見出し画像

スタートアップで1人目マーケッターとして働くという選択肢 #SaaSLovers

再び小松さんから誘われ、#SaaSLoversというバトンブログ企画の10日目を担当します。OLTA株式会社で1人目マーケッターとして働いています鈴木といいます。

前回のnoteで、カオナビに1人目マーケとして入社し、やってきた仕事や苦労したことを書いたら、1人目マーケとして働いた経験がある方々に「分かる分かる!」とたくさん共感するコメントをもらえました。そこで本ブログでは、1人目マーケ担当として入社するとどんなことがやってくるのか、どういう心構えで入社するのが良いのかを私のカオナビとOLTAの2社での経験をもとにお伝えしようかと思います。どうぞご笑覧くださいませ。

スタートアップに1人目マーケ担当として入社するとやってくる3つのこと

マーケ担当に限った話しではない部分もあるのですが、1人目マーケ担当に起こりうることを3つにまとめました。

その1 沢山やることが待っています

スタートアップにおける1人目マーケ担当が採用されるタイミングとは、事業が伸びてきて、これからマーケ(主に広告)にもコストをかけれて、事業を伸ばしていくぞー!!という時です。創業時期からちょっと時期がたち成長フェーズに入りかけ位のタイミングです。そして、創業フェーズの苦しいときを乗り越えたあとなので、経営陣及び既存社員の方々にはあんなことやりたいこんなことをやりたい!がいっぱい溜まっています。なので、やる仕事がなくて暇~、何てことは絶対にありません。

その2 泥臭い仕事も沢山あります

スタートアップへの中途入社となると、今までの経験・実績を生かして、マーケの上流工程を考える仕事にフォーカスしたい、現場で手を動かす仕事はもういいや、、なんて人も中にはいるかもしれないですが、圧倒的に現場で泥臭く手を動かす仕事が待っています 笑(もちろんCMO採用の人は別です。)
例えば、

・解析ツール(GA・GTMなど)の設定
・パラメータルールの作成やwordpressいじってSEOタグの設定
・0からの業者選定
・展示会でのチラシ配り
・セミナー会場のセッティング、、、etc

などなど、書き出すと切がなくなるくらい色々とあるのですが、適当にはしておけない仕事ばかりです。

その3 何度も「マーケ的にどう思う?」って聞かれます

1人目なので、マーケに関する質問は全部自分にやってきます。「マーケとして意見ほしい」「マーケ的にこの施策どう思う?」「この数値感ってマーケ的にどう?」といったような質問を各方面からもらいます。また、過去に実施れたマーケの取り組みへの意見を求められることも多いです。

1人目マーケ担当になると得られること

ここまで読んでもらった方には、1人目マーケって何だか大変そうだし、想像していた(ちょっとイケてる)イメージと違うって感じられる方も多いと思いますが、楽しいことも得られる経験もプライスレスなものばかりです。

例えば、

・自分発信で施策を始めれる(ことが多い)
・マーケティング施策を一通り経験できる(上流も現場仕事も。オンラインもオフラインも。)
・経営の近くで仕事ができるので、「経営≒マーケティング」という感覚が自然と身につく
・会社やサービスの成長が我が子の成長のように嬉しい
・ちょっとやそっとのことでは挫けないストレス耐性を身につけることができる、、、erc

僕自身、カオナビでもOLTAでも1人目マーケ担当として採ってもらえて本当に良かったと思っています。一人目マーケ担当として入社する機会に巡り合ったら是非 チャレンジして飛び込んでいってもらいたいです。

1人目マーケに必要なスキルと経験(採用する企業向け)

一方、これから1人目マーケ を採用するスタートアップ企業はどんなスキルや経験をしてきた人材を採用するのが適するのかを6つの要素をもとに自分なりに考えてみました。

画像1

特に大事だと思うのは、「現場でのマーケ経験が豊富なこと」「失敗経験を乗り越えてきたこと」の2つですかね。

上でも書いたように1人目のマーケッターには入社すると沢山の現場の仕事が待っているので、しっかりとスピーディーにこなしていける人材の採用が必要だと思います。そして、何より失敗経験があること、更に乗り越えてきた経験があることが重要だと思っています。マーケッターという人種は綺麗な画(企画)を描いて、自分の理想となる姿(成果)を追い求める人達が多い印象です。(そのことが悪いこととは思いません。)

しかし、それがスタートアップではなかなか思い通りに上手くいかなったり、朝令暮改で方針が変わることはざらにあることなので、失敗を失敗で終わらさないことも大事ですし、何よりこういったカオスな状況でも楽しんで働けるであろう(ないしはストレス耐性の高い)人材の採用がオススメです。(freee社ではカオスな状況でも楽しめる人材のことをカオスサーファーと呼んでいるようです。)

まとめ

SaaSに特化した役立つノウハウはあまりご提供できなかったですが、これからSaaS企業に転職する予定のある方や、SaaSスタートアップのマーケッターの採用の一助になったら幸いです。そして、明日は才流の小島さんの記事ですー。お楽しみにー!

最後に(PR)

OLTAでは2人目のマーケ担当を募集しています。一緒にカオスを楽しめるマーケッターのご応募をお待ちしております!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?