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【日本企業vol.2】株式会社ってなに?

こんにちは、I-GLOCALメディアチームです。

前回の記事では日本企業の種類について紹介しました。今回はその中の一つである"株式会社"に焦点を当てて紹介していこうと思います。

○株式を売買する方法

一口に"株式会社"といってもその中でも「上場企業」と「非上場企業」の二種類に大別されます。上場とはその会社の株式が証券取引所で取引できるようになることを意味しています。上場企業の場合は証券取引所で株式が売買されており、証券会社が仲介人となって株式を売買します。非上場企業の場合は証券取引所では取引できないので、会社と株主が直接やりとりをして売買します。

○証券取引所について

では先ほど話に出てきた"証券取引所"とはどこにあるのでしょうか。

日本では東京・名古屋・札幌・福岡の四箇所に取引所があります。名古屋・札幌・福岡の取引所はその地域にある企業の株式を扱っている場合が多いようです。

しかし東京証券取引所はやはり東京にあるだけあって世界で3番目に時価総額が大きく、上場企業数も2015年時点で世界4位だそうです。

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出典:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/worldcaprank/

またそれぞれの取引所の中でも一部・二部など対象企業によっていくつかに市場が分けられています。東証の場合は一部・二部・マザーズ・JASDAQの4つに区分されていて、それぞれ上場するための条件が異なっています。(2022年2月現在)
一般的に一部が大企業向き、マザーズはベンチャー企業向きとなっています。よく「東証一部上場企業」と耳にしますが、これは「東京証券取引所の一部に上場」しているという意味です。

子供の頃、「一部上場」が「全体のうちの一部だけに上場している」という意味だと勘違いしていたのはきっと私だけではないはずです。なぜこんな勘違いをさせてまで一部上場をアピールしているかというと、上場するためにはたくさんの厳しい規定があり、それを満たしている=安定した企業である、ということを意味しているからです。(次回紹介します)

○上場区分について

いきなりですが先ほど紹介した東証での四つの上場区分は2022年4月4日から「プライム市場」「スタンダード市場」「グロース市場」の三つへと変更されます。2ヶ月後には上の文章が時代遅れということになってしまいますね。

プライム市場はグローバルな投資家との建設的な対話を中心とした企業向け、スタンダード市場は十分な流動性とガバナンス水準を備えた企業向け、グロース市場は高い成長可能性を有する企業向けとなっています。

つまり東証一部上場とは言わずに東証〇〇市場上場と言うようになるわけですね、私のように勘違いする子供達はいなくなるようです。

ちなみにこれは完全に余談なんですが、私は小学生の時に学校行事で東証を見学しに行ったことがあります。よくテレビで見る、数字がぐるぐる電光掲示板を回っている様子を目の当たりにしたわけですが、果たしてこの表示には意味があるのだろうかと子供心に思いました。あの大量の数字を見てどこの株を買おうって決めてる人恐らくですがいないですよね、、、

今回は「株式の売買方法」と「証券取引所」について紹介しました!
次の記事では「上場する条件」「上場企業と非上場企業の違い」について紹介する予定なのでそちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです。

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