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【アルテミス計画】初の女性宇宙飛行士が月面に?

こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

みなさん、アルテミス計画をご存知ですか?

宇宙好きの方にとってはおそらく常識ですが、あまり一般的には知られていない気がするので、今日はアルテミス計画について、私が注目していることをお話しします。


アルテミス計画とは?

アルテミス計画とは、2024年に有人月面着陸を目指し、2028年までに月面基地の建設を開始するというNASAのプロジェクトです。


このミッションを聞いて、

「有人月面着陸ってだいぶ前に達成してなかったっけ?」

と思った人も多いのではないでしょうか。(私もその一人です。)

まさにその通りで、今から約50年前には人類は月面に着陸しています。

NASAのニール・アームストロング船長が人類初の月面着陸を達成したのは、1969年7月20日。
当時は世界の人口の約5分の1にあたる6億人が歴史的瞬間のテレビ中継を見ていたと言われています。

当時のアームストロング船長のこちらの言葉はあまりにも有名です。

「人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては偉大な一歩だ」

実は当初のアポロ計画では、月面着陸は想定されていなかったそうです。
しかし、1961年にロシアが最初の有人宇宙飛行に成功し、宇宙開発においてロシアに遅れをとったアメリカが、その直後に宇宙飛行士を月面に送ると宣言したのです。

そんなロシアとアメリカの冷戦中に成功した人類初の月面着陸でしたが、その後4年間で12名の宇宙飛行士が月面に着陸し、アメリカは宇宙開発において確固たる地位を築きました。

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その後も宇宙開発は続きましたが、近年アメリカの月面着陸のミッションは失速。その間に中国が宇宙開発において急成長しました。

それを見かねたトランプ大統領が、2017年に宇宙政策指令第1号に署名し、有人月面探査と続く火星探査の実施が正式に決定しました。

これがのちに「アルテミス計画」と名付けられました。

ちなみにアルテミスとは、ギリシャ神話に出てくる月の女神で、アポロの双子だそうです。


初の女性を月面に!

私がアルテミス計画に興味を持ったきっかけはNASAのこちらのスローガンでした。

First Woman, Next Man on the Moon

初の女性、そして次の男性を月面に。

つまり、NASAが正式文書において女性宇宙飛行士を月面着陸させることをミッションに掲げているのです。

なお、上記のスローガンは実はトランプ政権のもと掲げられた最初のスローガンですが、バイデン政権になり、リバイスされました。

新しいスローガンはこちら。

First Woman and First Person of Color on the Moon

初の女性、そして初の有色人種を月面に。

バイデン政権に変わり、初の有色人種という文言が追加されました。


要は今まで12名も月面に着陸していて、全員白人男性だったということなのですが。。

とはいえ、近年人種差別が問題になっているアメリカで、あえて有色人種の宇宙飛行士を月面に送ると宣言されていることは大きな一歩なのではないかと思います。


宇宙飛行士の募集

そんななか、昨年10月、JAXAが13年ぶりとなる宇宙飛行士の募集を発表しました。

しかも試験は2021年の秋を予定しており、1年以上前に宇宙飛行士の募集について発表があるのは初めてのことです。

そんな宇宙飛行士募集の発表には、若田宇宙飛行士のこんなコメントが添えられていました。

多くのみなさんが月探査でも活躍できる宇宙飛行士を目指して応募してくださることを期待しています。


これは初の日本人による月面着陸を示唆しているのではないでしょうか!

しかも今回JAXAは「より多くの方に宇宙飛行士になる可能性を広げるため」、応募条件を見直すことを検討しているそう。

例えば、前回の募集では「自然科学系の大学卒業以上」としていた条件は、「大学・大学院、短大、高専、専門学校卒業以上」というようにさまざまな条件が緩和されることが検討されています。


個人的にはぜひ日本人女性に月面着陸していただき、初の女性、そして初の有色人種というスローガンを両方一気に叶えてもらいたいものです。

今回かなり門戸が広がるということで、コスモ女子からももしかしたら宇宙飛行士が誕生しちゃうかも?!と期待している今日この頃です。

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