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同質性が強い日本だと思っていたけど、風土は多様性に満ちていることを知った旅

高松から数時間の所に位置する四国カルスト

四国カルストという名前は聞いたことがあったけど、特に興味は無かった。でも、夫が、標高1,300メートル以上の所に「星ふるヴィレッジtengu」というホテルがあって、そこから見える星は格別らしいから行こう!というので、先週末行ってみることに。標高1300メートルって、すごく遠い場所なのでは・・と思っていたけど、高速を使うと3時間程度で着き、意外と近かった。

そして、四国山脈を360度に広がっている風景を目にし、こんな場所が四国にあったんだ!と驚いた。香川県にある山は、日本昔ばなしに出てくるような小さな山が多く、山脈というものは身近には無い。そのため、高い山々が連なる山脈の姿はとてもダイナミックでかっこいいと思った。

四国カルストからの眺め
四国カルストでは牛が放牧されていた

四国カルストの風景を見ながら、デービッド・アトキンソン氏の言葉を思い出した。「自然災害が多い日本には、多様性のある植物や地形があるのが特徴で、観光地としての魅力が詰まっている。」という言葉を。日本人は、同質性や同調性を求める傾向が強いけど、実は、私達日本人が暮らす日本という国土は多様性に満ちてるなんて面白いなあと思った。

四国カルストを望めるカフェも!

また、高知県に旅してみて改めて感じたのは、高知の人たちの魅力。週末の一泊二日だけだったけど、話しかけられることが多く、高知の人たちの情の温かさを感じた旅だった。星ふるヴィレッジでは、スタッフの方々との会話が楽しく、ソフトクリームを注文したら「特別大サービスしといたで!」と見たこともない程の高さまで盛ってくれた!カルストテラスでは、紙飛行機の作り方を教えてくれるおっちゃんがいて、1時間以上も紙飛行機作り&飛ばし合いを楽しませてくれた♬

そして、吉村虎太郎邸では、幕末の話を聞いたり、武士の服を着せてもらい戦いごっこをしたり、息子が怖い話を披露したり、刀の抜き方を教わったりと気づいたら2時間近くもいた!息子に記念ボールペンやコースターを下さり、息子はお礼文を書いて渡していた。

吉村虎太郎邸で息子が書いたお礼文

私自身、JICA四国で働いていた時に、四国四県を仕事で毎月のように足を運んでいた。その時、高知県では、在宅医療に携わる医師を訪問したり、農家さん宅で宿泊したり、小学校の先生達と朝まで飲み明かしたりなど、初対面でもすっと懐に入るような情の篤さを高知県の人達に感じていた。

風土や地形、木や植物など香川県と異なるものを楽しんだけれども、高知県で出会った人達も一人一人の個性が光っていて、彼彼女達との会話が一番心に残ったと感じた旅だった。

日本にはもっともっと魅力ある場所・風景・人がいるんだろうなあと思うと、週末ごとに旅に出たい!!!と思った。

おまけ:ホテルで作ってくれたソフトクリームはこんなに大きかった(≧◇≦)


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