【世界一周旅行記 #9】 飛んで、バンコク
あなたは5人乗りの車に7人で乗ったことはありますか?
私はある。
これはカンボジアのシェムリアップからタイのバンコクへ向かう日の朝の日の出来事。
遡ること、出発の2日ほど前。
宿泊したホテルの受付でバンコクへ行くバスのチケットを取ってもらった。
たしかな金額は覚えていないが20ドルほどだった気がする。
いつもは12Goを使って次の目的地までのチケットを買っていたのですが、たまにはローカルな取り方もしてみたいなという好奇心から、ホテルの受付からバスを予約した。
出発当日、朝8時に宿の前にいると1台の5人乗りクラウンが止まり、名前を呼び出された。
どうやらバス停までの送迎してくれるみたい。宿の前にバスが来るわけではないんだ。
車に乗り込むと助手席には韓国人、1列しかない後部座席にはイギリス人がいる。
車内は4人、このままバス停へ行くのかな…と思いきや、違うホテルの前に止まった。
あ、あと1人増えるのね…
そう思い外を覗くとバックパッカーを背負った2人が見える。
なんと、その2人も乗ることに。
パンパンな車内。暑い、狭い、身体が痛い。
まーでも、そんなにバス停まで遠くないはず!
そう高を括っていたら、なんとまたホテルの前に止まった。
え、まじ?
悪い予感は的中、新たにもう1人が車に乗った。
くっそ狭いクラウンに大の大人が7人乗っている。
運転手と助手席は快適そうだが、後部座席にいる我々からしたら地獄のような時間だ。
「朝8:00の新宿の電車よりもギュウギュウだ…。」
5分ほどの地獄を終え、バス停へ到着。解放された。
一呼吸する暇もなく、バンコク行きのバスへ乗り込む。
カンボジア最終日にして、バタバタである。
無事にバスは走り出す。
シェムリアップから国境の検問所まで3時間ほどかかった。
タイの検問所で事件発生。
タイへ入国するときは、陸路・空路問わず、入国カードを記載する必要がある。
入国カードには、個人情報や入国の目的などを書かないといけない。
そしてなんと必要事項の中には滞在する宿の名前を書かないといけない。
私は事前にホテルを予約していた。なので安心かと思いきや、タイへ入国したためスマホのWi-Fiが使えないのだ。
さらに検問所にはフリーWi-Fiが用意されていない。
ホテルの名前はおろか住所なんて覚えているはずがない。
その事情を受付に話しても、門前払いをくらうだけ。
あれ?もしかしてタイへ入れない….?
早足で早々と出国をし、入国手続きへ向かったのに門前払いをくらい途方に暮れる。
結局、誰が見ているかわからない場所でこんなことを書くのは怖いが正直にお伝えすると、宿泊する予定はないけど以前に泊まったことがあるホテルの名前を書いた。
なんとか入国ができた。ホッと一安心。
これから陸路でタイへ入国する人は事前にスマホや紙に宿泊する場所の名前を書いておくことをオススメする。
無事にタイへ入国。同じバスに乗っていた人たちは近くのケンタッキーを買って食べていたりした。いいな〜。
買いに行く暇もなく、バスへ乗り込む。
ここで今まで大型バスだったのが、3台のボックスカーに分かれた。
タイの検問所を13時頃に出発し、バンコクのカオサンロードへ20:00頃に到着。
本来は18:00には着くと聞いていたが、道中事故により道路の道幅が狭くなったことから渋滞に巻き込まれた。
19:00にあった予定もなくなった。さらに参加できないという報告もネットがないため出来ず、大変迷惑をかけてしまった。
とりあえずカオサンロードにはついた。
旅人はこういう。
タイへ来たらカオサンロードへ行こう!
しかしあえて言おう。
私はカオサンロードがあまり好きではない。人がたくさんいて、かつうるさいから。
そんなカオサンロードへ20時に到着。人たくさん。つらい。シャワー浴びたい。
カオサンロードから東の市内まで、移動方法が徒歩かバスかトゥクトゥクだ。電車という手段もあるが、かなり歩くため疲れ切った身体と15kgのバックパックを背負って歩くのはしんどい。
なんとか街中を走り回っているトゥクトゥクを捕まえて、カオサンロードを脱出!
向かった先は、ビクトリーモニュメントの近くにあるラーメン屋。
正式名は「クイッティアオ」です。
ここのクイッティアオは一皿16バーツなので約60円と激安。
味もしっかり美味しいからぜひバンコクへ来た人は食べてほしい。
お店はこちら↓
腹を満たした頃には22:00。早くチェックインしないと野宿する羽目になると焦り、片道30分かけて宿へ。
無事に1週間お世話になる部屋に到着。
これから1週間バンコクに滞在し、そのあと2週間パタヤへ行こう。
と意気込んでいたが、後にパタヤでとんでもない事件に巻き込まれることに…。
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