![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101431850/rectangle_large_type_2_2c7e06c3d5518510f1f7929d3b948fdb.png?width=800)
【売れるマーケ】価格を下げない値引きで集客。
「いま買うとお得!」。
お客さまは、この言葉に弱いものです。
お店としても、売り上げを伸ばしたい時期には、
この言葉を遣って、集客アップを図ります。
そこで行われるのが、「値引きセール」です。
安ければ、お客さまが集まるのは当然。
一時的に売り上げが上がるので、
ついやってしまう安易な販促策です。
値引きには、
危険がつきものだということを忘れてはいけません。
値引きは、競合との価格競争を招き、泥沼化します。
利益を圧迫し始め、体力の無いお店は潰れてしまいます。
また、セール以外の時期は売れなくなり、
ますます状況を悪化させます。
さらに言えば、いまのお客さまは
「10%OFF」「20%OFF」程度では、見向きもしません。
最低「30%OFF」でなければ、安くは感じないのです。
ディスカウントショップに
生まれ変わる覚悟があるのなら別ですが、
いまのままのスタイルを守りたいのなら、
「30%OFF」をやってはいけません。
勝負するのは、価格以外のところです。
価格を下げずに、
“お得感”を感じさせることができれば、
お客さまは納得して買ってくれます。
その方法のひとつが、
「無料で商品を差し上げる」ことです。
「何をバカなことを……」を思われるでしょうが、
あなたもどこかで見聞きしたことがあると思います。
『5個買えば、1個プレゼント』
『4人で来店すれば、1人無料』
などの販促策です。
この方法は、人の心理をついた、
非常に高度なテクニックなのです。
人は、「無料」という言葉に弱いものです。
たとえば、
「20%OFF」と「4個買えば、1個無料」
という言葉が並んでいると、
後者の方がお得だと感じます。
実際は、どちらも同じ割引率なのですが、
「無料」の方に魅力を感じてしまうのです。
先に書いたように、
「20%OFF」程度では見向きもしないお客さまにも、
「4個買えば、1個無料」は効果があるのです。
この方法、実のところは値引きと同じなのですが、
価格を下げているわけではないので、
価格競争にはなりにくいのです。
また、“安いお店”という危険なイメージがつきにくく、
“お得なお店”という好イメージのみが残ります。
さらに言えば、
客単価を上げることにもなるのがこの方法です。
「3個買いたい」と思っていた人が、
売り場で「4個買えば、1個無料」というPOPを見たら、
どうするでしょうか?
1個分多く払えば、2個増えることになります。
つまり、1個の価格で2個買えるので、
ここでは、半額だと考えてしまうのです。
これは大きな数字です。
10%20%どころではなく、
「50%OFF」になるのですから。
余分に買ってしまう可能性は大です。
お客さまは日常的にどれくらいの数を買うのか、
というデータがあれば、その数字と照らし合わせて、
「○個買えば、1個無料」の
「○」の部分を決めれば良いのです。
これにより、客単価は上昇します。
数字は慎重に決めなければいけませんが、
お客さまの心理を捉えれば、
来客数・客単価は大幅にアップします。
よろしければサポートをお願いします!頂いたサポートは、取材活動に使わせていただきます。