0220.余り
その日の自分を上手く使いきれていないと
夜正しい時間に眠気がやってこない。
昔は家に着くなり玄関で寝ていたこともあったのになあ。やりたい事をやっていて、あそこまでくたくたになれるのは、とても幸せだったと思う。
今はどうも、私が、余っている。
最近はからだではなく頭を動かすことばかりで、脳を休めたいけど身体は元気なので眠れない。眠れないからと言って作業を続けられるかというとそういうわけではないのでベッドには入るのだけど、アドレナリンが出ているのかなんなのかわからないけれど、考えごとがじわじわ現れては連なってつららをつくる。すごく長いつららだ。
どこかでポキッと折れるか、根元からサクッと床に刺さるかするころようやく眠れる。
また今夜も、ベッドで目を閉じて自分の心臓の音を聞くだけの時間を過ごす。世界のどこかにきっと同じ時間を過ごしている人がいるだろうと想像しながら。
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