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1目勝ちダイエット

1ヶ月前、体重が84.2キロあった。

僕は身長185センチほどで、その標準体重は75.3キロ。
自分でも少しずつ太ってきたのは分かっていたのだが、「まだ大丈夫、まだ大丈夫。」と目を背けていた。

しかし写真に写る自分はやけに丸くなってきた。着ている服も小さくなったかもしれない。
このままではいかんということで、9月16日からダイエットを決意した。
 
 
新しいことを始める時は、囲碁の経験を当てはめてみる。

まず意識したのは、ダイエットにおける「勝ち」とは何なのか考えることだった。僕はダイエット初心者だから、そのルールをまず考えようと思ったのだ。

すぐに思いついたのは、目標体重の75.3キロになれれば勝ちというルールだった。しかし目標体重は棋力(囲碁の実力)みたいなもので、ゲームの勝ちとは別だ。

最終的に、囲碁の1局にあたるのは、僕が過ごす1日だと考え、1日のカロリーが「消費>摂取」になれば勝ちということにした。

消費が多ければ痩せるのは当たり前だが、こうして言葉にするのはとても大切だ。


また摂取カロリーを無理には減らさないことも決めた。

囲碁では作った陣地の大きさが、相手よりも1目(1ポイント)でも多ければ勝ちなので、「消費が摂取に1目勝ちすればいい」と思うことにした。

妥協するところは妥協して、時には相手に陣地を渡しても良い。
とにかく最後に1目多ければいいのだ。
 
 
そうシンプルに思えたことで、自分が意識すべきことを絞れるようになった。無理しない範囲で「消費>摂取」で勝つ。これだけである。

勝利を掴むために、食事の改善や定期的な運動といった定石を使う。たまには「〇〇ダイエット」のような手筋を打つのもいいかもしれない。

そうして1ヶ月を過ごした結果、ここ3日間の平均体重は80.5キロになった。約4キロ減だ。

1目勝ちなので無理している感覚はまったくなく、さらに「今日も勝った」と思って1日を終えられることが心地よい。

ここからまた勢いをつけたいところだが、あくまで「1目勝ちダイエット」にこだわって続けていきたいと思う。

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