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伊賀プロレス通信 note版

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伊賀プロレス通信のnote版、普段のHPの更新と違って思ったことを書きます
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2024年6月の記事一覧

どん底から這い上がるのもプロレス

レッスルユニバースでNOAH大阪第二大会を視聴したが、驚いたのは前回の大阪第二大会より観客が入っていたことだった。メインは稲村愛輝ことYOICHIの凱旋マッチ、それだけYOICHIにかける期待が大きいことを現わしていたと思う。 試合もYOICHI版ツアー・オブ・ジ・アイランドこと払暁(夜明け、暁の意味)でクリストバルから3カウントを奪い勝利、試合後も7・13日本武道館のメインで対戦する清宮海斗を挑発、ファンからも大きな声援が起きた。 なぜYOICHIにかかる期待が大きいの

ゴジラ-1.0レベルの破壊者、GLEATへ

中嶋勝彦がGLEAT7月1日TDCホール大会に参戦することが正式発表された。 中嶋は全日本プロレス3月30日、大田区総合体育館で安齋勇馬に敗れ三冠ヘビー級王座から転落してからは、消息不明状態となって、闘魂スタイル騒動もあって業界からいわば”干された”状態だった。 東スポの記事の内容を見る限りでは、中嶋は潮崎豪とAXIZを再結成しても、NOAHは清宮海斗を中心になっていくと見越して退団し、最初からGLEATへの移籍を狙っていたが、”白覆面の黒幕”の誘いで全日本プロレスでワン

スターダム代々木大会で起きた二つのバットエンドの意味

スターダム、代々木大会で行われたクイーンズクエストvs大江戸隊によるイリミネーションマッチは、大江戸隊がクイーンズクエストを破って、ルールに則り、最後にフォール負けを喫した上谷を除く4人のメンバーがクイーンズクエストから追放となって、クイーンズクエストは上谷一人となってしまった。 決戦にあたっては、上谷が桃にクイーンズクエストへ帰って欲しいとアプローチをかけ、桃も刀羅ナツコとの連係が同士討ちになるなど、怪しげな雰囲気になっていた。 終盤でバットでナツコを殴打した桃が一旦ク

エメラルドグリーンに戻る時

6月19日 TEAM NOAH主催興行「LIMIT BREAK.3 GO! 〜潮崎豪デビュー20周年記念大会~」が後楽園ホールで開催され、主役である潮崎は秋山準と組んで、丸藤正道&杉浦貴の現役GHCタッグ王者”戦友”コンビと対戦、潮崎は1月の拳王戦で敗れてから封印していたエメラルドグリーンのコスチュームで登場、エメラルドグリーンのコスチュームはI am NOAHの象徴、封印してから黒タイツで通してきた潮崎だったが、改めて今の潮崎はエメラルドグリーンが相応しいレスラーになってい

ビックバン・ベイダー

2017年4月22日 ドラディションエディオンアリーナ大阪第二競技場大会を観戦した。 なぜ観戦したのかというと、ビックバン・ベイダーが参戦することが発表されたからだった。 自分にとってベイダーは想い出深いレスラーの一人、新日本プロレスやUWFインター、全日本プロレス、NOAHに参戦してトップ外国人レスラーとして活躍、WWEやWCWでもトップ選手として活躍していた。 だがここ数年は体調も芳しくなく、余命宣告を受けたという報道もされたことから、ベイダーの姿をこれが最後かもし

NOAHは新たなるステージへ

6月16日のNOAH横浜BUNTAIは様々な出来事が多かった。 まず注目だったNOAH、WWEによる重大発表は7月13日、日本武道館でAJスタイルズが参戦、丸藤正道と対戦する。自分はNOAHにも一度参戦していた中邑真輔が参戦して佐々木憂流迦と対戦すると呼んでいた。しかし日本でもお馴染みのAJスタイルズとは意外な人選、また丸藤との対戦とは驚いたとしか言いようがなかった。 なぜAJスタイルズの相手に丸藤なのかと、武田取締役によると「WWEユニバース(ファン)はWWEの世界観を

ラストチャンスというキャッチボール

「いつも GLEAT を応援していただきまして、心より感謝御礼申し上げます。 河上隆一選手につきましては、2024.6.9(日)GLEAT 名古屋国際会議場大会にて、試合後リングで私を爆破するといった暴挙を敢行しました。結果、社会的制裁を受けるべきと結論づけ、2024.7.1(月)GLEAT TDC ホール大会を最後にGLEAT 所属選手契約の解除をいたします。 ファンの皆様には苦渋の決断となりますことをご理解ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。 引き続き、GLEAT を

