僕の畑に来る猫222『心配しないで信じる』
畑に着くとミケが既に待っていた。
ミケ「にゃ〜にゃ〜」僕「ミケおはよう♪」
ミケ「にゃ〜にゃ〜」僕「長靴履きたいんだけど、ミケちょっとどいてくれる？」
ミケ「え？私が邪魔だってこと？」僕「い、いや、そういうことじゃ、、」
ミケ「なによ！ハッキリ言ってよ！」
チャッコ「母ちゃん、ハッキリ言わせてキズつくの、自分だから、、」
ミケ「はいはい、小屋に行きましょう」
ミケ「小屋〜小屋〜」
ミケ「早く早く〜」僕「小屋へ行こう〜！」
キッキー君「おじちゃん、おはよう！母ちゃんを怒らせないで、よく切り抜けたね！」僕「まあな♪」ミケ「え？なんの話し？」
キッキー君「僕はまだまだよく分からないんだ、女ごごろってやつが」
ミケ「なんか言った？」キッキー君「え！何でもないよ！」
ミケ「またあんた、母ちゃんの悪口言ってるでしょ？」
キッキー「言ってないよ、」
キッキー君「僕は今、悩み多きとしごろなんだ」
キッキー君「おじちゃん、相談に乗ってくれる？」僕「うん、いいよ」
キッキー君「いま、僕は、、独立を考えているんだ」
クルミの実が大きくなってきた。
キッキー君「独立って一言で言うと簡単だけど、実際、どうなんですか？」
キッキー君「不安と期待が入り混じって、」
キッキー君「今は不安が上回ってる」
キッキー君「どこで何をしていいのやら、」
キッキー君「おじちゃんなら、独立の先輩として、参考になるかなと思って、相談してみたんだ」
キッキー君「僕も小さなお店でいいから、起業してみたいんだ。」
クロ「なに？キッキー！独立だ？」
キッキー君「父ちゃんには、僕の気持ちなんかわからない！」
クロ「なにいってるんだ！キッキー！」チャッコ「父ちゃん！落ち着いて！」
ミケ「なに騒いでるの？」チャッコ「父ちゃんがまた短気を起こして怒ってるんだ」クロ「怒ってなんかいない」キッキー君「母ちゃん、」
子猫達も独立の季節を迎える。
クロ「一丁前な事は言うけど、何も経験してないくせに、」僕「クロちゃん、心配しないで信じてみたらどう？」