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【スキルアップ】「想定の範囲内」という考え方をしない。

重大な案件に取り組む時、あらゆる可能性を想定し、
その対処法を考えておくことが大切です。

こう言うと、準備を怠ることのない、
賢いやり方のように思えますが、
果たしてそうでしょうか?

想定できる程度のことばかりが起きるとは限りません。

世の中は、想定外のことばかりです。

“想定”したことで安心していると、
いざ想定外となった場合には、対処できなくなります。

“想定できることはすべて考えた”という思い込みが、
持ってはならない“安心感”を生み出し、
急な“想定外”にオロオロしてしまうのです。

また、“想定する”ということは、
自らの考えに“逃げ道”を作っているようなものです。

「こうなったら、こうしよう」
「この場合は、これでフォローできる」

という、インパクトのない考えを
まとめているに過ぎません。

ものごとに取り組む時には、
このアイデアは完璧だ、と思えるまで、
ブラッシュアップしておかなければならないのです。

とことん考え抜き、精査した先に、
優れたアイデアが生まれるということを
心に刻まなければいけません。

そうしなければ、
大きな成功を成し遂げることはできないのです。

“想定”は、自分への言い訳にも利用してしまいます。

失敗した時にも、「まぁ、想定の範囲内だし」と。

“想定”しているということで、
無力な自分を認めずに済むのです。

くだらないプライドを保つために、利用しています。

これがクセになると、
何ひとつ本気で取り組むことができなくなります。

“想定”は、
自分のフォロー策を作っているに過ぎません。

「退路を断つ」気持ちで、ものごとに取り組まなければ、
無能な理屈だらけの人間になってしまいます。

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佐藤きよあき
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