CBT直前にサルモネラ食中毒になりかけた話
気がついたときにはすでに手遅れだった。
そう、無意識に食べてしまったのだ、賞味期限が3週間も切れた卵を。それも生で!!
これには深い事情がある。
すべての事の発端は、7月下旬
4年生の進級テストが終わり、実家に帰省した際(何を血迷ったのか)冷蔵庫に残してきたちょうど半パック分の卵たちに起因する。
岩手の自宅に戻ってきたときに、近所のスーパーで新しく卵を買って帰った。
そのようにして、冷蔵庫の中には新旧交々の卵たちが並ぶことになった。
なぜ、賞味期限切れの古い卵を捨てなかったのか?
それは、ごみ捨ての日までにキッチンのゴミ箱で悪臭を放つのが嫌だったからだ。
極力ギリギリまで冷蔵庫で腐敗を防ぎ、一気に捨てるという作戦だ。
僕は、TKG(卵かけごはん)をよく食べる。
新しいパックから卵を取り出し、器に割り、そして勢いよくかき混ぜる。
新旧パックの卵が同数になったとき、悲劇は起こった。
間違って古い卵を手に取り、TKGにして食べてしまったのだ!!!
賞味期限から3週間も「蝶よ花よ」と大切に育ててきた我が子のような卵をついに食べてしまった。
食べていたときには「なんかいつもより卵にコクがあるな」とやや違和感があるくらいだったが(食べ物は腐りかけほど美味しい?)
T(食べてから) K(気) G(がついた)
あとの祭りだった。
賞味期限切れの卵は、2週間〜1ヵ月は加熱調理して食べれると聞くが
はたして「生卵」の賞味期限切れはどこまで耐えうるのだろうか?
おそるおそるネットで検索してみると、夏は3日、冬は約1ヵ月(!!)は生で食べても大丈夫らしい…
3週間は余裕じゃん!と思ったが、悲しいことに、今は夏だった。
ちなみに、卵での食中毒はサルモネラ菌が有名だが、潜伏期は8〜48時間ほど。
症状は、発熱、腹痛、嘔吐、下痢。快復までには3〜4日かかる。
CBT前に発症するとなると、ちょうど試験当日まで寝込むことになる。
※CBT=医学生の仮免許試験みたいなやつ
この記事を書いているときには、すでに36時間経過していて、お腹が若干ゆるいような気がしないでもないが、なんとか平穏に過ごせている。
もしCBTを欠席していたならそのときは、同志諸君、何も言わずにそっと弔っていただきたい。
夏の生卵は賞味期限3週間すぎても大丈夫だということを体を張って実証したとともに
※個人の感想です
サルモネラ菌をちょっとだけ身近に感じた夏であった。
今日もやはりTKGは美味しく、冷蔵庫には無精卵たちが静かに鎮座している。
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