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2021.6.13 四季のつらみが日本の歌を作った説。

▼年年

自然になぐさめられる部分が大きくなります。

昔の人もそうだったんだろーなーと思う。

梅雨時って、雨が降ってベタベタするし寒いし暑いし(冷えのぼせみたいになる)、食中毒怖いし洗濯物は乾かないし、日照時間が少ないと私はテキメンに具合が悪くなるが、それでも「紫陽花」を見ると、ほっとする。

家の周りには庭のある家が多く、大きいアジサイ、小さいアジサイ、赤紫の、青紫の、そして最近はやりなんでしょうか、白いアジサイが!!! 白アジサイ、可愛い!!

▼和歌でも俳句でも

やたら季節のことを読むのは(俳句なんてわざわざ季語が必須だし)、日本には四季がきっちりあるからだ。

もうちょっと細かくいうと、四季という自然にまつわる、いろんな「つらいこと」を、同じ自然の「うつくしさ」でまぎらわせてたんだろうなと思う。

今よりあらゆるものがなかった時代、除湿器もない(うちにもない)、エアコンもない、洗濯物の消臭洗剤もない、そもそも電気がない、UNIQLOのエアリズムもない、冷感タオルもない、冷えたビールもない、こんな時代に、梅雨なんて「うっとうしい」以外のなんでもない!

私はよく「もしも江戸時代だったら」と考えるのだが、とりあえず江戸時代の主婦だったら梅雨に憤死する。

綿の「着物」なんてあんなの絶対絶対絶対乾かない。いつ洗濯すればいいのか!! 気が狂いそうだ。そもそも今みたいに頻繁に洗濯してなかったのかもしれないけど。

でもそんなうっとうしい季節に、紫陽花とか、草に雨露がついてるのを見て、「あら、きれい」「トゲトゲしてはいけないね」「洗濯しなくても死にはしない」などと思い込もうとしていたんだと思う。(※注:個人の妄想です)

精神衛生を保つための生活の知恵。

日本の歌(和歌とか俳句とか)が四季の美しさをやたら詠んでいるのは、その裏に「四季のつらみ」があって、だからこそ、そのうつくしさがいや増したんだと思う。

持統天皇が「5月っていいよね、白妙の~(超略)」なんて詠んでいたのは、それ以外の季節がつらかったからだと思う。

私もそうだもん。日本の季節は、4月5月と10月くらいしか、身体に合わない。。。

平安時代も江戸時代も、あの時代の衣装や建物で、夏と冬が快適だったわけがない!!!!(※注:個人の妄想です) 

夏は暑いよ!!! いや「何とか造り」とかいって(もう忘れちゃった)、多少風が通るようにしてたとしても!!! エアコンあったほうがいいに決まっている。

冬も激寒だ。日本の建物はとりあえず高温多湿の夏を耐え忍ぶこと優先で設計されているから、木造で風が通り放題の御殿なんか(行ったことないけど)暖かいはずがない。

清少納言が、”香炉峰の雪”を御簾を巻き上げて見せても、中宮定子様に「もういいわ、寒いから閉めて」とか言われてたと思うね・・・。

(もしかしたら寒くて寒くて女子みんなで「いやよねー冬って」って言ってたところに、清少納言が頓智をきかせて御簾を上げて、それでちょっと笑って寒さを忘れたのかもしれないけど)

だからこそ、五月晴れとか見ると泣けてくるくらいうれしいのだ。だってこれ1年に2か月くらいしかないから。

湿度が低くてずっと晴れてる場所(エーゲ海の島とか小豆島とか?)にずっと生まれ育ったら、別にそのことをなんとも思わないだろう。行ったことないけど。

そういうわけで、「和歌と俳句、四季のつらみをまぎらわせるために生まれた」説を私は提唱したい。

(注:個人の妄想です)


▼昔の日本にもパンデミックはあったそうだ。疱瘡(天然痘)。コロリ(コレラ)。

原因も予防法も薬もわからない時代だった。

私もいろいろブーブー言っているが、医療が発達した国と時代に生まれ、まだ感染していないので、本当に私は幸運だと思う。


▼決まってません

後のために書いておくが、この期(6/13時点)に及んでも、五輪は無観客か有観客か決まってません。

開催はもう規定路線だろう・・・やるんだね・・・。せめて無観客でやってほしい・・・。

アスリートの皆さんにとっては大事な大事な大会だ。それもあって「中止」の署名をするまでには至らず。白血病から復帰した池江選手に、ケガで苦しんでいた体操の内村選手に「五輪は中止です」って、私は言えません。。。

開催されたら、テレビでちょっとだけ見るかもしれない。東京を離れて。遠くから。

「どうやら今、これが国立競技場で行われているらしい・・・誰も実際には見られないけど」

・・・もはや「奇祭」。もしかしたら、ほんとはやってないかもしれないよね。テレビやネットでしか見られない。誰も本当の試合は見てないんだから。ディストピア感ハンパない。

外国から来ていただく方々にGPSまでつけてやる必要があるのかよくわからないけど(そして海外メディアは反発するのではとも思うけど)、そして経済効果どころか赤字になるけど(そもそもフツーにやっても五輪は短期的には赤字なんだと思う。名誉のためにやるんだと思う。そこも祭りっぽい)、やるんだね。

でも末端の、ボランティアとか、選手をお世話する人とかは、心づくしをするんだろうな。

とりあえずみなさん、ちょうふのだいしぜん「紫陽花」を見て、心をなぐさめまてください。


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