【ついに最終部】屋久島で土地買ってエコビレッジ運営・YouTube企画コンサル会社の社長秘書・女性起業家になった3人が共同生活していた時の話をしようと思う
さて、ついにこのシェアハウスのお話も最終部までやってきました。ここまで1部・2部ともに読んでくださった方ありがとうございます。
簡単におさらいすると、ロイヤルニートのAちゃんと超★ガールズバー店員のTちゃんの3人での暮らしは生活リズムや食生活が合わないことから始まり、そんな3人でイベント開催をすると血を吐くような地獄絵図を見るというのがここまでのお話でした。
最終部では、タイトルにもあるように私たちが今どんな生活をしていて、何を目指しているのかをお話していければと思います。
ですが、その前に引っ越しという最後のエンターテイメント事件が残っておりますので、まずはそちらからどうぞ。
家を出て行けと言われ引き払い確定
実はこのシェアハウス、斯々然々無限エクストリーム(闇)あって当時所属していた経営コミュニティの代表に初期費用を借りて始まっていた。
経営コミュニティのメンバーと一緒に住むという理由でお金を借してもらっていた。
まあ、なんだけど私が和旅プロジェクトの今後を考え、思い切った方向転換をしようとそのコミュニティを辞めます宣言をした瞬間、3日でお金を返せと言われ(なんとか返した)、そのお金で借りたんだから出て行け(これは意味不明)と言われて引っ越さなければならなくなってしまったのだ。(白目of白目)
そんなこんなで私たち3人はそれぞれ別の場所で住む場所を見つけなければならなくなったのだ。
ちなみに、Aちゃんは横浜に新居をみつけ引っ越し確定、Tちゃんは実家の別荘が市川にありそっちに住むことになった。(実はTちゃんの家も金持ちだった)
無事住むところをみつけた二人を横目に、実家が岡山の私は行く宛がなく絶望(ちなみに私はこの時点で手元の貯金ゼロゆえ新居は借りれない)していたんだけど、退去1週間前に命の恩人且つ心の友に出会ってなんとか住処を見つけられた。もちろん居候ってやつだけどネッ★(見つからなかったらホームレス確定だった、マジ危ないありがとう命の恩人)
大事な腕時計が消えた
ついに引っ越しだ。みんなで家の片付けをする。
そういえば書くのを忘れていたんだけど、Aちゃんはミニマリスト且つ掃除大好き人間だった。
寝る前に必ずリビングにあるダイニングテーブルの椅子は机の上にあげられているし、毎朝5時に起きるとダイソンの掃除機で掃除をしていた。
入居時も私の荷物の多さを見かねて
「このダンボールの中身、使うもんあるんですか?」
「この服の中で過去1年間で着てないものは捨てましょう」
といってゴミ箱にガラガラガラ〜〜〜〜〜〜っと中身をひっくり返す勢いで物を捨てていく。実際、私も物が多すぎたし自分では捨てられなかったからこれは地味に助かっていた。
そう、私は助かっていた。
もちろん、助からなかった人もいた。
「いーはーさん、私がいつもしている腕時計がないんですけど、、、」
引っ越しの片付けをしている時にTちゃんに聞かれた。どうやら大切な腕時計だったらしい。
「いつもの白い箱に入ってるんじゃん?」
そう答えて白い箱をみたら、なんと中身が何も入ってない。普段から机の上に出ている小物とかを閉まっておく箱として使っていたもので、Tちゃんの時計もそこに入っていることが多かった。
嫌な予感がした。これは、本当に嫌な予感がした。
きっとコレを読んでいるあなたも想像したであろう人物の勢いあるガラガラガラ〜〜〜〜〜〜〜が頭に過ったのである。
いーはー「Aちゃん、Tちゃんの時計みなかった?」
Aちゃん「ウチは知らないですよ〜」
いーはー「じゃあ白い箱の中身どうした?」
Aちゃん「全部捨てました」
Tちゃん「・・・・・・・(´・ω・`)シュン」
はい、ストライクッ/(^o^)\
ちなみに、ゴミ袋はもう家の中にはなかった。Tちゃんは激ションボリ★エクストリーム無限落ち込みをして部屋を出て行ってしまった。
私たちの生活スタイルと日常のこだわりは最後まで噛み合うことはなかった。こうして、私たち3人は日暮里ハウスをたった3ヶ月で後にして、旧和旅プロジェクトは事実上の解散となったのだ。
※ちなみに、腕時計は家のゴミステーションにあったらしく、Aちゃんが知らない間に探し出してきていた。本当によかった。
2年経った3人の現状
タイトルにもあるように、2年前の夏にこの3人は別々の道を辿ることとなった。あれから2年、それぞれがどんな今を過ごしているのか紹介できればと思う。
Tちゃん(超★ガールズバー店員→社長秘書)
