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「迷惑メール」の謎

いわゆる迷惑メール、最近多いフィッシングメール、あれ、誰が出しているのか知りませんが、時々サーバにログインして「掃除」をしないとサーバがいっぱいになってしまうので困ります。

サーバで迷惑メールを「仕分け」すると同時に、メールサーバに「迷惑メールの学習」をさせる。すると、とりあえずPCには迷惑メールが来なくなりますが、それでも「メールサーバの迷惑メールフォルダ」には溜まっていくので「掃除」は必要。「迷惑メールフォルダ」を空にするのはワンクリック、大した手間ではありません。

迷惑メールの「掃除」をするときに、まず何をするかというと、サーバに溜まっているメールを「差出人のメールアドレス」や「差出人名」で並べ替えをします。すると、通常のメールとは別の固まりになって「怪しい奴」が雁首並べてくれます。それらをまとめて選択してメールサーバに「迷惑メール」として学習させながら削除。以降、類似のメールは自動的にサーバの「迷惑メールフォルダ」にポイされてしまう、のですが、そうは申しましても次々と新手のメールが現れるのでしょう。いくら学習させても「未知の迷惑メール」が日々現れているようで、それこそ「AIもっと頑張れ」です。

それでふと気づいたんです。「業界別・迷惑メール発信者やフィッシング詐欺師に人気の会社or相手にされていない会社」。

通販ぽいフィッシングメールで圧倒的に多いのはAmazonを詐称する奴。そこはさすが世界最大。だからってgmailやhotmailからメールを出すわけがないでしょう。
最近は送信元メールアドレスを.co.jpで表記しているケースも多いので要注意ですが、じゃあ.co.jpなら騙せるかというと「Amazon株式会社」ちょっと待ちなさい日本法人株式会社じゃないですよ、そもそも日本法人社名Amazonではありません。1998年に日本にやってきて、それから2回、会社名が変わってます。そして今、本物さんのメール、正式な社名が分かりにくい場合があります。ということでヘタに正式な社名を名乗ると、逆に詐称がバレるかもです。まあ、どうやったってバレるものはバレます。

宅配系(?)ではネコちゃんを詐称する奴が多い。「僕ネコちゃん、〒預かっています」ネコちゃんなの?赤いバイクの人なの?どっちなんだ?陸の王者さん全然見ない。他社を「新興荷主」と呼んでいた栄光の日々はどこへ。詐欺師にも見落とされてますがこの件に関しては「アピールしなくていいですから」。そもそも御社は、かつて「7月1日のお中元」という空前絶後の日付でパニックを引き起こしてまで個人向け宅配事業を同業他社に壮大にぶん投げなさりまして、そのあまりのえげつなさに詐欺師も「そこまで落ちたくはない」と思っているのかも知れないですよ個人の感想ですけど。その先にあった未来という名の今、事業性個人ターゲット用の「仮面」にも使われてない現実、でも大丈夫、ちょんまげ結ってる人も見ないので。

クレジットカード会社を詐称するフィッシングメールも多いです。流通系が多いけど、流通系ってそんなに流行ってるんでしょうか?そうは見えないんですけど、それは私が世間知らずなだけかもしれない。ただ、ここにも「傾向」があるようです。大手流通系「あの」社はよく見るけれど、大手流通系「最近ちょっと元気ないかも」社をみない。なのに「お尻に火がついてるように見えますけど」社は、逆によく詐称されてるみたいです。「名簿が流出した」のではないと思う。なぜならその「お尻に火」社のカード、作ったことないので。

旧国有鉄道(死語)系、東の会員を「自動退会処理しました」っていう奴は多い。西のサービスを詐称する奴もたまに見る。そこでまた謎「最強」セントラルさんのサービスを名乗る奴がいない。何を基準にダメ出しをしているのでしょうか?そこでふと思ったんですセントラル社さんのサービスは「詐欺師を追い払えるくらい分かりにくくしてあります」。褒めて良いのか悪いのか。実際、分かりにくいです、これでも「その趣味の人」なんですけど。「今のITなら全国統一でもっとシンプルで分かりやすい一元的な仕組みを」作れません。絶対に作れません。なぜか?「作らないから」。「絶対に作らないから」。なぜ?なぜ?それが「お・と・な」の事情っていうのよわかる?AIさん。

「口座が凍結されました」的な金融機関を語るフィッシングメールも来ますが、地銀・信金を語るのは来ていない。世間一般にはどうかな?ローカルな金融機関のHPも「弊社を名乗る不審なメール」の注意情報を掲載していますけど、今のところ御社を詐称する奴は見たことないです。
そこでふと思い出しました「日本に銀行多過ぎ問題」。実はわが町に支店を置く金融機関って4つあるんです。それネット銀行含めてやろ?いいえ違います実店舗のある金融機関が4つ。支店の数じゃないです金融機関の数。マジデスカ?人口23000人の町に。いったいどんな金融都市なんですか?これでも過去30年で3社撤退してるんですけど。
実は日本って全国的にそうなんです。銀行、信金、郵便局だけが金融機関ではない。え?ここも金融業務やってたの?も多々あります。さらにややこしいことに、どれが「大物」なのか、実は日本人自身もよく分かっていない。というか、そもそも「大物がいるような、いないような」。

結局、しびれを切らしたフィッシング詐欺師たちは「もういい、全国規模の金融機関なら誰かしら引っかかるだろう」と考えたのでしょうか、メガバンクを詐称するフィッシングメールは来ます、来ますけど、ここでまた謎。3メガじゃないんです。2メガ。1メガさんを語る奴を見ない。なぜ?なぜ?なぜなぜなぜ?落とされた1メガはどこ?というのは内緒にしておきますが、フィッシング詐欺師にも見放されるほどトラブル続出ってどうにかなりませんか?

「今日の飯島のnoteは分かりにくいなあ」。
ちょっとだけですけど、AIに「読み込まれる」ことを意識してみました。悪いヒントをなるべく渡さないように。でも数年後には全ての意味を理解出来るようになっているかも。その頃、フィッシングメールを排除するAIも進化しているとよいのですが。攻撃するAI、護るAI。どっちが強いか。「我々が最強です」というのでしょう、どちらも。

「矛盾」という故事成語は、現代日本では中学国語の授業に出ます。あまり勉強が得意じゃない子でも「矛盾」は理解してますよ。「お前矛盾しとるわい!」と言われて、怒らない子はいないくらいに。
授業に出る以前に、およそ世の中の揉め事の多くは「矛盾」から生じるので、誰しも中学に上がる頃までに、身にしみる経験は1つや2つではありますまい。
「矛盾」の元ネタは「韓非子」という紀元前3世紀頃の中国春秋戦国時代の国「韓」で「韓非子(かんぴし)」という思想家が書いた思想書だそうで(Wikipedia見ました)、その中に「昔、楚という国での話」として記されているそうですが、当時レベルで「どのくらい昔」なのか。「楚」という国が紀元前11世紀頃には既にあったらしい。

それから3000年ですか……

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