!と思うようなアドベンチャーをする時の気持ちに似ているような気がする。
(大げさだろうか⁉︎)