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売れるマーケティング戦略

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2022年1月の記事一覧

【売れるマーケ】お客さまの“手間と時間”は、価格の一部。

賢い主婦は、いくつかのお店のチラシを見比べ、 少しでも安いものを求めて、 あちらこちらへ自転車で疾走します。 牛乳はあのお店、小麦粉はこのお店、醤油はここ。 主婦の鏡ですが、かなりの体力・労力・時間を要します。 ほとんどの主婦は、ここまでしません。 もっとも欲しいものが安いお店か、 近場で便利なお店を選ぶものです。 このような主婦を “賢くない”“怠けている”とは言えません。 安いものばかりを買うために、 手間や時間を費やすことは、忙しい現代人にとっては、 非合理

【売れるマーケ】小手先のテクニックをバカにしてはいけない。

お店の繁盛戦略について語る時、 「小手先のテクニックではダメだ」 と表現することがあります。 私も何度か書いていると思います。 しかしこれは、 小手先のテクニックを否定しているのではありません。 売り上げを伸ばしたいと焦っている店主は、往々にして、 わかりやすい“小手先”に走ってしまいがちなので、 それを戒めるために、そう言っているまでです。 もちろん、“小手先”だけではダメなのですが、 商品には何の問題もないのに売れない、という場合には、 この“小手先”が有効な手立

【売れるマーケ】お客さま好みの売り方がある。

一般家庭では、魚を買わなくなっています。 調理が面倒。煙や匂いが気になる。値段が高い。 骨があるから食べづらい、という意見まであります。 住宅事情や食の欧米化を考えると、 仕方のないことかもしれません。 そんな人たちを相手に、何とか魚を買ってもらおうと、 業界は四苦八苦しています。 焼くか煮るだけで良い状態で販売したり、 調理して販売したり。 政府は、「骨無し魚」まで推奨しています。 しかし、消費者はなかなか振り向いてはくれません。 どれだけ手間を省ける商品を作