三沢光晴を忘れない

2009年6月13日、三沢光晴が亡くなって、もう15年が経過しようとしている。 自分もこれまでプロレスヒストリアを含めて三沢が亡くなった日を何度も振り返っているが。改めて振り返ると、一報を知ったのは「プロレス格闘後DX」での試合速報で、一時心肺停止という言葉が出た。 自分はこの時も、三沢はどんなに苦境に立たされても、必ず立ち上がってくると信じていたが、一抹の不安があったのも事実だった。亡くなる1ケ月前の京都KBSホール大会、会場入りした三沢はどんなにしんどくてもファンサービ

マリーゴールドが用意したビックサプライズ

マリーゴールド6・11後楽園大会のメイン終了後にビックサプライズが発表された。 マリーゴールド7月13日 両国大会で林下詩美vsイヨ・スカイのシングル戦が実現することになった。 スターダムではワールド・オブ・スターダム王者にもなり、WWE女子王者にもなった。紫雷イオことイヨ・スカイが参戦し、林下詩美との対戦することになった ロッシー小川代表はスターダムから契約解除されたあと、WWEに接触、WWEでCOO(最高コンテンツ責任者)を務めるHHHと会談、交渉の末実現したという

¥200〜
割引あり

多忙のエル・デスペラードが見せた”ビックリ箱”

6月10日 後楽園ホールで行われた「DESPE-invitacional」は大盛況に終わった。 観客も1506人札止め、各団体が集客で一苦労するなか、どんなカードが組まれて、男色ディーノを除いて、どの選手が出るのかわからないまま、よく動員出来たと思う。 NOAHの「MANDAY MAGIC」のそうだが、何か出てくるかわからないビックリ箱、それが当たりか外れか運次第、それが気になるか気にならないか、そういう人間の心理を突いてくるものが、意外と興行としては当たるものなのかもし

飯野によってお祭りからドン底に叩き落とされたGLEAT

GLEATとDDTのコラボ興行が開催され、メインイベントの田村ハヤト&河上隆一&KAZMA SAKAMOTOvs樋口和貞&飯野雄貴&納谷幸男の6人タッグ戦で、飯野がG-REX王者である田村ハヤトをスピアーの連発で3カウントを奪うという殊勲をやってのけた 昨日はコラボ興行とあって、両団体による混成タッグが主なマッチメークで対抗戦という試合は2試合だったが、SBK&TAKUMAvsTO-y&須見一馬は、SBK&TAKUMAはGLEATの所属でないことから、純粋な所属選手同士の対

ブレイキングダウンとプロレス

こういう記事を目にした。 ブレイキングダウンの記事なら自分は全く興味がないから気にはしないのだが、 そうなると、最も割を食いそうなのがプロレスだ。前座試合でも5分以内で終わるのは稀で、タイトルマッチともなれば「時間無制限1本勝負」や「60分1本勝負」で白熱した長期戦が繰り広げられることもザラだ。 そうした中、米国のプロレス団体「WWE」はSNSに特化した新たなブランド『WWE Speed』を設立。試合時間は3分もしくは5分。入場シーンはなく、試合はXのタイムライン上で完結

乱入や介入の阻止って何?

新日本プロレスの社長を就任して半年が経過した棚橋弘至が会見を開き、マニュフェストを発表した。 1・若手の抜てきと新人の発掘、2・ベルトの価値向上、3・乱入や介入の阻止、4・新日本本隊の強化、5・スターダムとの関係強化、6・米国AEWとの関係強化、7・チケットの価格帯見直しや券種多様化の検討、8・NJPW WORLDの改善、9・個人情報管理の強化、10・協賛営業の強化 が挙げられたが、その中3である“反則・介入の阻止”に関して賛否が出ている。 棚橋社長は、「最近、リング上

プロレスの歴史が変わった瞬間

こういうXの投稿を見た プロレスの歴史が変わった瞬間と思った試合、自分も長年プロレスファンをやって、そういった試合を見てみたが、その中で5つをあげるとすれば ①アントニオ猪木vsハルク・ホーガン(1983年6月2日 蔵前国技館) ②天龍源一郎 スタン・ハンセンvsジャイアント馬場 ラッシャー木村(1989年11月29日 札幌中島体育センター) ③三沢光晴vsジャンボ鶴田(1990年6月8日 日本武道館) ④棚橋弘至vs後藤洋央紀(新日本プロレス 11月11日 両国国技館)