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好きな小説を紹介していく(他薦2作品)


本稿の趣旨

どうも。だいぶ久しぶりの投稿です。

まあ少し間が空いたんですけど、何やろうかなと考えていました。

で、前回やった自作小説(短編)の紹介をさせてもらったんで、今回は長編で行こうかと思ったのですが、3回目としてはもう少し趣向を変えたところをやった方がいいのかなと。

それで今回は、小説でも自分が好きな小説、今でも印象的だった小説を紹介しようと思います。

私は今小説を投稿サイトで書いているんですが、昔は普通の小説好きな読者でしかなかったんですよね。まあ、当然の話なんですけどね(笑)

それで、小説を読むことをしていなかった私に、小説がすごい面白いものなんだと思わせてくれた作品を、ノスタルジーな感じで思い起こしながら紹介していく回にしたいと思います。

なので、紹介する作品はだいぶ古くて、まだライトノベルというジャンルに親しんでなかった私なので、一般文芸のジャンルになるかと思います。

今でもどちらかというと一般文芸の方をよく読んでいるのですが、今じゃ投稿サイトにも身を置いているので、ライトノベルもちょくちょく読んでいます。また、そういったジャンルの方も、ゆくゆくは紹介できたらいいなと考えてます。


紹介① 『幻夜』東野圭吾著

では、早速紹介に入りましょう。

まずはこれですね。東野圭吾さんのミステリー作品『幻夜』です。

私が最後に読んだのが中学生か高校生くらいなので、販売サイトなどのあらすじを見ながら紹介させてもらいます。

時代は1995年、主人公の水原雅也(みずはらまさや)の父・幸夫が自殺してしまいました。通夜が行われて客が帰った後、叔父である米倉俊郎(よねくらとしろう)がやってきて、借用書を見せて400万の借金の催促を息子の雅也にしたのです。雅也は、幸夫の保険で必ず借金を返すと約束しました。

それから明朝に、阪神淡路大震災が起きました。雅也の家も全壊してしまいます。雅也は運よく助かり、周りの凄惨な状況を前に逃げようとしましたが、叔父の俊郎が倒壊した建物の下敷きになっていたのです

雅也は混乱に乗じ、動かなくなっている俊郎の上着から借用書を抜き取ります。すると、俊郎が瞼を開き、口を動かしているのに気づいて、とっさに殺害してしまいます。

ふと目を向けると、女性がこちらを見つめていたのです。雅也は殺害するところを見られてしまったと思いながら、悲惨な状況から縁あって行動を共にし、たくましく生きようとします。

そのうち2人は互いに惹かれ合い、雅也は愛するがゆえに共謀して悪事に手を染めてしまいます。しかし彼女には重大な秘密があったのです。


これを私が読んだのが上記の年齢くらいでして、読んだことがある方はわかると思いますが、なかなか過激な小説なんですよね。

当時は……うん(笑)、大人でディープな世界観が刺激的でのめり込みましたね。

思い返してみると、元々当時から生々しい世界観が好きで、どちらかというと暗めの小説が好みだったのもあります。

小説なんかだと、エロティックな感じってそこまで珍しくないと思うんですけど、リアリティとエロティックなところがまた、惹かれてたのもあったと思いますね。

それがたまたま東野圭吾さんの『幻夜』という作品だったっていうのも、可能性としては充分にあり得たんですけど、あれでかなり小説というコンテンツを面白いものだと植え込まれた作品でした。

ちなみに東野圭吾さんの『白夜行』の姉妹作品らしく、ファンの中では白夜行を読んでから『幻夜』を読むと、また一段と面白いようです。

私は先に『幻夜』を読んでしまいましたが、それでも面白く感じられましたね。


紹介② 『アクセス』誉田哲也著

次はこの作品、誉田哲也さんのホラーサスペンス『アクセス』です。

誰かを勧誘すればネット・携帯の料金が無料になるプロバイダに登録した高校生たちが、狂気的な事件に巻き込まれていく。仮想現実を織りなしながら高校生たちは生き延びれるのか!

この作品もまた生々しいですね。おそらく『幻夜』よりすごかった印象です。

グロ系だったと思うので、ホラーでもパニック系の方が近いのかな?

これも『幻夜』と同じくらいの時期に読んだと思いますね。先に『幻夜』を読んでから『アクセス』を読んだのですが、さすがに眉をひそめていた記憶がありますね(笑)

残虐極まりない描写もあるんですが、仮想現実を絡めて高校生たちの現実に侵食していく感じが、当時の私にとって新鮮だったのだと思います。

読んでいた頃、私はまだスマホじゃなくガラケーでしたからねぇ。

ただ、ホラーもかなり好きだったので、グロかったですけど最後まで読みたくなりました。これで私はだいぶホラーに耐性がついてしまったんだと思います。


以上、他薦の小説紹介でした。

他にも面白い作品はあるんですが、私が読んできた小説はまた機会を作ってご紹介させていただきたいなと思います。

これでだいぶ私の好みの作品がわかっちゃったかなと思いますね。それでも、他のジャンルも普通に読んでいるので、もうちょっと大衆性のある作品も紹介していきたいですね。

また今月のうちに更新をするかと思いますので、お楽しみに。

では、今回はこれにて。

未熟な身ではありますが、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。