今は都内でひとり暮らしをしつつ、YouTubeの企画コンサル会社の社長秘書としてバリバリ働いている。その傍らで管理栄養士の資格も活かして栄養指導の仕事も受けており、本当に当時からずっと働き者だ。多分、そのまま大手に就職していた時の年収より遥かに稼いでいる。
彼女は結局、自分が中心になって物事を進めるというよりは死ぬ気で働いている人のそばで管理力を活かした働き方をしようとずっと行動していた。
ちなみに、彼女のいる会社本当にスゴくて、まだ1年目の会社なんだけど誰もが知っているトップオブトップYouTuber達の企画を考えるお手伝いをしていたり、大手企業のチャンネル開設コンサルをしている。社長秘書という名目であるものの経理・労務・財務を担当しつつ企画の準備手伝いまで担当しており、業務の幅が広くて話を聞いているだけで目が回りそうな仕事量だ。
噂によると先日コロナで拡散されたエライ人とのスゴイ動画も関与していたりいなかったり。。。とりあえず、何が言いたいかというとメチャメチャ頑張ってるよってこと。
深夜の渋谷で
「お兄さん一杯飲んでかな〜い??私とどう〜〜?♡」
なんて客引きして朝のスタバで爆睡していたガルバ店員が2年後にこうなることを誰が想像できたであろうか。ほんと、よくやってると思う。堅実さを持ちながら挑戦し続ける多動力、マジで凄いと思う。私にはないものだから、余計そうみえるよ。
Aちゃん(ロイヤルニート→エコビレッジ運営)
Aちゃんは横浜の家にはなんと1ヶ月も住まずに関西の実家に一時的に戻っていた。その後に屋久島への移住を決意し、身一つで知り合いもいないままに屋久島へ移住し、エコビレッジをつくるんだと土地を買って仲間をつくり、農作業を始めた。10年で食べられる森をつくるというビジョンのもと、毎日朝から晩までせっせと植樹をしたり、苗を育てたり、野菜をつくったりしている。
まさに自給自足の生活だ。
そして最近聞くには農水省から1000万円ほど投資を受けて農宿という新たな事業を始めることとなった。
彼女はどこまでも地球を救うことに本気出し、そのために必要なことだけを考えて走り続けている。もうね、とってもビジョナリーだし生まれてきた環境を最大限に活かして自分にできることを必死に追いかけて行動する力は脱帽者だ。
お金持ちのロイヤルニート
それだけ聞くと、なんか嫌なヤツにも聞こえるだろうし、今まで散々Aちゃんの珍事件を紹介してきたんだけど、彼女が今やっていることや今の生活を心から求めていたのであれば、2年前の事件たちは納得しかない。
Aちゃんは、人を愛し、植物を愛し、地球を愛している。
彼女ほど心が寛大で人を許し続け、優しさや愛情を見返りを求めることなく他人に回せる人はなかなかいない。
きっと溢れ出す使命感のもと、愛に満ちた人生をこれからも突き進んで行くんだろうね。ほんと、心から尊敬するよ。
いーはー(家なき子→和旅を会社へ)
私は無事に居候先をみつけた後、お世話になっていた先輩の会社で働かせてもらいつつ、バイトをしながら家の初期費用を3ヶ月で貯めた。まー、実はマイナスも大きかった故に、色々と取り返して新たに挑戦するまでに1年ほど時間がかかった。実際、この時の心理状態はボロボロだったこともあり、和旅もやめようかと何度も葛藤していた。でも実は1人だけ旧和旅プロジェクトで一緒だった子が私のことをずっと待っていてくれた。
家を取り返した直後、待ってくれていたその子に会いに行って和旅をやりたいかどうか聞いてみた。
「私は、やりたいです。」
すごくハッキリ言ってくれた。この時の言葉は鮮明に覚えている。
きっとこの時「いーはーさんがやりたいならやろうかな」みたいな曖昧な返事だったら辞めていた可能性は高かったと思う。
この一言に救われて、今の私はある。この日が2018年11月8日なんだけど、ここから半年くらい準備をして、コンセプトや事業内容も全部考え直して2019年6月13日に和旅を会社にした。潰れないかヒヤヒヤしながらの経営だったけど、今月初の決算を迎える。一緒に働いてくれる仲間も3人いて、身内のように関わってくれる大好きな取引先・税理士・弁護士もいる。ガイドや協力サポートをしてくれる人も含めると10人以上ウチの会社に関わってくれている。
とはいえ、コロナで私たちの事業は今後どうなるかわからない。でも、きっともうこの先、何があっても和旅で再度掲げた「日本人と世界を繋ぐ顔となる」このビジョンを諦めることはないだろう。
ビジョンの実現が2年、5年、10年先になったとしても、それは変わらない。そしてこれはきっと、他の2人にもいえることだ。
私たち3人は散々迷った。22歳、22歳、24歳という年齢で人生の生き方と真正面から向き合い、彷徨った。
お金も、時間も、心も削って削って削ってもう十分迷ったのだ。
3人とも安定とは真反対の生活を送っているように一見見えるが、実は視点を変えれば本物の安定を手に入れたと思っている。
