パートナーは、田舎暮らしを賛成しているか?
田舎暮らしについてあれこれ書いていますが、
忘れている大きな問題を思い出しました。
「奥さんやだんなさんの気持ち」です。
たとえば、だんなさんが行きたいと思っても、
奥さんがイヤだと言ったら、それでおしまいなのです。
つまりパートナーの賛成無くして、
田舎暮らしはできないということです。
あなたは田舎暮らしを考えているのでしょうが、
パートナーの意見は聞きましたか。
嫁はんは自分について来るさ、
と勝手に思い込んでいませんか。
よ~く確認しましょう。
自分が考えた答えと違う場合がよくあります。
そんな話をしたことも無かったけれど、
話してみたら、奥さんも同じような考えだった。
自然が好きそうなことを言っていたが、
田舎に入るのはイヤだ。
反対していたが、実際に田舎に入ってみたら、
奥さんの方が楽しんでいる、というような話も聞きます。
じっくり話し合って、
田舎暮らしができるかどうかをよ~く考えましょう。
Iターンのつもりが、
都会へのUターンになってしまわないように。
私の場合、嫁はんとの話はついていましたが、
あらためて、田舎暮らしについて
インタビューをしてみましたので、ここにご紹介します。
■「田舎に行きたい」と言った時、どう思いましたか?
●「別にええんちゃう」
この感覚の人が一番田舎に入りやすいと私は思います。
憧れが強過ぎると、現実とのギャップでイヤになるし、
都会好きな人なら、その不便さや退屈感で反対します。
この“別に~”と思う人は、心が広いわけでも、
理解があるわけでも無く「何も考えていない」のです。
楽しければいい、という考えなのです。
パートナーがこういう人なら、田舎暮らしは成功します。
■行くまでに不安は無かったですか?
●何も考えて無かった。
■田舎に来て、どうでしたか?
●遊ぶところが無~い。
そうです。
都会で遊びなれた人にとっては、
遊ぶところが無いのです。
自然遊びを勉強しなければならないのです。
■人付き合いについては?
●根本的に考え方が違う。
●みんな優しい。
●あれこれ気を遣ってくれる。
●いろいろ、してくれる。
■良かったことは?
●川でえび捕りができる。
●のんびりできる。
●せかせかしたところが無い。
●鳥の声・虫の声が近くで聞こえる。
■イヤなことは?
●すぐ人の噂話をする。若い人も。
●虫が多い。
●すずめバチやまむし、くま、
いのししなどの危険が多い。
●子供が小さい時には、
病院が近くに無いので不安だった。
●変わった食材が手に入らない。
●店が少なく、選択肢が無い。
■困ったことは?
●働き口が無い。
●給料が安い。
■田舎でやってみたいことは?
●川釣りはやっているので、海釣りに行きたい。
●パンやピザを焼くための石窯を作りたい。
●実の生る木をたくさん植えて、
その実でジャムやケーキを作りたい。
■これからの夢は?
●自然災害が恐いので、移住したい。
●きれいな海の近くに移住したい。
いかがでしょうか?
最後の質問の答えに、「何だ、それは?」
と思われた方もいるでしょうが、
私も同じ考えなのです。
今の場所がイヤだと言うわけではありません。
子供の学校のことや病院のこと、
親のことなどを考えて、今の場所に決めたのですが、
終の住処とは思っていません。
もっと理想に近づくことができるなら、
そうしようと考えています。
気楽に考える方が、力まずに暮らして行けます。
パートナーと良く話し合い、
できるだけ心をひとつにして
田舎に入る方がうまく行きます。
反対されるようなら、
本やテレビなどをたくさん見せて、洗脳を試みましょう。
もしかしたら、田舎に“ハマって”しまうかもしれません。
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