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コミュニティを支えていたつもりが、気づけばコミュニティの仲間に支えられていたという話

最近、わかほうの第2回の打ち上げが終わり、第3回に向けての動きがはじまりました。また、U-35の法務のコミュニティが目新しいということもあり、主催者として取材を受けたり、運営メンバーと一緒に幾つかの企業さんにお伺いしたりと、わかほうの活動が少しずつ外にも出てきた感触があります。

そんな中で最近、ずっと一人で葛藤していたことが、案外大したことじゃないというか。コミュニティを支えて守ってきたつもりだったけど、私自身がコミュニティから支えられてたんだなと思うことがあったので、今回はこの話を書いていこうと思います。


簡単な自己紹介

最初に簡単に自己紹介させてください。LAPRASで法務部門の責任者をしています、いいだです。LAPRASでは法務全般にプラスして、働く環境づくり、新入社員オンボーディング、最近はBマーケや新規事業ののお手伝い等 興味のある仕事を欲張ってやらせてもらっています。

サメが好きでお調子者な、一人法務担当です。毎月noteを書いていて、それがこのたび本になりました!(わーい)

わかほうの主催者として取り上げていただいた記事のご紹介

最近知財塾さんから取材いただいたので、よかったら見てみてください👀

わかほうの独自性とそれゆえの面白さと難しさ

U-35若手法務交流会(わかほう)とは、定期的に有志メンバーで行っている、「若手法務交流会」の略です。基本的に「35歳以下」の「企業に所属している」「法務部員」を対象として、交流会を実施しています。

わかほうの独特さとしては「固定のスポンサーをつけず」「毎回ボランティアの有志スタッフで運営し」「35歳になったら卒業する」ところだと思います。

運営メンバーが定期的に交代するので、文化祭のような短期全力疾走!的な楽しみがあるのが良いところで、逆に引き継ぎが難しくてノウハウが主催者に属人的になりがちなのが難しいところです。

私も今年33になるので、あと2年の間に主催者を引き継いでくれる方を探さないとな〜というのが目下の悩みです!

わかほうの外を取り巻く世界

わかほうは元々私自身が他の若手法務と交流したくて始めた場ですが、若手法務が50人集まるコミュニティは他になかなかなく、嫌な言い方をするとそこに「利用価値」を見出されるということでもあります。

運営・企画メンバーが毎回交代するという特性上、ずっと残っている主催者にそのような連絡が集中するということもあり、主催者としては「わかほうのメンバーの体験をどうやって守っていくか」についてはここ数ヶ月は悩みどころが多いポイントでした。

「話を聞きたい」「参考にさせてほしい」「スポンサーさせて欲しい」等の申し出はそこそこ多く、ありがたいことでもあるのですが、わかほうはあくまで"交流の場"であり、外との関わりによって安心して交流ができなくなることは避けたいという思いは強いです。

一方で、前回の書籍提供のように、参加してくださる方にもメリットやチャンスがあるような機会や、若手法務の方の世界が広がるような機会であれば、そこはできるだけ活用させていただきたいのも本音です

「機会の提供」と「仲間の利用」の線引きが、自分だけの判断に乗っかってくるのも、自分に集中した連絡を一件一件丁寧に返信するのも、正直しんどいな…という時期があり、今後どうしようかな…というのは結構悩んでいたりしました。

私にとってわかほうは「地元」みたいな感じで、みんなと楽しく話して、たまに集まって、それだけで十分楽しくて…という場なので、その場をどうやって外の世界から「守る」べきなのか。
わかほう代表として取材を受けることで、自分だけが得をしてないか。若手代表みたいな顔して話すことで、大事な仲間を踏み台にしてるような動きになっていないか。引き継ぎたいと思っているのに、主催者のイメージが自分に固定されてしまわないか…。

今までの自分の人生の引き出しにない悩みに直面するということは、それだけ前進していることだとは思いつつも、流石にちょっと辛いなぁと思うことの方が最近は増えてきてしまっていました。(多分自分の書籍出版で忙しい時期と、自社が忙しい時期とこのタイミングが被ったこともあるけど)

「わかほう」というチームで、外の世界と接する贅沢さ

とまぁぐるぐる悩んでいる中で、わかほう第2回の打ち上げがあって、ようやく事務局メンバーに悩んでいることを話せたりして。話してみると、全然自分とは違う視点が出てきたり、アイデアが出てきたり、逆にみんなの意見が一致する部分があったり。

あぁなんだ、相談相手だって味方だっていくらでもいるじゃん。ってことにやっと気づいて、急に楽になりました。自分が始めたコミュニティだから、自分が全部解決しないと!と思っていたけど、もう「わかほう」は自分だけのものじゃなくて、みんながアイデアを持ち寄って考えてくれるようなものになってたんだなぁと。

また後日、わかほうの運営チームで、書籍提供をしていただいた出版社さんにお伺いする機会があって、「わかほう」という括りで初めて外の世界に出てみることで、見えてくるものもあって。みんながそれぞれ自分なりの悩みや考えを言葉にする中で、みんなにとっての「わかほう」がどういう場所なのか、どうなっていって欲しいのか等を改めて聞くことができて、それはすごく良い機会でした。

運営メンバーが固定されないってことは、毎回OBOGが増えていくから、どんどん頼れる味方が増えていくってことなんだなと。やればやるだけ、主催者の味方が増えていくのが、この事務局交代モデルの良いところなんだと言語化できて、すっと肩が軽くなりました。

参加してくれる人がいて、運営してくれる人がいて、交流ができる。それ以上のことについては、やりたい人がいたらやったら良い。自分が思っているより、わかほうはもう自分に依存してないし、独り立ちし始めてるんだということが、ようやく分かりました。だから、私が"若手代表"としてみんなの声を代弁する必要はなくて、直接繋いじゃえば良いんだなと。謎の親目線ですが、子離れってこんな感じなんですかね笑

だから今後はどんどん属人化も排除していきたいし、わかほうに関するお問い合わせ窓口とかもはっきりさせて、自分だけに連絡が集中しないようにすれば良いんだなと。もちろん、集客とか居場所の担保とかで自分の名前が役に立つ場面では有効活用しますが、少しずつ離れる準備をしつつ、たくさんの人を巻き込んでみんなに愛されるコミュニティに育ちますようにというのが今の気持ちです。

そう思わせてくれるメンバーに出会えたのは、自分がわかほうを始めたからなので、「始めた」というポイントに限っては、今後もしっかりとえっへんしようと思います笑

最後に

ということで、わかほう事務局のnoteを開設しました!まだ運用も手探りですが、今後はわかほう関連の告知や問い合わせ窓口は私から引き剥がしていくと思うので、ぜひこちらをフォローしてチェックいただけると幸いです!

あとは、やっぱりいろんな人と話すと視野が広がるな〜というのは確実にあって、恵比寿のBar VIZZさんでの1日店長に挑戦させていただくことになりました。コミュニティの話とか、書籍の話とか、法務の仕事の話とか、みなさんと色々話せたらと思うので、ぜひよろしくお願いします!!!


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