覚えておきたい!街頭インタビューの基礎①~とにかく高田純次さんのように~

街頭インタビュー、いわゆる街録が、うまくいく方法です

💡ちなみに、私はこの業界のはじめての仕事は街録。
 駆け出しのころ
 軽く年間1000人以上は、街頭インタビューを撮っていたので
 このジャンルは詳しい方です。※累計1万人は撮っています。

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ずっと書いてますが、簡単な自己紹介・・・
(読まれた方は吹っ飛ばしてください)

私は、フリーランスなのに、日テレの番組の総合演出をしています。
普通、総合演出は局員か、大きな制作会社の上のディレクターが
やるので 相当、珍しいパターン。
それなりにいろんな経験をしてきたので、
そこが評価されているのかなぁと。

そんな経験を活かした、映像制作に必要なノウハウをまとめたnote。
番組の若手のために書くけど、それだけだともったいないから 公開します。

テレビ番組の作り方って、マジでマニュアルになってなくて 基本、全てが口伝です。本にもなっていません。 ※それだけにいろんな手法があって、バラエティに富む番組があるのだと思いますが。 なので、業界の若いディレクターにとっても、貴重な気はしております>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

大きくわけて、街録には2種類ある

①データの補強のための街録

(特に共感が得られるコメントを狙ったもの)
→ランキングなどを紹介するときに、
 NA流行りスイーツ第2位は・・・
 →街録「アイムドーナッツ!超おいしい」 みたいな
 実際に街で聞いてランキング化もしてるけど、
 紹介したいネタ(スイーツランキング)が大前提としてあって、
 その情報を補強するために使うもの

②一次情報を楽しむ街録

→街で声をかけてみて偶知った情報をネタにするもの。
 あえてジャンル分けするなら、「ダーツの旅」とか「家ついていって
 いいですか?」とか。
 普通にネットとかで調べても出てこない情報を楽しむもの

で、今回は主に①を面白く撮る方法に関して。

とにかく、緊張を解く

スマホで撮影するのが普通の時代なので、状況は変わりつつありますが。
急に見知らぬ人に声をかけられ、カメラを向けられると
まぁ、誰だって、緊張する。

その緊張感を楽しむノリで撮影するならいいですが、
多くの場合は、ない方がいい。

なので、とにかく、声かける時から緊張を解いて、
話を聞いてもらって、インタビューを撮らせてもらう。

じゃあ緊張感ってどうやって解くか?

シンプルに「クスっ」としてもらう。

大笑いなんて、無理だし、それが目的でもないので必要ないです

でも、もはやナンパと同じかも。ほぼしたことないけど。

街録をお願いするときの第一声は高田純次さん的に

🔽「すみません、@@テレビの山田といいますが、いまスイーツの
  ランキングの街録を撮っていて、
  協力してもらいたいんですけど・・・」

は、丁寧だし、そりゃそうなんですが、
あんまり、これだとうまくいかない場合が多い。
だって、緊張が解けるタイミングがないので。
むしろ、緊張させるだけなので。

それよりも、例えば・・・

🔼「すみません、@@テレビの山田といいますが
   かわいいバッグを持った人限定で、スイーツの話を聞いてるん
   ですけど。
   そしたら、”いた!めっちゃかわいいバッグ持ってる人!”と思って
   声かけちゃいました。」
🔼「すみません、@@テレビのジョニーデップといいますが・・・」

と言った方が、楽しく答えてくれる可能性が高くなる。
※これ、すげー適当に書いているので、ベストな正解じゃないです。

なにが言いたいかというと
「なんやねん!その設定」と思わせたり、「え、私!?」と思ってもらうことで、多くの場合、緊張は解けやすい。

💡詳しく言うと
①すみません、@@テレビの山田といいますが→ここでめっちゃ緊張感出る
②かわいいバッグを持った人限定で、スイーツの話を聞いてるんですけど。
 →ここで「何それw」って緊張がほぐれる人もいる
③そしたら、”いた!めっちゃかわいいバッグ持ってる人!”と思って
 →なんとか、ここでほぐれてくれませんか・・・
 →本人の褒めの要素も入ってるといい場合が多い
って感じです。

全く緊張しないなんて不可能なので、なるはやで
緊張を解くのが大事かと。
とにかく、何度も街ゆく人に声をかけながら、
第一声の文言をアレンジしていくのが大事かと思います。

インタビュー直前も、高田純次さん的な感じで

なんとかお願いして、街録まどたどり着いても、
多くの人がちょっと緊張しています。

これだといいインタビューが撮れない。

「あ、この人、緊張してるな」と感じたら
私は大体、こういいます。

「大丈夫です。うちは、28回まで撮りなおしOKなんで」
とか
「どぎつい下ネタ以外、なんでもOKなんで」

まぁ、極端な言い方で「失敗してもいいんですよ」と伝える。
あと、みんな大体、下ネタってワード自体好き。

そうすると、カメラの前で、初対面なのに、
ベストなトークをしてもらえる可能性が高まります。

基本的に、街録の場合、楽しく話してもらうのが大事なので
この方法は使えます。ガチで。

とはいえ、
取材に答えてくださってる方に、ずっと適当なのは
失礼でしかないので、
取材趣旨や、インタビューの使い方などは
改めてきちんと伝えなければなりません。

ちゃんと向き合うところと
適当にほぐすところは、ちゃんとすみわけするのが大事です

にしても、高田さんすごいですね。

続きは、明日!というより
日をまたいでいるので、今日!

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