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【日常の楽しみ方】デパ地下の総菜を100gずつ。

貧乏人にとってデパ地下は、
あまりにも眩しくて、足を踏み入れることさえ、
ためらってしまう場所。

美しくて、美味しそう。
ワクワクと心が躍ります。

特に総菜のお店は、
どうしてあんなに上手に盛りつけることができるのか
と関心します。

どれを見ても食べたくなります。
買いたくなります。

でも、買えません。
驚くほどセレブな値段だから。

頑張って買おうとしても、1種類だけ。

たった1種類でも、
美味しいものを食べるのは幸せなことですが、
どこか空しく、淋しい感じがします。

そこで私は、我慢します。

我慢を何度か経た後、その我慢貯金を解約します。

そして、総菜のお店でこう言います。

「ここからここまで、100gずつください」。

全部で10種類ほどでしょうか。

少しずつですが、美味しい総菜をテーブルに並べて、
小さなパーティをします。

味見程度の量しかありませんが、
食べたかった総菜が何種類も食べられるのです。

幸せです。

本当に小さいけれど、幸せです。

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