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2017年1月4日

大晦日から三が日にかけては、曜日の並びの関係で出勤だったんだけど、たのしかった。

僕は、この時期の雰囲気が好き。

それは幼い頃から変わらない。

音楽以外の時間はスーパーで働いてるんだけど、たとえば、年末年始を一緒に過ごすため、遠くに暮らす家族が帰省して買い出しにきたのかもしれないとか、はしゃぐあの小さな子は、今日くらい許されて夜更かしをするのかなとか、勝手に想像するだけで微笑ましい気持ちになれた。

昨日も顔を合わせたというのに、元旦を迎えれば新年の挨拶をする日本人の奥ゆかしさも素敵な文化だなと思う。

個人的には、エンジンを完全に止めてしまうと、次に動き出す時つらく感じるから、長期休暇はしばらく要らないかな。

帰省といえば、どこにしまっただろう?

CD、漫画、小説、映画のDVD。

夢は旭川の部屋の中にあった。

東京の毎日は、置いてけぼりの速さで過ぎる。

故郷の記憶は、豪雪に埋もれていくようにどんどん遠ざかって簡単には触れない。

けれど、今も僕の音楽は部屋の中で生まれてる。

昔とちがうのは、メンバーがいて、聴いてくれる人がいて、応援してくれるスタッフがいるってこと。

競って走るのは疲れるから得意じゃないんだけど、信じてくれる人たちが、昇る太陽を見て向日葵みたいに笑ったり、蕗の薹を濡らす雨上がりの雫みたいに、感動して涙を溢す日がきたらいいなって想像してる。

2017年が、みんなにとって素晴らしい1年となりますように。

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