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ギリギリガール100マイル アイテムについて その1

多方面から問い合わせのある100マイルレースのアイテムについて。UTMF、UTMBギリギリ完走の私なりの気づきを書いてみました

1.レイン
2.ライト
3.コップ
4.タイムチャート表(予定)
5.スマホバッテリー(予定)
6.防寒手袋(予定)
7.ザック(予定)

「WHAT」何のアイテムをもつか、でなく、「WHY」何故そのアイテムを
「HOW」どのようにもつか。使うか。

私の失敗談を含めて書いてます。今回も7つに絞ってみた。収益目的じゃないから、Amazonとかのリンクも貼ってないよ(笑)

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Instagram様々 UTMF2019の装備一式

100マイル46時間の旅。
トップ選手と私とでは、時間がちょーど2倍。なので荷物も。サポート無しだったから尚更。確か私の記憶では、ザックの重さ5.5kg(水1.5L含)ぐらいにはなったかな。もっとあったかも。なんしか重い!

でも、完走を左右するギアや命に関与するアイテムについては、必ず自分で持って走りましょう。理由は言わずもがな。あなたの100マイルレースを最高のものにするために。

UTMFについては、関門が厳しいレースではありません。だけど、全ての状況が揃って大会が開催されることが、もはや奇跡的な今日この頃。

私自身がギアトラブルで、毎回完走が危ぶまれたからこそ、せっかスタートに立てるならば、全員が完走してほしい。そう思ってタラタラ書いてみました。

あ。レギュレーションについては自分で調べてね(笑)
デポバッグ、タイムチャートについては改めて書きたいなぁ って「その1」だけで何日かかってるねーん。

一人でもご参考になれば幸いです。

1.レイン

ギアの中で、いちばん大事ではないかと思うレイン。決してケチらないでください(笑)下手すりゃレイン次第で、完走が左右されます。色々ミスった私は、寒さで死をみましたw 

いずれUTMBを目指している人は、Gore-Texを買うことをおすすめします。UTMBは、UTMFの感覚で行くと死にます(苦笑)UTMFではOKな薄めのレイン(例えばモンベルバーサライトとかノースの薄いやつ等)は、UTMBのレギュレーションでは通らないそう。確か、何かの指定数値があります。なんとインナーもミニマム重量が指定されてます。
これは何を意味するか。もちろん標高が全然違って、自然天候の過酷さが違うのはもちろん、UTMBは雪だろうと雷だろうと中止にならないだけの文化(ランナーが大会のせいにしない自己責任文化)と短縮判断、エスケープルートなども含め運営が組織としてしっかりしているからだろうと、STY2016、Eiger応援、UTMF2019、そしてUTMBで雷が1時間なり続ける中、ヒョウに打たれながら感じました。標高2500mで、ポール持ってて雷めっちゃ怖いのに、中止にはならないんだ、と。
ちなみにUTMBもGore-Tex同等レベルでもOKだけど、語学力なさすぎて苦戦するなら最初からGore-Texを買っておけばよかったと後悔。モンベル新商品のGore-Texレインが、お財布に優しそうです。UTMBはヨーロッパの山だから、厳しさが全然違うと思っていた私も、UTMF2019で最強の寒さを…山 舐めすぎ。

実際の使用としては、UTMF2018は2日とも快晴、夜間はファイントラック エバーブレスフォトンを。2019はデポにファイントラックを入れて、スタートは数年使用したサロモン ボナッティを着用。これが大失敗。まさかのほぼ24時間雨。特に竜ヶ岳では、横殴りの雨の中、30分停滞渋滞。罰ゲーム意外ナニモノでもなかった(笑)そしてデポエイドでレインをファイントラックに変えるも、下着を着替える時間的余裕もなく樹海ので完全冷え切ってしまい…確か地上で4度。
懲りずにUTMBでもまたも失敗。スタート時はスタート時に着用していたダイナフィット のレインが、スタート前の急に降り出した雨で撥水が悪いことに気づき、デポエイドでファイントラックに交換、そのあとの標高2400mでのヒョウに耐えるも、横着してレインの下(OMMカムレイカK)を履かず素足のまま。そのあと発熱(苦笑)

ちょっとした判断ミスが左右されるので、天気予報にあわせて、持っているレインを使い分けることをオススメします。2日とも晴れるのか、初日が寒いのか。2日目の方が寒いのか。スタートで着るレインとデポに置いておくレインと。1枚しかない人は是非この機会に追加を。薄めのレインを持っているなら秋冬レースの雨天時にも対応でいるゴアクラスを。ゴアクラスを持っているなら、薄めのレインを。低体温になれば完走は遠のきます。UTMF2019、UTMB2019はおそらく氷点下でした。費用が高いアイテムだけど命守ると思えば。せっかく当選したんやでーーーと言い聞かせよう(私は無職なので勇気が出なかった 笑)

