見出し画像

プロダクトデザイナーを志した話。

過去を振り返りつつ自己紹介です。
当初描いてた立方体の練習をサムネイルにしてみました。懐かしい。

----------------------------------------
デザインに真剣になる前は、なんとなくその時になればなんとかなるのではないか精神で、中の上くらいでいることが人生のコンセプトだった。

また、非常に怠惰な学生であったためほとんど高校で勉強せず何も残っていないし、最後の試験は下から2番目とかだった。今でも地味に時間を無駄にしたと後悔してる。

ただ将来手に職つけて安定したいというところと親の教育もあって迷いはなく選択は理系に進みつつ、受験についてはなんとなく名前で見てバラバラと軸もなく建築とかロボットとか諸々、雑多に受けた。その中でたまたまセンターで受かった一応工学系のデザインに渋々進んだ。

最初はなんだか本当に遠くの訳わからないところに来てしまったと思っていた。当時は、デザインなんてものは技術ありきのものだと何もできない癖に斜に構えていた。

でも何も知らなかった自分は、授業を受けるごとにデザインにあっさりハマってしまった。そもそも製品の外観の作り手の存在を考えたこともなかったし、感性に訴えかけてくる造形や発想が新鮮で痺れた。

なにより発想の転換や人と違うことを閃けることで評価される場が今まで本当になかった。走るにしても、勉強するにしても人と比較するとほどほどで勝てる気がしなかったのに、こんな自由な場所で好き勝手やって問題に対して裏を掻くような回答を出してもいいなんて自分にとっては最高だった。

そこからはブレずに4年+2年ほぼずっとバイト以外の時間は課題やらコンペやら自分の力を試したくて、評価されたくて勝手にやってた。教授や同じ熱量の仲間に恵まれたのも良かった。入学して半年後にはプロダクトデザイナーになると延々公言して、今に至る。

全然やりたいことがわかんない目標のない冷めた時期が長くあって、ただもしかしたらどこかのタイミングで本当にやりたい燃えるものが見つかるかもしれない。今後もそんときが来たら本気でやったらいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?