見出し画像

【スキルアップ】「想定の範囲内」という考え方をしない。

重大な案件に取り組む時、あらゆる可能性を想定し、
その対処法を考えておくことが大切です。

こう言うと、準備を怠ることのない、
賢いやり方のように思えますが、
果たしてそうでしょうか?

想定できる程度のことばかりが起きるとは限りません。

世の中は、想定外のことばかりです。

“想定”したことで安心していると、
いざ想定外となった場合には、対処できなくなります。

“想定できることはすべて考えた”という思い込みが、
持ってはならない“安心感”を生み出し、
急な“想定外”にオロオロしてしまうのです。

また、“想定する”ということは、
自らの考えに“逃げ道”を作っているようなものです。

「こうなったら、こうしよう」
「この場合は、これでフォローできる」

という、インパクトのない考えを
まとめているに過ぎません。

ものごとに取り組む時には、
このアイデアは完璧だ、と思えるまで、
ブラッシュアップしておかなければならないのです。

とことん考え抜き、精査した先に、
優れたアイデアが生まれるということを
心に刻まなければいけません。

そうしなければ、
大きな成功を成し遂げることはできないのです。

“想定”は、自分への言い訳にも利用してしまいます。

失敗した時にも、「まぁ、想定の範囲内だし」と。

“想定”しているということで、
無力な自分を認めずに済むのです。

くだらないプライドを保つために、利用しています。

これがクセになると、
何ひとつ本気で取り組むことができなくなります。

“想定”は、
自分のフォロー策を作っているに過ぎません。

「退路を断つ」気持ちで、ものごとに取り組まなければ、
無能な理屈だらけの人間になってしまいます。

よろしければサポートをお願いします!頂いたサポートは、取材活動に使わせていただきます。