ショパンに魅せられて ~やさしさとは

珍しく僕の目頭がファイヤーした話(江頭じゃない)


ショパンの結核に犯され血を吐きながら消えいく魂を煌めかせながらピアノを演奏する姿に憧れたある少年は、
それを模倣すべく、トマトケチャップを口に含んでペッペッっと吐き出しながら演奏する方法を思い浮かんで演奏会に臨んだそうだ。

そしてなんと舞台上でそれを決行、無論ピアノは真っ赤に染まり鍵盤の隙間からリコピンが染

(、うん名前かわいすぎよね。抗酸化作用の強い物はポップな名前が多い。セサミン!イソフラボン!みたいなアンパンマンの大量生産キャラにでてきそうなやつ。
名前って大事よ、これ前も言いましたけどもね。
だって直接的イメージ、記号ですぞ。
癌です!ふむ。あなたはガンです!はっ!?!、ガーン!!!みたいな。治りそうに無くないですか、だって英語にしたら人を殺す道具ぞ病は気からぞ。
そしてそれを作り出す一つにピロリ菌というガン細胞がある。名前かわいすぎ。なんとあなたの胃の中にピロリ菌がいます!って言われて、うわやっべぇぇえー!ってならなそうよね。ピロリだぞ。正式名称「ヘリコバクターピロリ」だぞ。わんぱくすぎ。名前かわいすぎ。)

み込んでいくのである。鍵盤には致命的であろう。

その度胸いやあっぱれ。

そしてなんとまたそれを目の当たりにしながら演奏をやめさせなかった先生は、事後、こんな話を少年にしたという。
「少年よあのピアノはもう治らんぞ。どうする。あのピアノはもう使えない。しかし、捨てられていくあのピアノを幸せに出来るかどうかはこれからのおまえの努力次第だ。がんばれ。」

って言ったんですって!!コンサート用のグランドピアノってすごい貴重なものよね、しかもこれ戦後の話!
なんて子供の将来を深ーく考えた話なんでしょうか。
普通は「あの子ピアノに血を吐くらしい!壊れるからあの生徒を怒ってやめさせよう!」
となるはず。知ってますかどうやらグランドピアノって高いらしいですからね、どうやら!
それで当然、その少年はピアノに打ち込みまくったわけです。

んでまたのちのちに驚愕の事実発覚。その母親の配慮がぶっ飛んでるわけどす
もちろん戦後の裕福でない家庭ですわよしかし

「今度の演奏会でおそらくうちの息子はピアノを壊すかもれしません。先生、どうか息子の創意工夫を見守っててくれませんか」

といって、なけなしの家庭のお金を!事前に!その先生、学校に渡してたという!もちろん足りてない!
なんっって!素敵な話なんだろうか!裕福な家庭であってもなかなかできるもんじゃあない。

子供のその場その場での思いつきの発想を大事に、のびのびと、その場でのやりたいことを限界までやらせてあげるその精神。大事。。。脱帽です。

だってそのときその瞬間はそんな演奏に圧倒的に憧れちゃったんだもんなあ。しょうがない。
だって例えば僕に子供がいたとして「ショパンかっけー!明日ぼく学校の高いピアノ壊してくる!」っつったら張り手もんでしょう。小一時間ちょっと問いただしたいですよね。

しかしながらその母親は子供のこれからも溢れ続けるであろうインスピレーションの源泉にフタをしなかったんです。
かっこいい

昔の人たちの考え方的には、その瞬間での貨幣の資産価値より、子供の将来の無限の可能性のほうが価値が高い っていう概念が当たりまえ
今のシルバー民主主義とはそんなに違うんだろうか。

僕もこれから対子どもに限らず、人の瞬間瞬間の素敵な考え方を、多様な考え方を、受容して一緒に考えて、展開してみて、そして理想はその責任まで取れる「力」があったらかっこいいなあと思いました本当の優しさって責任を持つってことなのかなあなどと思いました早朝でしたファイヤー!!!!


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