それは、揺るぎない生き方だ。
今、世の中では未曾有の出来事で混乱が起こっている。そしてきっと、これはまだ序章に過ぎず、これからボーリングのピンが倒れるようにバタバタと常識がひっくり返り始める。
とあるエライ人が言っていた。
「今の行動の結果は2年後に現れるよ」
2020年にこの未曾有の出来事が始まった。つまり、2022年に今をどう生きたかの結果が見えるのだ。
あ、そういえば私の大好きな社長友達がこんな記事を書いている。
一部抜粋する。
20/01/14[行動あり]
・持ち主が不幸になる呪いのピンクダイアモンドを貰う そんなもん渡すな
・ハイチュウ2個分くらいのサイズだった 綺麗だったけど、じいっと見てるとボーッとし始める(夢の中で集中もした覚えないな)
・前の持ち主の不幸の詳細と歴代持ち主を調べると会社倒産した人達ばかりだった 尚更そんなもん渡すな
・倒産履歴(破産申請日)を見ていると2022年のものが大半だった ここに現在の取引先や現在の仕事関係者の法人名もあった
・必ず会社が倒産する石!としてメルカリに売っていいか確認 バチあたりと非難される
私たちが迷走していたのも2018年でちょうど2年前なんだよな。これが何を意味するのかはあなたの想像にお任せしようと思う。
今、世の中に問われている
今、私たちは世の中に問われている。
ずっと、いろんな角度から形を変えて質問攻めにあっている気分だ。
もしも、コロナが2年以上収束しなくても
もしも、大地震が東京を襲ったとしても
もしも、世界中の国で鎖国が続いたとしても
もしも、時が経ってまたチームがやり直しになったとしても
もしも、生き延びるために月5万円で生活しなくてはならなかったとしても
もしも、一時的に岡山で暮らすことになったとしても
「お前のやりたいことは何があっても本当にやりたいことなのか」
そう問われていると感じることが多すぎる。まーでもここまでも散々書いてきたけど私の答えはもうすでに出ている。
「5年10年かかったとしても必ず実現する」
これが私の答えだ。
これを読んでいるあなたはどうだろう。この自粛期間に進むべき方向は決まっただろうか?どう頑張っても市場を正確に予測しきることはできない今、確実なものは唯一つ自分の声だけだ。
私はやるけど、あなたはどうする?
あとがき
ここまで3部に渡る私たちの茶番劇にお付き合いいただいた方、本当にありがとうございます。
実はこの話、こうやってちゃんと全部を誰かに話したのは初めてなんです。この2年間、「家なくなってホームレスになったぜ!」という話は散々してきましたが、このシェアハウスで起こった事件たちは消化しきれないものばかりでした。
色んな人に申し訳なくて、失敗だらけのリーダーをやっていた自分がカッコ悪くて、人に言うことができませんでした。
でも、この自粛期間を通して自分と向き合う時間が増え、ここで消化しておきたいなという気持ちになり、公開することにしました。
いざ文字にしてみると数々の珍事件があり、かなり省略はしているのですが、それでもネタになることが多い時間だったなと思います。(もちろん当時は命削ってたけどね。笑)
公開するたびに
「家で声出して笑いました!」
「なんとなく知ってたけど改めて読んでも笑えた!!!」
「クルーズ船って裏でそんなことがあったの!?!???」
などのコメントをもらうことができて、いい形で私の中でも消化することができたと思っています。
実際、この記事をきっかけに当時関わっていた人から連絡をいただくこともあり、後ろめたさのあることも表に出せば笑い話に変わって新たな縁が繋がるきっかけになるんだと実感しております。
今、本当に大変な時期だとは思いますが、この世界一斉夏休み期間を十分に利用して自分と向き合う時間を多くの人が過ごせたらいいのになーなんて勝手ながら思っています。
最後にはなりますが、もしこの3部構成の記事が面白かった!この手の文章もっと読みたい!と思ってもらえたら、ぜひ♡マークのスキを押してもらえるとメチャメチャやる気アップするのでよろしくおねがいします。
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これからも、色んな人の人生を旅する旅行屋のいーはーとして記事執筆を続けて行きたいなと思っているので、引き続きこのnoteも応援してもらえたら嬉しいです。
ここまで長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございました!!!!
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