”夢中”な行政マンを!
「夢中は、頑張るに勝つ」という言葉を聞いたことありますか?
人類初の有人動力飛行はライト兄弟ですよね。小学校のときに、偉人伝記シリーズのマンガで読んだ記憶があります。
でも最近知ったんですが、全く同じ時期に、アメリカ陸軍が軍の威信をかけて、膨大な予算を投じ、スタンフォード大学の頭脳明晰な人材を集めて、人類初の有人動力飛行にチャレンジしていたそうです。
ライト兄弟は、大学にも行っていない、自転車屋を営む、名もなき兄弟。投入したリソースは、ヒトもモノもカネも陸軍が圧倒していたのに、結果はご存知のとおり。「夢中が頑張るに勝つ」典型例の一つです。
音楽も演劇も映画もお笑いも漫画もアニメも、いわゆるエンタメと言われる領域って、すごく厳しい競争なんだろうなと思いますが、その競争の裏返しと言うのか、クオリティも超ステキですよね。そして、さらにその奥には「好き」とか「夢中」がベースにあるんだと思います。
かたや、私も含む「行政」や「地方行政」ってどうなんでしょう?競争や夢中があるのだろうか?「頑張る」一辺倒なのではないだろうか?誰にも怒られない、超無難な「がんばる」に偏りすぎてはないでしょうか。
行政のパフォーマンスを上げるのは、ビッグデータの分析、DX/ダイバーシティ/SDGs /構造改革などの推進だけでなく、「夢中を」・「夢中な職員」を推進力の一つとしてワンチャン賭けてみるという戦略と胆力にもちょっと可能性はあるかもしれません。
職員が少し勇気を出して「夢中」になってみること、そして、職場や上司、組織がそんな「夢中」をvaluableなものとして認め、引き出す環境を意識すること。
夢中になれなくても、「大変だ」「難しい」という言葉を「面白い」に変えてみる。マインドは変えなくても、言葉だけでも変えてみる。最近読んだ本に書いてありました。
「面白いと言ってしまえば、もう面白い」
と、この本には書いてありました。
どうせやるなら、「面倒くさいな」「やりたくないな」ではなく、「面白そうだな」と内面では思っていなくても、言葉で口に出してみる。そうして、自分で自分を、ある種、洗脳しながら面白がっていく。
自分の業務の全てが面白く、夢中になることは難しくても、どれか一つでも、面白がり、夢中になることができたら、こんなステキなことはありません。
そして、自分だけでなく、周囲の職員へも「それ、めちゃくちゃ面白そうだね」と言って、「面白がる→夢中」への道をちょっと促してみる。そんな輪が少しつずでも拡がっていったら、役所もまだチャンスあるかもです。
全職員が「夢中」になる必要はありませんが、100頑張ってるうちの、1でも2でも「夢中」に振り分けてみる。
自分の全業務が「夢中」になる必要はありませんが、いくつかでも面白がってみる。
同僚や上司にも「大変そうだね」ではなく「面白そうですね」と言葉を換えてアプローチしてみる。
金銭的メリットや、仕事の内容的に「好き」や「夢中」が起きにくい、(地方)行政だからこそ、意識的に「夢中」を生み育てていくことが大事なんじゃないでしょうか。
そんなことを、四合瓶のうち三合ほど飲んでしまいながら、Netflixで星野源さんのLIVE映像を観つつ、つらつらと思ってしまいましたw
多分、同じような話で、今回のより詳しく書いた記事を既に書いていると思いますが、時間をあけて、繰り返し思うんだから、俺的にはきっと大事なことなんだろう。
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