「フツーになりたい。」と思ってしまう夢見るドリーマーへ向けた手紙
高校生の頃からにわかに気づき始めていたことがあるんだけど
小学校・中学校で頭が良くてクラスの優等生だった子や
生徒会長をするような学年を率いるリーダーシップのある子って必ずいる。
でも、面白いのがそういう子が必ずしも綺羅びやかなエリートコースや出世コースに乗っかるわけではないなということを過去に見てきた優等生たちを見て確信している。
今でも印象に残っている会話がある。
小学校で1番頭の良かった子と同じ中学校に行ったんだけど
「高校はどこに行くの?」
と質問したら
「私はフツーになりたいからO高校(偏差値40)に行きたい。」
と返答されたとき、私は驚いた。
※岡山県の田舎出身なので進学する高校には偏りがかなり出る。O高校は多くの人が進学する学区内の高校であった。
私はその子よりも勉強ができなかったんだけど、大きな夢を見るドリーマーなので田舎から岡山市内で岡山5校と呼ばれる県立の進学校5校に入る1つの高校に進学したいなあと思っていた。
しかし、その子の目指す進学先を聞いて自分の進学候補先を言いづらくなってしまった。
これは高校でも大学でも同じことが起こった。
頭が良くて優秀で、統率力のある人が必ずしも大志を抱くわけではない。
素晴らしい能力を持っていても
「フツーでいたい」
「それなりの生活ができればいいや」
「結婚してママ友つくって仕事は早く引退したいなあ」
などと私からみたらとっても優秀な人達が言葉にしているのである。
ドリーマーな私はその人達の話を聞くたびに
「マジで!?!???!?!!!!もったいない!!!!!!!」
と能力値や頭脳レベルを分けてほしいと何度も思ってきた。
人が何かを成し遂げるためには何個か必要な要素があると思う。
今、私が経験をもって言えることは
①能力(スキル)
②意思
③継続
この3つだ。
スキルに関してはない場合は努力という項目で補うこともできる。
けど、意思を人に抱かせるのはかなり難しい。
そしてそれを何年も継続させるのはもっと難しい。
でも、意思や継続力があったとしてもスキルがゼロでは結果には結びつかない。
どれも必要な項目なんだけど、でも、それでも
「自分は無謀なことばかり考えるドリーマーだな。」
なんて思ってしまう人は意思を持ち続けられる自分を少し褒めつつ
結果を出すために必要な能力を身につける努力を継続して行ってほしい。
夢を見続けていると、先が見えない時期に
「自分もフツーに(安定的でリスクの低い)生活したいな」
なんていうよくわからない感情に襲われるんだけど、持ち前のドリーマー力ではねのけて未来の輝かしい自分はフツーの生活から生まれるのかどうかを考え直して毎日を一歩ずつ積み重ねていってほしい。
※この文章はドリーマーな私に送る自身への激励の手紙です。
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