ウィンドシェルも着用分と、デポ分は必要かと。UTMF2019でも、ティートン高級レインを着ていた友達は寒くなかったと。素晴らしい。羨ましい(笑)特にUTMBに関しては気温差30度以上。ウェアリングが重要。女性は下着がポイントだろうなぁホントは。中身濡れたら終わりだし。
なんしか寝袋でもそうだけど、世間一般の「これおすすめ」は「男性の体温基準」です。女性は特に、まわりの女性の100マイラーにどんどん聞いてね。絶対ちゃんと皆親身になって教えてくれるはず。

今回使わなかったらメルカリで売ったらええねん🤫笑

2.ライト

やっと解決したライト問題。ヘッドライトとハンドライト使いが好きなんだけど、マイルレースはヘッドライトとウェストライトで。
2晩持たせるだけのライト。明るさ。予備バッテリー。お金はかかるわ、めっさ重いわ、そして私はまさかの予備バッテリーの接触不良で、UTMF2018の時に、ライトつかへーーーーん。ありえへーん。失格ーーー?(泣)と 満月の中、歩くことに(笑)これはアマゾンで安物のバッテリーを買って長さが足りなかったからで、しばらくして解決したんだけど、やっぱりケチったらダメダメ(笑)

人生でナイト練を2.3度しか経験せぬまま、挙句、初の100越えレース、つまり殆どライトを使わぬまま、UTMF2018 オール2ナイトへ(笑)
で、こんなことになったのに、懲りない私は、その2週間後のARTでもの幻のドロドロくだりでヘッデン・ウェストがあ同時に切れて、ロープにしがみつきながら交換できないアクシデント(泣)喜劇のような悲劇。ナイト、苦手越えて、もうホントにトラウマです。景色も見えないし。練習すればよかった話だし、じゃあなんで出るんだ100マイル(笑)2019は阿蘇もUTMBも、朝まで「走らない人」についていって無事に夜明けを!ありがとーーー(笑)
夏に朝まで保った電池は、UTMFやUTMBでは夜中3時ぐらいしかもちません。寒さでそれぐらい変わります。レッドレンザーは大丈夫かな。バッテリーも多めに。デポエイドで真っ先にすることはバッテリーの交換。バッテリーは、必ず「目をつぶっても取り出せる」ポケットへ。ハンドライトはこけた時に飛んでった人をケースをきくので、必ずストラップ+マジックテープなどの工夫を。

私はフィリップベルトにウエストライトを入れて使ってるよん。シンデレラフィット!これはなかなか便利。荷重も分散されるしね。ゼッケンもそこにつけてます。

3.コップ
30km50kmレースなら、レース用のシリコンコップでいいと思うけれども、私は最近はコッチ。

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理由は2つ。①机に置いて安定してる。その間にドリンク補給できる。大きいから邪魔だけど大きいから無くさないw ②熱いスープや甘酒が飲める。なんならミニチキンラーメンも食べれる。UTMFでスープが置いてくれてるエイドで、シリコンだと飲みにくい。飲めなかった。

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たかがコップ、されどコップ。30-50kmレースだとシリコンのコップの方がいい。でもこの使い勝手は一度使うと戻れなかった。2晩も走るとどうなるか。全てがめんどくさい!笑
思考が停止して、本来やるべきことすら忘れてエイドを出てしまうことも多々。
コップ出して何杯もおかわりして、ってこれならいっぱい飲めるし他のこともできるし、1分の積み重ねは、ギリギリーズにはRUNでは取り返せない。でも

キロ5をキロ4で走るなんて不可能。エイドのチリツモ大事!UTMBラスト関門2分前の私だから言う!笑
UTMFも通常なら関門は厳しくないけれど、2019は前半だけで3時間の渋滞でした。おそるべし渋滞。つまりエイド滞在時間、仮眠時間が3時間なくなるってこと。

UTMFは、途中コンビニもOKなので小銭の用意も忘れずに。UTMF2018は暑すぎて、コンビニのガリガリくんは売り切れてました。皆考えること同じやーーー笑

そしてUTMBは、マイ皿も持ってないとパスタ等も食べれません。CCCのときに知らずに持ってない女の子に貸したことも。なんとエイドに洗うシンクも用意されてます。UTMBのマイ皿は、ジャバラタイプ。重さより何を楽しみで走るかってそこでしょ!(笑)
そいやUTMBでも山小屋でビール飲んでる人いたな🙄


→→→その2に続く(を書くはず!)


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ギリギリガール 100マイル シリーズ

ギリギリガールの100マイル完走 セブンルール

ギリギリガール100マイル アイテムについて その1

ギリギリガールの100マイルギアについて その2

ギリギリガールの100マイルギアについて その3

100マイル ギリギリガールのエイドとデポについて

UTMF2019 ギリギリガールの記録。

#UTMF #UTMB  #100マイル #ギリギリガール



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