保護者が子どものサッカー指導をする際のポイント
【ダメな指導をしてしまうサッカー経験者の父】
約1年半の海外の大学サッカー部での指導を終え日本に帰ってきたときにふらっと公園に寄りました。
その時に小さいサッカー少年とその子のお父さんがサッカーの練習をしていたんです。
インサイドキックの練習をしていました
二人で向かい合ってボールを蹴っていたのですが、お子さんの方はキックが苦手なようでお父さんに向かってまっすぐ蹴れないようでした。
お父さんも何回も息子のそばにいき、キックの練習をしていましたが中々、うまく蹴ることができませんでした。
お父さんの方のイライラはつのるばかりで、態度や顔に出てきます。
最悪です。
せっかく、お父さんとサッカーをする機会なのに、お父さんがそんな態度では楽しめませんし、うまくなりません。
【キックの指導は難しい】
はっきり言いますが、キックの指導は難しいですしプロの指導者でも悩むポイントです。
そのお父さんが、どのレベルでサッカーをしていたかはわかりませんが
僕が少年時代のコーチからキックの正しい方法を教わったことはありません。
なんとなく、こんな感じでしか教わっていません。
幸い、私は指導者になり勉強をする機会が生まれたので教えることができますが、サッカー経験だけでは教えられないことがほとんどだと思います。
【お父さん、お母さんがサッカー経験がなくてもサッカー技術を教えることができるようにサポートしよう】
僕は前の記事で書きましたが、サッカーを嫌いになってしまった子供の一人でした。
その時に、親からのサポートがあればどれだけ救われた事だろう。
僕みたいなサッカー嫌いの少年を生み出さない為にもnoteを通じて、正しいサッカー指導を伝えていきたい
【子どもを教えるとなったらあなたは指導者です】
自分の子どもを教える場合でもできる限り指導者と選手という関係を意識して指導に当たってください。
良い指導者は子どもがなかなかできなくても、叱ったり怒鳴ったり、態度が悪くなったりはしません。
子どもがなかなかできなくても辛抱強く、優しい言葉で接してあげましょう。
時には、子どものやる気がない時もあると思います。そこでも感情的にならずに冷静に対応してください。
お父さんやお母さんとやるサッカーがすごく楽しいという経験をたくさん積ませてあげることが上達への近道です。
【たくさん褒める】
子どもが、課題をクリアした時はたくさん褒めてあげることは、ほとんどの親御さんができることです。
それに加えて、過程もほめてあげましょう。
何回失敗しても、課題や練習に挑戦することができていたら褒めてあげましょう。
「今、挑戦しようとしたね!えらいね」や「ボールが狙ったとこに行かなかったけど、軸足をまっすぐコーンに向けれてたね!いいよ!」
過程を褒めてあげることで子どもはもっと挑戦しようと頑張れます。
たくさん、たくさん褒めてあげてください。
【失敗を咎めない】
子どもが何回もミスしても、途中であきらめてしまっても決して怒ったり咎めたりしないでください。
子どものやる気を削いでしまう行為です。
辛抱強く、待ってあげましょう。コーチは忍耐力が大事です。
試合中にミスをする選手を怒鳴ってしまう指導者が世の中にはいますが、それのマネをしてはいけません。
【他人と比べない】
他人と比べてもいいことはありません。
子どもの成長スピードは人によって異なります。
そして、他人と比べられた子供は多かれ少なかれ傷つきます。
よそはよそ、うちはうちです。
【コーチの悪口を言ったりしない】
私はマガジンを通して自分の持っている技術をすべて伝えていくつもりですが、中には所属しているコーチと違う意見があるでしょう。
「コーチと言っていることが違う」
そういわれることもあるでしょう。
違っていたからと言って、「自分のチームのコーチの言ってることは間違いだ!」この技術が正しいと言わないでください。
それは、自チームのコーチと子どもとの信頼関係を壊してしまいます。信頼関係を壊して子どもがコーチの言うことを無視するようになってしまってはいけません。
否定からは何も生まれません。
否定するのではなく、こういう考え方もあるんだよ。やり方は一つではないよ言うことを言ってあげてください。
お子さんにとって最良のコーチになれるように頑張っていきましょう。
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