クソイグアナ男

27 東京 小説家志望 エッセイとか

クソイグアナ男

27 東京 小説家志望 エッセイとか

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普通卒業

ただの社会人。ただの人。ただの男。何者でもない者が書くエッセイに、価値はあるのだろうか。 いや、価値なんかあるわけがない。何者でもない者が書くエッセイは、ただの日記と同じだ。 友達でもない人間の日記に興味が湧く人はきっと世界中で僕かどっかの物好きな変態くらいだろう。価値も需要もないのに、それでもなぜ僕は毎日エッセイを書き続けているのだろう。 それはきっと「何者かになりたい」という欲求を捨てきれていないからだ。社会の歯車として生きていく覚悟を決めたはずなのに、どうしても捨

    • むっちゃどうでもいいんですけどこのアカウントの名前変えてもいいすかね? 俺ってばイグアナではあるけど全然クソじゃないしもうそろ28歳になるのでいい加減落ち着いた名前で勝負したいんすけど、いいすかね? いいすよね?

      • 19歳、夏

        19歳。ギリ、ティーンエイジャー。正直頭も体もガキんちょで、右も左もわかっていなかった。色々な面で人より成長が遅かったから、この頃を振り返ると自分の立ち回りの下手さに恥ずかしくなる。要は自我がなかった。 10代最後の夏休みのことは今でもよく覚えている。といっても、たった一つの出来事が色濃く海馬にこびりついているだけだ。 その夏は並の大学生同様、居酒屋やカラオケで時間を食い潰すことが多かった。彼女もいなかったしこれといってやりたいこともなかったから、ただ日々を消化し続けてい

        • 僕は「消したい衝動」に駆られる人間なので頻繁に記事を非公開にしてしまいます。でも久々に読み返したら「あれ割と面白いかも」とか思ったのでいくつか復活させました。丸4年もこの垢が残っていること自体奇跡。 これとかクサいけど好き。 https://note.com/iguana_14/n/n0fb66910e386

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        • むっちゃどうでもいいんですけどこのアカウントの名前変えてもいいすかね? 俺ってばイグアナではあるけど全然クソじゃないしもうそろ28歳になるのでいい加減落ち着いた名前で勝負したいんすけど、いいすかね? いいすよね?

        • 僕は「消したい衝動」に駆られる人間なので頻繁に記事を非公開にしてしまいます。でも久々に読み返したら「あれ割と面白いかも」とか思ったのでいくつか復活させました。丸4年もこの垢が残っていること自体奇跡。 これとかクサいけど好き。 https://note.com/iguana_14/n/n0fb66910e386

          東京夏夜

          土砂降りの雨に見舞われた。梅雨が大嫌いだ。 上半身は傘で守れても、下半身は地面に激突した雨粒の飛沫でびちゃびちゃに濡れる。 一応立派な大人なので靴下の替えは持っているし、何ならいつもよりずっと早く家を出ているのでズボンを乾かす時間だってある。 大雨の影響で電車が大幅に遅延したって、そんなこと一般会社員の僕には一切関係なくて、普通に出勤しなくてはならない。 こんな時にリモートワーカーはいいなと思ったりもするけれど、家では絶対に集中できない人間なのできっと向いていない。

          クサいエッセイ書けた!あとで投稿しますの!

          クサいエッセイ書けた!あとで投稿しますの!

          【恋愛コラム4】沼にハマって地獄に堕ちろ

          約2ヶ月ぶりの恋愛コラムです。サボってました。さて、今回のテーマは「沼にハマって地獄に堕ちろ」です。 とりあえず過去3回分のコラムを読んでいただいた方ならなんとなく察しているとは思いますが、僕は殊恋愛に関して、 「テメーら死ぬほど迷って苦しんで傷付いて悩んで病んで強くなれ」が、基本方針です。 恋愛はね、幸せな時間より苦しい時間の方が長いクソゲーなんすよ。相手のことを好きになればなるほど思い通りにならないもどかしさや不安や不満が募ってイライラするもんなんですよ。自分の思い

          【恋愛コラム4】沼にハマって地獄に堕ちろ

          クソイグアナ男とMBTI(INFJ-T)

          僕の性格タイプはINFJ(提唱者)です。 理想主義者で、人生の意味とか答えのない問いについて考えちゃうタイプなんですって。 モスト生きづらい人間なんですって。 だろうね〜〜〜! ず〜〜〜っとぐるぐるぐるぐる思考の玉転がして「うーん、まあわからん」とか思っちゃうもんね〜〜〜。 一人の時間大好き人間だもんね〜〜〜。 自分のMBTIを知ったのは昨年の夏頃で、それからINFJについて調べていくうちに間違いないと思うようになった。 ネットでは軽視されがちな診断だけど、僕は

