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売れるマーケティング戦略

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#商売

商人魂(繁盛事例):4個120円のたこ焼きは、寂れた商店街に小さな明かりを灯していた。

いま、日本全国の商店街が寂れ、 シャッター通りと呼ばれるようになっています。 空き店舗だらけなので、活気もなく、明かりもないので、 暗く陰湿な空気が漂っています。 大型スーパーやショッピングセンターに お客さまを奪われ、もう為す術がありません。 ごく一部の商店街は、 工夫とアイデアで生き残っていますが、 ほとんどの場合、立ち上がる体力さえ、 持ち合わせていません。 しかし、そんな暗い商店街にも、 小さな明かりを灯しているお店があります。 大阪市天王寺区にある、日之出

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加速集客! お店のファンの創り方

集客でお困りのあなたに、“いま、やるべきこと”を伝授します。一時的な繁盛をもたらす方法ではなく、リピーターとなり、ファンとなってもらうための最善の策です。これを実践すれば、行列ができることは間違いなし。 ■言葉に踊らされない「顧客満足」 「顧客満足」と言われて久しいですが、あなたは実践していますか。 顧客満足と言うと、どんなオファーがあるのか、どんな得があるのか、などばかりが注目されますが、本来は違います。お客さまが「笑顔」になることです。 「キレイごとだ」「抽象論だ

商人魂(繁盛事例):商売を学ぶには、「振り売り」から始めよ!

大学を卒業しても就職せず、 起業して社会に出る若者が増えています。 中には、在学中に起業する人も。 怖いもの知らずなのか、と思う反面、 そのバイタリティに感心することも多々あります。 そのアイデアと行動力は、大先輩から見ても、 嫉妬心を持ってしまうほどです。 しかし、その若者たちのすべてが 成功するわけではありません。 結局は大口を叩いていただけか、 という人も少なくはありません。 商売は、市場の原理を学んでおかなければ、 成立しないものです。 学問として学ばな

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【売れるマーケ】たったひとつの売り。

「お奨めは何ですか?」 「うちは、どれもお奨めです」 あなたもよくご存じのやりとりですよね。 こんなお店はダメだ、という例えでよくでてきます。 “お奨めはこれだ!” というものが無いお店は流行らないのです。 これは、疑いようのないことです。 しかし、お奨めが無いのに、 行列ができているお店があります。 それは、商品がひとつしか無いお店です。 主張はひとつ。“これだけ!” 埼玉県に、「わらじかつ丼」で有名なお店があります。 ラード100%で揚げたかつをタレに浸

商人魂(繁盛事例):昭和の価格で町の人に愛される、母と息子のケーキ屋さん。

チーズケーキ200円。アップルパイ260円。 シュークリーム110円。プリン110円。 一番高いイチゴのショートケーキで270円。 すべて手づくりでありながら、いまなお、 こんな低価格で販売を続けるケーキ屋さんが、 兵庫県・川西市にあります。 この地にお店を開いて、42年。 地域の人に愛され、 お客さまの足が途絶えることはありません。 しかし、失礼ながら、お店の外観は古びており、 「お洒落なスイーツショップ」とは無縁。 店内も、正面に飾り気のないショーケース。 横

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【売れるマーケ】縁起物で心を掴め!

お金を呼び込む黄色い財布、 幸運に出逢えるブレスレット、 家が繁栄する干支の掛け軸……。 霊感商法、法律ギリギリとも言える、これらの商品は、 いまだに売れ続けています。 胡散臭いことはわかっているはずなのに、 夢を見てしまう人がたくさんいる、ということです。 嘘だとわかっていても、信じたいのかもしれません。 宗教団体に入ってしまうような人は、 どこかに拠りどころを求めているのです。 ごく普通の人でも、初詣や祈願などに神社へ行ったり、 お墓参りをしたりします。 習慣

【売れるマーケ】広告代理店を信じるな!

売り上げが落ちてきたので、 チラシを打ってみたが、反応はイマイチ。 どうしたものかと広告代理店に相談してみると、 「広告は1度出しただけでは効果が見えません。  何度も繰り返すことで、注目されるようになります。  その積み重ねが信用を生み、集客に繋がるのです」 などと、もっともらしいことを言ってくれます。 まったくのデタラメというわけではありませんが、 そんな言葉に乗せられると、 お金と時間を無駄にするだけです。 彼らは儲けるために、 あの手この手で巧みに攻めてきま

【売れるマーケ】複数のアイデアを同時に実践しろ!

