内山茜

ダンサー/舞踊家/動画編集/写真など。人肌くらげという団体の主宰です。

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  • わたしがいる"ここ"を、わたしではない人がおもうためのノート

    いつかくる上演のために、わたしの身体言語を残す

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【思ったより簡単】団体名義の銀行口座開設方法【4000字超え解説】

こんにちは。内山茜です。人肌くらげという舞台芸術制作団体の代表をしています。 わたしが主宰する団体は任意団体で、『権利能力なき社団』『法人格のない社団』とも呼ばれます。 法人格とは異なり、社会的信用が薄い存在です。銀行口座開設は難しいのでは…?と思われがちですが、今回意外とすんなり口座を開設することができました。 早速ですが、今回の記事の内容はタイトルの通り 『団体名義の銀行口座開設方法』 です。 この記事は ・非法人の劇団やダンスカンパニーを主宰する方 ・同好会

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    • アーティストが子育てと創作を両立するためにやるべきことをまとめました。

      こちらの記事は、既婚・絶賛子育て中の芸術(演劇・ダンス)に携わる女性が書いています。 この記事は、 ・芸術・文化方面にかかわる人 ・フリーランス(個人事業主) ・女性 ・既婚者(あるいはパートナーと人生を共にしている人) ・子育て中の人 ・将来、結婚・出産の予定があり且つ創作も続けたい人 ・ライフイベントを通過する創作者の例が少なくて困っている人 ・アーティストの結婚・育児事情を知りたい人 におすすめします。 内山茜と申します。 現在、育休を終え、文化・芸術界隈(舞台

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      • A Deserted House についての書簡

        空き家は昔、誰かが住んでいた場所だから、今、余計に不在の事実が突き刺さる。誰かの気配が残っている。 購入した土地に木造の古家が建っていた。 築年数が経っており、内外装の至るところが一昔二昔前の造りをしており、初めて中に入ったときに独特の匂いを吸い込み、とても懐かしい感覚に襲われた。 というよりも、そう思わせる要素がそこここに散らばっていて、それらが私に懐かしさの一般性を想起させるのだろう。

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          夫親族との外食、子供が飽きるので順番に子供をお外に連れ出して気分転換をする。 わたしの番がきたときは、お店の駐車場の周りを少し歩いた。 梅雨の時期の晴れ間。湿気と気温がとても心地良く、こどもに「お外はちょうど良い、心地いい気温だねえ」と話しかける。 子どもに伝えた瞬間に、心地よいものは過去との答え合わせなのだと、ふと思った。 27歳、わたしの“心地いい”は、幼い頃に一身に受けた感覚なのだ。 今起きることによって、むかしの記憶と肌感覚が想起される。それが、心地いいとい

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          においは両方の鼻の穴から吸うとよく嗅げる20200518 葉っぱの色は黄みがかっているとは言い切れない。 光と影の具合 公園の木陰の陰影

          Contact but Touchless in a Gardenに関する書簡

          5月某日、ワークショップのファシリテーターを務めるため、車で某お庭へ向かった。人肌くらげとしての久方ぶりの活動だ。 今回のご依頼である『自粛で悶々する現状があり、子供みたいに体をゆるゆる動かしたい(要約)』の応答として、相手へ物理的に接触せずに、コンタクトインプロヴィゼーションができるのか試みた。 参加者はわたし(内山)と池上綾乃さん(以下、彼女)の二人きり。相手の事は名前を知る程度で、お互いの性格やバックボーンは分からない。 はじめに、ちょっとした自己紹介を兼ねて、2

          Contact but Touchless in a Gardenに関する書簡

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          情報の液が溜まる 未だ表現にはならない 溜め続けて溢れる時に 表現の入口(きっかけ?)があらわれる スマホをひらくとき、期待する 向ける矛先がない 何者かからの連絡を期待している

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          いい天気のにおい とは 湿り気を帯びる  夕方の僅かにくすんだ空色

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          日傘と風 陰が涼しい 風に吹かれる/煽られる 祖母と孫(或いは娘) 2020年5月8日分

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          今日の空は 近い?遠い? ふつう 呼吸は、意識しないと ゆっくりにならない わたしが起きてから寝るまでの間、気持ちが澄んだ瞬きを記す。

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          フィルターのホコリ 電池切れの掃除機 いい風 体内のバランスが変わる。 確かに、あのわたしの夏だった こどもは 人間だねえ あの家族たちがいた夏に包まれた家の空気

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          体感夜中2時。目が覚めて、子供が懐に潜り込んで寝ているのに気づく。 わたしは母親だと安堵する。 夜明け前4:00。 頭痛で再び目が覚める。嘔吐。頭が割れる。あたまの血管が膨張する。 吐くためには、みぞおちで浅い呼吸をすると吐きやすい。 夏。遠い昔の初夏にからだが戻る。 2020年5月1日

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          ミツバチがシロツメクサの周りを飛んでいる。 シロツメクサの周りをミツバチが飛ぶ。 心地良い、夏のような春。 日傘。日焼けするこども。 身体言語の記録をはじめる。 2020年4月30日