          クソイグアナ男とMBTI(INFJ-T)

          生きるのってほんま疲れますね。でも「これだけは」ってもんがあれば結構頑張れたりします。

          生きるのってほんま疲れますね。でも「これだけは」ってもんがあれば結構頑張れたりします。

          短編小説 嵐の日に

          一体いつどこの誰が始めたことなのか皆目見当はつかないが、台風には名前がある。今日本列島を横断している台風三号。名前はメイヌー。意味は不明。調べていないからわからない。 近年稀に見る巨大台風で、中心気圧は970ペクトパスカルだそうだ。普通に生活していたら、970ヘクトパスカルの台風がどれくらいの規模なのかイメージしづらいと思う。でも僕にはわかる。僕の頭は気圧の変化に敏感だから、昔からよく調べていた。とにかく、とんでもなく強いということだ。 だから僕は家を出た。時刻は午前2時

          短編小説 嵐の日に

          【恋愛コラム3】どんなに辛くても元カノには連絡するな

          恋愛コラム第3回。今回のテーマは「どんなに辛くても元カノには連絡するな」です。 振ったのか振られたのか、別れ方はどうだっていいんですけど。 日常の隙間、ふとした瞬間に元カレ元カノに連絡したくなったりしませんかね。僕はめちゃくちゃしたくなっちゃうタイプの人間だったんですけど。 気の合う友達と酒飲んだ帰り道とか。夕立に濡らされて駆け込んだ軒先の下でとか。ほんの少しの昼寝のつもりが夜中の1時に目が覚めて、絶望しながら寒々とした部屋でカップ焼きそばを啜っているときとか。なんかこ

          【恋愛コラム3】どんなに辛くても元カノには連絡するな

          【恋愛コラム2】その別れは正解にしていくしかない

          恋愛コラム第2回は「その別れは正解にしていくしかない」です。 好きな人と付き合ってそのまま結婚まで事が運ぶってまあないですよね。 何らかの理由で9割方別れが来るはず。 で、その理由ってのがめちゃくちゃ重要で、例えばあなたが浮気された側の人間だったとして。 「許せない! 別れてやる!」って感じの終わり方だったらまあいいんですよ。 でも恋愛の終わりって全部が全部そういう大きな決定打で決まるわけじゃないじゃないですか。 小さな不満がつもりつもって、関係性に亀裂が入って修

          【恋愛コラム2】その別れは正解にしていくしかない

          【恋愛コラム1】人の助言は聞かない方がいい

          「なんかこいつ急に変なことやり出したな」と思う方もいることでしょうが、「そんな時期もある」程度に腑に落としてくれるとありがたいです。 さて、今日から恋愛コラムなるものを投稿していきます。今回が1ということは次回は2であって、3も4もあります。 ぶっちゃけ100くらいまであります。乞うご期待。 「人の助言は聞かない方がいい」 人は恋をすると周りが見えなくなり、自分を見失いがちです。 僕は20代前半の頃、半年くらい友達からの誘いを断り続けた経験があります。彼女との時間を

          【恋愛コラム1】人の助言は聞かない方がいい

          結局ふざけた内容のエッセイも書けず、クソな抵抗としてつぶやきまくっている。思えば最近ゲロも吐かなくなったしうんこも漏らさなくなった。

          結局ふざけた内容のエッセイも書けず、クソな抵抗としてつぶやきまくっている。思えば最近ゲロも吐かなくなったしうんこも漏らさなくなった。

          金木犀も散りまして

          金木犀の香りを独り占めするために深夜徘徊したのがつい先週。 街の至る所に漂っていた甘い香りはもうしない。 余談も余談だが、小一時間ほど散歩して家の前まで戻ると、玄関の2m先に金木犀の木を発見した。 求めていたものが目と鼻の先にあったのだ。灯台下暗しとはこのことである。 最近の悩み。年相応の服装が分からない。 服装は本来、容姿主導で決定するべきだ。 僕は低身長で童顔なので、恐らくまだ20代前半の男性っぽい格好が許される。 許されるし、普段そんな感じのファッションだ

          金木犀も散りまして

          第55回新潮新人賞

          結果から書くと、第55回新潮新人賞の予選を通過した。 ただ、通過しただけ。最終選考はおろか二次選考にも残ることはできなかった。 それでも興奮した。新潮という偉大な雑誌に自分の名前が載ったのだ。 今から約半年前の三月末に締め切られたこの文学賞に、僕は一つだけ作品を投稿した。 「いい加減逃げるのはやめて小説を書こう」と決め、一番初めに書き始めた作品だった。 何故新潮文学新人賞に応募したかというと、僕の尊敬する又吉直樹先生が審査員の一人として名を連ねていたからだ。 正直

          第55回新潮新人賞