売り上げを伸ばすアイデアは、いくつも存在します。 しかし、その中のどの方法に効果があるのかは、 やってみなければわかりません。 もっとも適していると判断した方法を 実行に移すしかないのです。 他のお店で成功しているからといって、 マネしてみても、ウマくいくとは限りません。 店舗、環境、地域性などによっても違ってきますから。 どの方法を選択するのかは、賭けのようなもので、 危険をともなうことを忘れないでください。 やってみたものの効果が無いので、また別の方法を試す。

【売れるマーケ】満足の時間的ギャップを埋めろ!

「ありがとうございました!」と、 お客さまのお見送りが終わって、頭を上げた時に、 売る側の人は満足感を憶えます。 しかし、お客さまはどうでしょう。 お店を出た時に、満足しているでしょうか。 違いますよね。 商品を見た時でも、お金を払った時でも、 家に帰った時でもありません。 商品を使ってみて、期待した通り、 もしくは、それ以上の効用が得られた時に 初めて満足するのです。 ここで、売る側の人と買う側の人の満足感に、 時間的ギャップが生まれるのです。 売る側の人にとっ

【売れるマーケ】会社・お店の「好きなところ」を従業員に聞け!

少し語弊がありますが、 お客さまより従業員の方を大切にしなければいけません。 従業員は、会社・お店の財産です。 優れた人材がいなければ、 ビジネスを成功させることはできないのですから。 会社・お店から大切にされない従業員が、 お客さまを大切に想うはずはありません。 自身が大切にされているから、 人を想う気持ちが生まれるのです。 これを忘れている社長・店主が、どれほどいることか。 成功している会社・お店に共通して言えることは、 従業員のやる気・活気が、眼に見えている

【売れるマーケ】大手チェーン店の対極に立て!

マクドナルド、サイゼリア、餃子の王将、シャトレーゼ、 ユニクロ、和民、三城、大江戸温泉物語……。 これらのお店が近くにある、 同業種のお店は苦戦していますよね。 コストパフォーマンスに優れた 商品・サービスを提供している優良企業なので、 勝ち目はありません。 なのに、同じような商品・サービス、 同じような価格、同じターゲットで、 勝負を挑んでいる、愚かなお店がたくさんあります。 多くのブレーンを擁した巨大な組織に、 小さなお店の店主が、 同じ土俵でどうやって戦うのでし

【売れるマーケ】たったひとりのためのセール。

開店○周年記念セール、 クリスマスバーゲン、歳末大感謝祭……。 このような、ありきたりなイベントは、 お客さまも慣れてしまい、あまり集客効果がありません。 余程の特典が無い限り、足を運んでくれません。 また、こうしたイベントの欠点は、 “その場限り”だということ。 お客さまの目的は、 「安いモノがあるかも」「面白いモノが買えるかも」。 お店側の目的は、 「まとまった集客で、まとまったお金が入る」。 こんな目的では、いつまで経っても、 お店は繁盛しません。 そこに

【売れるマーケ】“迷ったら、コレ!”を提案する。

人に贈り物をする際、相手の好みや家族のこと、 お洒落かどうか、粋かどうか、価格は妥当か、 見栄えは良いか、など、 あれこれ迷った挙げ句、「まぁ、いいか!」と、 自信の無いまま、購入することになります。 あるいは、別のお店に行くかもしれません。 人は、いろんな場所で迷っています。 そんな時、 決断を促してくれる人や自信の持てる情報があれば、 気持ち良く購入することができます。 飲食店で、「お奨めは何ですか?」と聞いた時、 「うちのお奨めは、○○です!」 とキッパリ言って

【売れるマーケ】屋台のラーメンから学ぶべきもの。

寒さ厳しい夜、真冬の街はずれ。 襟を立て、肩をすぼめて歩いていると、 前方にほのかな灯りが。 暗い中の温かな灯りにホッとしていると、 さらに美味しそうな匂いが漂って来る。 屋台のラーメン屋さんがそこにあったなら、 ついつい立ち寄ってしまいます。 冷えた身体には、何より美味しい温かさ。 幸せを感じずにはおれません。 このシチュエーションには、 商売の原点が隠されています。 学ぶべきものがたくさんあります。 「うちは洋服屋だし、屋台とは商売の仕方が違う」。 そう思っ