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売れるマーケティング戦略

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2023年3月の記事一覧

【売れるマーケ】価格を下げない値引きで集客。

「いま買うとお得!」。 お客さまは、この言葉に弱いものです。 お店としても、売り上げを伸ばしたい時期には、 この言葉を遣って、集客アップを図ります。 そこで行われるのが、「値引きセール」です。 安ければ、お客さまが集まるのは当然。 一時的に売り上げが上がるので、 ついやってしまう安易な販促策です。 値引きには、 危険がつきものだということを忘れてはいけません。 値引きは、競合との価格競争を招き、泥沼化します。 利益を圧迫し始め、体力の無いお店は潰れてしまいます。

【売れるマーケ】価格の根拠をお客さまに教える。

店頭に並んでいるイチゴのパック。 それぞれにプライスカードがつけられ、 「350円」と「450円」。 どちらもツヤツヤしていて、 真っ赤な色が美味しそうです。 あなたがお客さまなら、どちらを選ぶでしょうか? ほとんどの人は、その違いがわからないので、 安い方を選ぶものです。 わざわざお店の人に、違いを尋ねたりはしません。 店主は、その売れ方を見て、 「不景気で高い方は売れないから、 安い方を多く仕入れよう」 と、考えてしまいます。 その結果、 せっかくの儲けるチ

【売れるマーケ】お客さまにライバル店をお奨めする。

あなたは、お店で扱っている商品に自信がありますか? 「当たり前だろ!」と怒る方もいるかもしれませんが、 本気で“自信がある”と言い切れるでしょうか? 流行っているから、売れ筋だから、という理由で、 “自信がある”と錯覚しているのでは? 商品の良さに惚れ込んで扱っていますか? お客さまが高い料金を払ってでも、 喜んで買ってくれていますか? 「高いなぁ〜。もう少し安いものは無いの?」 とお客さまに言われた時に、 「それなら、○○○というお店にありますよ」と 笑顔でライバ

【売れるマーケ】家庭から消えた“普通”のこと・モノにヒントあり。

栄養バランスを考えた定食屋を 全国展開している「大戸屋」。 釜焚ごはんを売りにした セルフのごはん屋「まいどおおきに食堂」。 どちらも繁盛しています。 特に変わった料理があるわけではなく、 ずば抜けて美味しいわけでもありません。 ごくごく普通の家庭料理を提供しているだけです。 どうして、こういうお店が流行るのでしょうか。 随分前になりますが、 居酒屋で「肉じゃが」が流行った時期があります。 家庭ではあまり作らない料理となっていたからです。 親に作ってもらってい

【売れるマーケ】商品の限界はパッケージで超えろ!

お中元・お歳暮を選ぶ基準は何でしょう? 先方が喜ぶもの、役に立つもの、美味しいもの……。 確かにそうなのですが、 ほとんどの人にとって、それは建前。 本音を言えば、安くて見栄えの良いもの、 高そうに見えるものを選びたいのです。 特に、社交辞令的に贈るサラリーマンは、 印象の良いものを選びたいはずです。 また、世の中にある商品のレベルが高くなり、 どの商品を選んでもさほど差が無くなっているので、 最終的には見栄えの差で選ぶことになります。 ならば、商品を提供する側か

【売れるマーケ】お客さまは『上』を求めている。

マイホームの購入を決め、住宅展示場に行きます。 収入や返済、必要な大きさを熟慮した結果、 2000万円の予算で探すことにしました。 しかし、展示場をまわっていると、夢はどんどん膨らみ、 「これくらいなら何とかなるか!」と、 自分たちに納得させ、 2500万円の家を購入することとなります。 こうしたことは、誰もが経験することです。 自動車や家電製品でも、 予定していた額より高いものを 買ってしまうことがよくあります。 これは、人が常に『上』を求めているからです。 必